Kis-My-父さん 二階堂高嗣裏応援blog

Kis-My-父さん 二階堂高嗣裏応援blog

Kis-My-母さんと言うブログをやっています。
こちらはスピンオフ的な裏ブログです。
本家(Kis-My-母さん) で書けないことやアメ限記事中心でゆったりやってます。

Kis-My-母さんの裏ブログです。
本家はメッセージ機能が停止しておりますので、何かありましたらこちらのメッセからどうぞ。

基本は、Kis-My-母さんの方ですので、こちらの父さんはゆっくり、まったりと妄想しながら更新します。(笑)

どうぞ宜しくお願い致します。

Amebaでブログを始めよう!




ねぇ、先生。


最後の入試が過ぎ、卒業式が終わったら本当にさよならだね。

試験が終われば、もう卒業式の予行の日まで、ずーーっとお休みになる。

もちろんあたしはそんなノスタルジーに浸っている暇はない。

これからが最後の追い込みだし、人生がかかっている。

何のために長い間、優等生をやってきたのか。

でもこの教室で先生のそのハスキーな声を、可愛らしいしゃべり方を天使のような笑顔を見れなくなるのはとても辛い。



ホームルームが終わってみんな帰っ行った。

推薦や専門学校で進路が決まっている人たちは解放された喜びに足取りも軽やかだった。

「マイコ、がんばって!」と声をかけてくれる人もいたけど、はっきり言って受験はそんなに心配していない。

普通に勉強してサボらなければ、たぶん大丈夫。

こういうところがかわいくないんだろうね。

でも本当の事。

先生とこれからもつながっているにはどうしたらいいのか。あたしにとってそれが最大の問題だった。



昨日までは・・・・・




ベターーーーーっと両手を伸ばして、机に頬をつけて目をつむっていた。

所詮、子憎たらしい生意気な生徒の一人。

卒業すれば、過去の生徒。

そして、何の興味も持たれない生徒。

「あーーーー、身代わりにマメシバでも飼おうかなぁ。」

ニカって名前を付けて愛でようか。

それも今では辛いだけか・・・・・

もうこんな風に考える自分にビックリしてる。

あたしも案外普通の女子高生だったのかもしれない。

実はあたしはちょっと自信があったのだ。

そう、ほんの昨日までは。


 以前、あたしはいつものように、先生に憎まれ口をきいていた。

「先生ってさぁ、白黒と、薄いピンク以外は本当に似合わないよね。」

「どぉいうこと?オレ、結構ファッションリーダーって思ってんのに。」

「誰かに言われた ? 」

「特には・・・」

「バッカじゃないのぉー―。」

「お前ね、オレ先生なのよ。バカバカ言わないでよ。」

「怒ればいいのに。」クスクスとあたしはおかしくなった。

「だって、マイコ上からなんだもん。オレ、ちょっと負けてる気がする。」

やっぱり可愛い。子供みたい。

「前に Christmas に着てた、黄色いタートルは最悪だった。ホント似合ってなかった。」

「お前、ボロクソね。」

「でも、あの鮮やかな真っ青なセーターはとても似合ってたよ。」

「そう?派手だよね ?  あれ。」

「うん。でもすごく似合ってた。」

「・・・・・・。珍しい。マイコに褒められたよ。」

先生は後ろを向いてちょっと顔を赤らめていた。

それから、先生は週に 2 回はあの青いセーターを着てくるようになった。

単純な男だと思う。

でも素直で可愛いとも思う。

あたしは気を良くした。

もしかしたら、先生も・・・・

うぬぼれた恋愛偏差値 0 のあたしは恥ずかしい行動を取った。

テストの前日、放課後、つまり昨日だ。

教室の後ろの掲示板にプリントを貼りに来た先生を見つけた。

先生はあの青いセーターを着ていた。

「先生って、素直だね。」

「おーー、いたの ?   何のこと?」

「そのセーターむっちゃ着てるよね ? 」

あたしは少し前かがみになって、先生の顔を覗き込むように言った。

「そうかな?ローテーションだよ。」

先生は少し照れたように、顔をそむけた。

「マイコが言ったから ? 」

「なに?」

今思うと、あたしはいやな顔をしていたと思う。

そう、無意識だけど癖のようなもの。

ちょっと自信に満ちたようなイヤミな笑顔だったかもしれない。



「あたし、言ったよね。そのセーター似合ってるって。」




「・・・・・・・」




ちょっとなに?

