19話「夢」
あらすじ
今日は、爽子とあやねが千鶴の家で一晩過ごす、初めてのお泊りの日。準備を整えて学校に行った爽子は、笑顔で千鶴に駆け寄る。その千鶴に、龍がいきなり、明日とあさって絶対家に来ないよう告げた。爽子とあやねを連れて家に帰った千鶴は、ワケが分からず怒りまくる。あさって誕生日を迎える龍のために千鶴は、プレゼントを買っていたため余計に腹が立ったのだった。あやねのアドバイスで、誕生日プレゼントを今日渡そう、と龍の家へ向かった。
龍の部屋には、風早やジョーらも来ており、千鶴らも加わって大にぎわい。龍と2人になった千鶴は、家に来ないようにと言った理由を明かすよう、つめ寄った。
その時、千鶴が待ち焦がれていた徹が、札幌から戻って来た。徹は、予定を1日早く繰り上げて帰宅したのだ。大好きな徹と会えたことで舞い上がる千鶴。寝巻きにジーパン姿だった千鶴は、徹にミニスカート姿を見せられず、教えてくれなかった龍を責める。しかし、そこに徹の婚約者だという、片山はるかが入ってきたことから、千鶴の気持ちは一変した。
千鶴は呆然としながらも、徹に促されてはるかに自己紹介をした。龍はもちろん、千鶴の想いを知る爽子、あやね、風早も、凍りつく。風早は、押し黙る龍を見ておひらきを宣言。何も知らない徹は、帰って行く千鶴らを笑顔で見送った。
風早は、途中まで送ってくれた龍の胸の内を察し、落ち込まないよう慰める。一方、千鶴の部屋に戻った爽子とあやねは、掛ける言葉が見つからず、ひたすらトランプの相手をする。恋愛経験の豊富なあやねも、もっといい人が他にいる、と言うのが精一杯だった。
翌朝、爽子は、千鶴があれほど楽しみにしていたミニスカートを選ばず、ジーパンを選んだ姿を見てしまった。あのミニスカートは、クローゼットに掛けたまま・・・。千鶴を、慰めることも励ますことも出来なかった爽子。家に帰る途中、自分の不甲斐なさを思い知った爽子の目から、涙がこぼれ落ちた。
簡易感想
爽子とあやねが千鶴の家で一晩過ごす、初めてのお泊りの日。
準備を整えて学校に行った爽子は、笑顔で千鶴に駆け寄る。
「明日、明後日は絶対うち来るなよ」
と千鶴にくぎを刺す龍。
龍を怒らせた記憶は?
先日プレゼントが見つかりそうになって突き飛ばした位。
「明後日は龍の誕生日なのに・・・」
そこで今日は行くなと言われてないからと、プレゼントを持って龍の家に行く事に。
ちづちゃんの片思いの相手である真田君のお兄ちゃんが婚約者を連れて帰ってきた。
結局あやねのナイスアドバイスで龍の家を訪れますが、ジョーの失恋慰め会最中で風早ら男子組も来ていて。
いきなり龍の家でジョーと一緒の慰め会を開催
千鶴大丈夫なのか?
恐る恐る尋ねるあやね。
「おめでとうも言えてない」
そう涙も見せずに笑う千鶴を見て、どう接していいかわからない爽子とあやね。
なんでもなさそうに繕うけど・・・夜明けにひとりでタンスの中にあるミニスカを穿こうとしていた千鶴を見てしまった爽子。
千鶴は眠れなかったのではないのか?
それに気付いた爽子だったが・・・。
帰り道、あやねととぼとぼ歩きながら落ち込む。
何も言えなかったと涙を流す爽子。
あやねも何も出来なかったと、ふたりして凹みまくり。
一方、千鶴は改めて挨拶に龍の家に向かうのだが・・・笑いが絶えない家に、自分のような部外者が入っていいものか迷ってしまう。
いくら龍や徹と兄弟のように育ったとしても、千鶴はこの家の子ではない。
彼女でもないのだ。
子供のころ、ずっと虫を捕まえては、徹に見せていた千鶴。
いつもその傍には彼女がいたけれど、長くは続かなかった。
だから・・・。
「あたしの夢はいつも、『徹のお嫁さん』だった。
あたしの夢を叶えるのは、あたしじゃないんだな------------」
そして、千鶴は龍の家に入る事も出来ず、去っていくのだった・・・。