この沈黙。

先生はうつむいて、真剣な目をしていた。

あたしはワクワクした。


そして、先生の言葉を待った。

先生はゆっくり顔を上げ、あたしの目を見た。

きっとあたしの顔はにやけていたに違いない。

でも、先生の目を見て、あたしは凍りついた。

あたしを睨むように、野獣みたいな目をした先生はいつものニカちゃん先生ではなかった。



「なに?!」



先生はあたしの目をロックオンしてそのまま、じわじわと近付いて来た。

そして、いきなりあたしの頭の横に両手でドンと音を立てる位の強さで壁を突いた。

本当なら、ドキッとするのかもしれないけど、その目が怖くて、あたしは背筋が寒くなった。

顔を先生の両手で挟まれた体制で先生が顔を近づけてきた。


「挫折を知らない優等生は自信があるんだね。」


その目は冷ややかで鋭い。

「オレが、お前のことを特別だと思ってるって思う ? 」

あたしは心を見透かされたようでカーーっと熱くなった。

でも顔はきっと青ざめていたと思う。

それくらい、先生は怖かった。

そして、あたしは首を左右に振った。

早くこの場を去りたかった。

あたしはなんて、おごった奴だったのか、恥ずかしくなった。

穴があったら入りたいとはこのことだ。


「ウソつけ。」


あたしはもう一回、かぶりを振った。


「オレが好きでしょ ? 」




なんなんだ?この男。
もうやめて。ごめんなさい。

本当にすみません。堪忍して。

あたしはすべての誤り文句を呪文のように唱えた。

先生とあたしは鼻先、数cmくらいしか離れてなかった。

怖いけど間近で見る先生の目は美しかった。

少し黒目がちで強い光彩を放ち、右目の涙ほくろが本当にセクシーで震えながら見とれてしまう。

早く解放されたい反面、青いセーターはその鮮やかな色を炎に変えて、冷ややかに熱くあたしをあおる。

そしてそれは突然、更に凍りついた。



「オレは興味ないから・・・」





「え?!」



そう言うと、左の口の端を少し上げて、笑ったかのように見えた。

そして、ゆっくり両手をはずすと、ひらりと体をかわし、教室を出ていった。

それは、あたしにはスローモーションで見えていた。

立ち去る時の最後に残された右手の指がきれいに反っていてまるでその先から糸でも出ているかのように美しい動きで・・・・

振りかえることもなく教室から消えた。




あたしは、その場に崩れ落ちた。

涙がすーーっと頬を流れた。

恐怖から開放された涙か、フラれた涙か自分でもわからなかった。

あたしはしばらく動けなかった。



先生はアクマだ。

普段の可愛いおどけたみんなの人気者、ニカちゃん先生は世を忍ぶ仮の姿だ。

さっきのがきっと本性だ。

みんなは知っているんだろうか ?

あの、氷のように冷たい悪魔みたいな美しい先生を。

そうね・・・

そうかもしれない。

思い通りに行かないことなんかなかった。

思い通りに行かないこと、あるんだね。

あたしは、今、人生で初めての挫折を味わっているのかもしれない。

辛いね。

嫌われていたんだね。

なのに、上からの態度のあたしはさぞかし、滑稽だっただろうな。

あたしはやっぱり子供なのだ。

周りの大人に洗脳されて自分は他の子と違う。

大人びている。

子供らしくない。

そう言われ続けて、自分もそう思っていたけど、やっぱり 7 つ年上の大人から見たら、穴だらけの子供なのだ。

でもそれは少し、嬉しくもあった。

血の通わないサイボーグみたいな言われ方をするのに慣れていたから。

あたしも失恋したら傷つく普通の女の子なのだ。

それに気付かしてくれて、ありがとう。



恋愛偏差値、10くらいにはなったかなぁ。

お勉強の方が全然簡単だね。

恋愛という科目があったらあたしはきっと赤点だらけ。

でも居残りの授業があったとしても、もう怖くて受けれないよ。




次回に続く。

 


こちらではまたまたお久しぶりです。
受験生の方にエールを送る気持ちで書きだしたお話でしたが、すっかりシーズンが終わってしまいました。(笑)
以前キスブサでニカちゃんが演じた先生がモデルです。

 
 


 

さくら幻想

 


その日、あたしは傷心だった。

  

 
陽が当たる窓際の席は1月だというのに冷たい風がさえぎられているせいか、少しポカポカと暖かいくらいだった。

 すべての回答欄を埋めて余った時間を持て余すように3階の窓から校庭を眺める。

誰もいない校庭に1匹のわんこがトコトコ歩いてきた。


「のら犬? 珍しいよね?」


でも手綱を引きづっているので、飼い主の手を振り切って逃げてきたのかもしれない。


しばらくすると、小さな女の子とお母さんが校庭に入ってきた。

母親が手綱を握り3つくらいの女の子はその手綱を欲しがって地団駄を踏んでいるように見えた。

「離しちゃったんだね。」

クスクスと微笑ましくて笑みがこぼれた。

わんこは柴犬っぽい。人懐こい黒目がちな目には見覚えがあった。

シバっぽいもんね。

声に出さない独り言をつぶやき、斜めについた頬杖を外し、教室の前を見ると、教壇に両肘をついて、傷心の原因がこっちを睨んでる。

前を見ろ! と目配せと口パクで言っているのが分かる。

担任の二階堂先生だ。

もっとも、生徒からはニカちゃん先生とかマメシバとか、まともに呼ばれてるのは聞いたことがない。

まだ睨んでいる・・・・・

相変わらず、お口をアヒルちゃんみたいに尖らせて、目つきはお世辞にも良いとは言えない。

だけど、どこか愛嬌があって、右目の下の涙ほくろがセクシーとか言っていた子がいたっけ?


セクシー・・・・・ぷっ!!思わず吹き出してしまう。


今の、オフってる先生には無縁のワードだ。


「終わってもまだやってる人いるからなーー!!静かにしてろ!」


少しだるそうに、カスカスの声で言った。

今日は一段とかすれてる。

きっとタバコの吸いすぎだ。

やめればいいのに。

教職者のくせにヘビースモーとかありえない。

あたしは先生に向って、あかんベーをして見せた。

気が付いた先生は、むっとした顔をして、思いッくそアカンベーをやり返してきた。

ありえなくない?!

子供かよ。

ふんって顔をして見回りに歩き出す横顔がしてやったり的な、右の口角を少し上げてニヤリと笑ったように見えた。

ほら。あんたはやっぱりありえなくない!?だらけのダメせんせ―なんだよ。

もっとちゃんとしてくれないから、あたしは先生として見れないんじゃない。

だいたい教員試験本当に受かったの?

悪いけど、あんまり頭よくなかったよね? きっと。

多分あたしの方が賢いよね?

テストの点だけで言うと。

コツコツコツ・・・・

先生の着ている真っ青なセーターがとても鮮やかな色で教室のどこを歩いていても色のオーラで気配が分かる。

今、あたしの席の通路の後ろに差し掛かった。

ゆっくりこちらに歩いてくる。

あたしの背中がレーダーみたいに先生の生態を察知している。

その時、頭のてっぺんに、ゴツンとこぶしが落とされた。


「マイコぉ、おまえさぁ、早く終わっても見直しとかしろよ。」


へーーー、話しかけるんだ。何にもなかったような顔して。


「見直さなくても満点だもん。」

「かわいくねーなー。」


だから嫌いなんだよね?


「さっきさぁ、先生にそっくりなマメシバが、脱走してきてたよ。」


あたしはわざと平静を装った。


「はぁぁぁ?!」


クラス中からクスクスと笑いが起こった。


「おまえほんっと、許さない!」


本当はどうでもいいくせに。


昨日の言葉を思い出しそうになった。


いや、あれはもう封印した。何もなかったことにした。



先生は時計を見て、

「はい、おわりーーーー!後ろから集めて来て。」とムッとした顔で言った。


高校生活最後の定期テストの初日は終わった。

残すところ、あと二日。

後はもう卒業式を残すのみだ。



あたしは優等生の問題児だった。


きっと多くの先生が、あたしのことを扱いづらい思っていたはずだ。

二階堂先生もきっと例外ではなく。

人をなめた態度を取っていたし、あんたたちに教わることは何もないって顔をしていて、ムカついていた先生も多いと思う。

向こうから近寄って来る先生も生徒もほとんどいなかった。

だけど、先生は違った。


「おまえおもしれーーな。」って。


「ねーー、ねーー、そんなに頭がいいのってどんな気分?」


「おまえさぁ、将来政治家にでもなるの?」


最初は頭悪いとしか思えなくて、全く相手にしなかった。

でも、視線を合わさないあたしの顔を覗き込んで、


「おもしれーーーー!」

と笑った顔がマジ天使かと思った。

見たことのない、邪心のない顔で。


あたしはあの時、生まれて初めて恋に落ちたのだ。


自分より明らかIQの低い男に。

自分でもびっくりしていた。

先生は、いかにも見た感じは体育教師っぽいのに、どこか違和感があった。

所作がエレガントなのだ。

ゴツくはないのに、肩幅が広いせいか、がっしりして見える。

でも、太くはない。

腕とかは華奢なくらいだ。

不思議なことに、なぜか一つ一つの動作が美しいのだ。

その意外性もあたしの目を引いた。


運動神経はずば抜けている。

何かの国体の選手だったと言っている子もいたけど、詳しく聞ける間柄の友達はいないから分からない。

いつだったか、授業中に、生徒に乗せられて、バク宙をしたことがあった。

きれいな弧を描いて、あの決して小さいとは言えない身体が軽く宙を舞った。


不覚にも、かっこいいとつぶやきそうになった。


もちろん声には出さなかったけど。


それなのに体はバキバキの筋肉質ではなく、どこかほわんとしている。

色が白いせいかもしれない。

すべてがどこかアンバランス。


ほわんとしているのに時々目つきが野獣のように鋭い。

目が悪いからだと前に誰かに言っているのを聞いたことがあるが、そんな感じではない。


野生の生き物が獲物を狙っている時の目のようで、ちょっと怖い。


あのアンバランスさはどこから来るのか、あたしは興味を持った。



でも、もうそれも知りえそうにもない。


次回に続く。

こんにちわ。
以前、キスブサの幼なじみの彼女に告白?だっけ?
の時に、放送前にどうなるのかなぁって勝手な妄想を書いて、
結局、ニカちゃんのスパイダーマン落ちだったって言う。
(笑)

それはそれでいいのでもう続きは書かないって言ってたんですが、
何人かの方に読みたいと言っていただき、暇な時に
ノートになぐり書きしてたのが、これです。
後半だけ書いても分かんないので、母さんの方で書いたのから
続きで書きます。

はっきり言って、大してロマンチックな要素もイヤラシイ要素も皆無ですが、
日常のニカちゃんをイメージして書いてるので、
ダメな方は回避してくださーーい。

あくまでも、お話のモデルとしての高嗣くんです。



[幼なじみ幻想]



隣のたかしくんは、2コ上の幼なじみ。

小さい時からよく一緒に遊んでて、とっても優しくて面白いの。

でも、そんなたかしくんでも、高校の時はちょっと、荒れてる時もあって、
変な髪型したり、メッシュ入れたり、
ガラの悪い子とつるんだりもしてた。

でも、みんな格好だけで、話すととってもいい人で、中にはちょっとカッコイイ人もいて、一時は好きかなぁ?って、思う人もいたけど、

たかしくんは、あいつはダメだって紹介してくれなかった。

たかしくんは、少し過保護で、あたしのことをすぐ子供扱いする。

2コしか違わない上に、あたしに言わせれば、高嗣くんの方がオコチャマで、すぐにムキになるし、小学生みたいにすぐからかったり、あたしが嫌なことをわざと言ったりする。

要するに万年小5男子の典型なのだ。
(笑)

おバカさんだし(笑)


でも、嫌な事言われて、あたしは怒ってるのに、いつも夜になるとベランダを超えて勝手に部屋にやって来て、勝手にあたしの部屋のTVでお笑い番組を見て大笑いしてる。

最初は、腹が立つんだけど、高嗣くんの笑い顔を見てるとなんだか子供みたいで、自然と一緒に横に並んで笑ってるの。

本当に不思議な人だと思う。


いつかのクリスマスは、いきなりスパイダーマンの全身スーツ着て、ケーキ持ってきたこともあった。
やっぱり、バカなの?って思ったけど、
楽しかったからいい思い出になってる。

たかしくんは小さい時からダンスをしていて、サークルとかで踊ってて、駅前の広場で夜遅くに仲間と踊ってるのを、前はよく見た。
でもその時のたかしくんは、すごく踊りが上手で、しなやかな動きは目を引くし、何人かファンもいたみたい。
いつも何人か女の子が見に来ていたから。

あれはあたしの知ってるたかしくんじゃなかった。
とてもセクシーで目つきもいつもとは違ってて、ちょっとドキドキとした。

たかしくんは運動神経が小さい時から抜群だったから、今思えば、結構モテてたのかもしれない。

でもあたしに声をかける時はいつも悪ガキのたかしくんだ。
どうせあたしは、幼なじみの妹だからね。

それでも優しいお兄ちゃんのたかしくんは、
あたしが悩んでいる時は、おいでってあたしを膝の上に乗せて、にぃにが聞いてあげるって、勝手にお兄さんぶって頭をなでたりするから、少し恥ずかしくなる。


どうせならもっとカッコイイお兄ちゃんがいいっ!!

って、ちょっと照れ隠しにキツく言うと、


少し傷ついた顔をするけど、直ぐにおどけて、
にぃにに何でも言ってごらんーーー!!
って、くすぐってきたりするから、すぐに大笑いで、嫌なこととかも吹っ飛んじゃう。

たかしくんは、人を笑顔にする天才だと思う。



でもあたしは知ってるんだ。
本当はたかしくんは、ガラスのハートの持ち主で、結構、傷ついちゃったりしてること。
バカ正直な、たかしくんは、たまに言わなくてもいいことを言ってお友達と揉めちゃったり、意見が合わなかったり………


元気なふりをするのが得意だから、うちの親なんかはたかしくんは、いつも元気で悩みがないのね。なんて言ってるけど、
本当は傷ついちゃってることもあたしは知ってるの。

そんなたかしくんは、最近少しよそよそしい。

あたしが、大学生になったくらいから部屋にも勝手に入ってこなくなったし、
ま、これは当たり前か。(笑)

でも、来なくなったらなったで、少し寂しい。

だって、たかしくんと見るバラエティ番組は解説付きで、時にはモノマネもしてくれて、すごく楽しい時間だったから。

あたしの部屋のTV、買い換えたんだよ。

前のよりもちょっと大きくなったし、ブルーレイも見れるようになったんだけどな。

たかしくんは、社会人1年生できっと忙しいんだね。
彼女も出来たのかもしれない。

別にいいんだ。
たかしくんは幼なじみで、血のつながらないお兄ちゃんだって本人も言ってたし。

でも、たかしくんのスーツ姿を見た時は、ちょっとドキッとした。

にいにのたかしくんじゃなくて、大人の男の人だった。

でも笑うと昔のたかしくんのままで、あたしは……………



今朝、たかしくんが出勤する時、たまたまベランダに出ていたあたしと目が合った。

おはよう☀と言うと、おはよう………と目を伏せた。

はにかんだたかしくんは少し可愛かった。

そのまま歩き出して、足を止めた。


3秒くらい、止まってたかしくんは、意を決したように振り返った。


ねぇーー、今日夜いる?


うん。今日はバイトない。


ふーーーん。

………………行っていい?


別に………、いいよ。


わかった。





あのさ、俺…………

いいわ、夜言うわ。


なに?
気になる。今言ってーーーー!!



バカじゃないの。
今、大きい声で言えるかって。


なにーーー?
相変わらず、朝は声ガッサガッサで聞こえない!!


おまえ、バカじゃないのーーーーーーー!!


たかしくんにだけはバカって言われたくない!!


ちっ!て顔をして、スタスタ歩いていく。



何なのよ。あらたまって。


しばらくほぼ、無視だったくせに。

今日はM1だっけ?!

違うな、明後日だわ。

なんなんだろ?




ま、いいか。

部屋片付けよーーー!!
たかしくん、大きくなったテレビ見るの初めてだし。

学校終わったらすぐ帰ってこよーーー。


今日は午前の講義だけだったから14:00には家に帰って来た。

何故か朝からソワソワしてて、友達からランチに誘われたけど、行く気にならなくて。

家に帰るとお母さんもいないし、仕方なくテーブルにあったカップ麺を食べて
とりあえず空腹を満たした。

お腹がいっぱいになったらきっと、この落ち着かないソワソワが解消できると思ったから。

でも、味もイマイチぼんやりしていて、いつもは美味しいと思うのに、なんだかどうでも良くて半分残して、シンクに捨てた。

たかしくんに知られたらなんか言われそう。
たかしくんは小食で、しかもすぐに食べてるものに飽きるので、必ずと言っていいほど残すのに、あたしが残すとバチが当たるよ。とかちゃんと食べてって言う。
そして自分の残したものは食べる?って聞く。
その笑顔は子供みたいで、いらないって言えなくて、つい、うん。って言って、いつも無理してでも食べてしまう。

小さい時から、笑うと柿の種みたいに細くなる目や、邪気のない天使みたいな笑顔にあたしは超弱い。

そしていつも騙される。

今でこそ、少しは大人になったけど。

たかしくんは普段はボーーーーっとしてるし、ボソボソ低い声で覇気がないのに
何かのキッカケで悪ガキスイッチが入ると本当に手に負えなくなる。

食べてるラーメンにゴキブリのおもちゃ放り込まれたり、
カバンの中に粉々のポテトチップ入れられたこともある。

本当に最悪だった。

何度、ふざけんなっ!!と思ったことか。

でも、あまりにもエスカレートしてあたしが泣いてしまったりすると、
とたんに、ごめんね。ごめんね。ってすごく困った顔をして、ベタベタしてくる。

前にそれを見ていた、たかしくんのママに女の子をベタベタ触るもんじゃありませんって怒られてた。
そしたら、マイコは女の子だけど妹だからいいんだよって。

なんだか悲しくなってきて、余計に泣いてしまって。

そしたら、おばさんに責任取れって怒られてた。

なんの責任だよっ!
そんなのどうやってとるんだよーー!!
って親子ゲンカが始まって、

おばさんったら、

そんなの簡単よぉ。
マイコちゃんをお嫁にもらったらいいのよ。
お姉ちゃんお嫁に行っちゃったし、お母さん、マイコちゃんが娘になってくれたら嬉しいもん。

あたしは嬉しかった。
おばさんは大好きだったし、冗談でもそう言ってくれたことが嬉しかった。

そしたら、たかしくんは真っ赤な顔をして、

バッカじゃないのぉ。
頭おかしいんじゃないの?
ホンっと訳わかんねぇーー!!

って、部屋に駆け込んでった。


バカ息子。照れてんの(笑)

おばさんはニコニコして、

マイコちゃんごめんね。
あの子いつまでもガキで。
あのバカ、何かしたらいつでもあたしに言うのよ。

たかしくんは照れてたのかなぁ。
怒って困ってるようにも見えたよ。

いつも、妹、妹って言うから、たかしくんはあたしの事はそういう認識かと思っていたけど。

あの頃からかなぁ、少しずつ距離ができて、あたしの部屋にも遊びに来なくなった。

ベランダ越しに見える明かりは、そこにたかしくんがいるって思うとあたしのさみしい心も少し癒してくれたけど。

前みたいにマイコーーーって、
ものを投げてくることもなくなってあたしは寂しかった。

たかしくんの部屋のベランダを見つめても、あの邪気のない笑顔がのぞくことはなくなっていた。



だから、今日、会社に向かうたかしくんの背中をベランダから見送りながら、
本当は、こっち向け!こっち向け!って、念を送っていた。

1人で大人になったような顔して、すましてるけど、絶対に人間の本質なんて変わらないはず。
あんなにやんちゃだったたかしくんがそうそう落ち着くわけがない。

絶対化けの皮剥がしてやる!!
なんてちょっとイキまいていたのに。

本当にたかしくんがこっちを向いた時は、ビックリして心臓が止まるかと思った。

目をしかめて、少しいぶかしげに振り返ったたかしくんは、やっぱりゴキブリ投げつけて来たたかしくんより数段大人びていて、あたしの知らない男の人だった。

昔は食が細いせいか、無駄に広い肩幅につり合わない細い体が、飢えた少年みたいでギラギラして見えたけど、スーツを着たたかしくんは、広い肩幅はそのままだけだけど、胸板も厚くなって顔も温厚になって、ギラギラ感はすっかり消えていた。

だけど見上げた時の眼光の強さは相変わらずで、一瞬ひるんでしまった。



今日そっち行っていい?



なんだろ?
久しぶりすぎて、緊張するんですけど。


あたしは部屋の片付けをしようと2階へ上がった。

そんなに散らかってはいないけど、たかしくんはあぁ見えて、結構綺麗好きなのだ。
ガサガサして見えるけど、実は繊細だし、面白ネタが切れると、電池切れかと思うくらい静かになって、ただテレビに集中したり、ゲームに夢中になったり。

大きくなるにつれ、意外な1面がいっぱい見えてきて、やっぱり不思議な人だなぁって。

だから、一応シーツも枕カバーも全部まっ白な綺麗なものに取替えた。

変な意味はない。

やましい下心なんてない。
だって、たかしくんはお兄ちゃんだから。


だけど・・・あのガリガリだった時代と違って、男らしくなったあの広い胸に彼女とか包まれているのかなぁって思うと、ムクムクと嫉妬心が湧いてくる。

あぁ見えてたかしくんは結構モテるのだ。
高校の時、あたしの友達のさっちゃんだってカッコイイって言ってた。
紹介してって言われたけど、あの時何故か気が進まなくて、

やめときな。
結構、気難しくて、扱いずらいよ。

なんて言って邪魔してしまった。

さっちゃんごめん。


でも、後で、彼女は自力で告白してフられたってきいた。

そう言えば、あの時なんでフられたのか、理由教えてくれなかったなぁ。
さっちゃん、プライドの高い子だったからかなぁ。

さて、たかしくんが帰ってくるまで、まだ時間があるし、ひと眠りしよあかなぁ。
そういえばあたし、なんでこんなに早く帰ってきたのかなぁ……なんて考えながら眠りに落ちていた。





カツン



カツン




サッシになにか当たる音がして、目が覚めた。

あたりはすっかり暗くなっていて、あたしの部屋も真っ暗だった。

部屋の電気をつけると、向かいのベランダにたかしくんがいた。

オレンジ色の小さなBB弾を器用にあたしの部屋のサッシに当てていた。

あぶないーーーー!!

あたしはベランダに出て、口を尖らせて怒って見せた。


おまえさぁ、着替えて寝ろよ。
スカートシワだらけ。
だらしないよーーー。


あたしは思わず、スカートをパンパンと叩いて、自分の格好を見下ろした。
学校に行った時の格好のまま寝てしまっていた。

昨日あんまり寝てなくて、眠かったんだもん。


ふーーーん。悩み事?



…………………。

あたしは答えなかった。



何?何?にいにが聞いてやるよ。

なんだか楽しそうにそう言うと、たかしくんはベランダのさくを乗り越えて、うちのベランダに侵入してきた。


誰が入っていいって言ったよ。

あたしは少し意地悪そうに言った。



ダメなんか言ったことないじゃない。


腹が立つ男だ。
久しぶりのクセにまるで昨日も来てたかのような態度で、躊躇なく部屋に入ってきたかと思うと、取替えたばかりの白いベットカバーにヒラリと腰をかけた。

あーー、テレビでかくなってる。
やったーー!!

たかしくんのとちがうからね。


今日さぁ、ダウンタウンDXあるからここで見て帰ろうかな。

あたしの様子を伺うみたいに、上目遣いであたしを見て言った。

別にいいけどさぁ、なんか、用事あったんじゃないの?


たかしくんはジーーーーーっとあたしの目を見て黙ってる。

なに?



マイコ、大人になったね。



そう言うと、唇の端を少し上げて、一瞬優しい笑顔を見せた。

だってさーー、あたしもう21歳だもん。
2つしか変わらないけど。


2つの壁は大きいな。



は?!どういうこと?


マイコ、おいで。


そう言うと、たかしくんは膝をポンポンと叩いた。
いつもの、にいにの膝においでと言う合図だ。

マジですか?
あたし結構いいお年頃だし、お肉もついちゃったし、重いし…………
えーーー、マジぃ?ヤバイんですけど。

躊躇してるとたかしくんは

マイコが昔よりデブになってるのなんかお見通しだよ。

って、少し顔を赤らめて、もう一回膝をポンポンと叩いた。

これは拒否権ないなぁーーと思って、あたしは、


失礼しまーーーす!


って、ちょっとおちょけて、そおっと座った。

………………。


は?!無反応?

ちょっとなんとか言ってよ。照れるんですけど。
しかも全体重をかけてないから、不安定な膝の上。

太ももつりそうになって、立ち上がろうとしたら、たかしくんが、下から片方の足をガンって突き上げたから、私はよろけそうになった。

なにすんのよ!!

思わず声を荒らげてしまった。

たかしくんはあたしの両腕をつかんで、


お前ちゃんと座れよ。


って。


なんで怒られんのよーーー!!って口を開こうとした瞬間、


お前太り過ぎ!
デブデブデーーブ!!


なんなのぉーーーー、サイテー。
あまりのことにあっけに取られていたら、
たかしくんはあたしの両腕をつかんだ手で後ろから羽交い締めするみたいに抱きしめてきた。
あたしの背に顔を埋めて。


ちょっと………たかしくん?


勝手に女になっちゃってさ。
前はももより軽いくらいで、ガリガリで骨ばってたのに。


いやいや、ももと一緒にしないでよ。
もも、でかいし、だいいち犬だし。
あたしは、声に出せないツッコミを入れていた。


前はジーパンばっか履いてたのに、大学いくようになって、みっじかいスカートとか履いてるしさ。


おいおい、見てたのかよ。
たかしくんヤバイよ。
あたしが高校卒業したくらいからほとんどまともに会ったことないよ。
ストーカーかよ。

とりあえず黙って聞いておこう。



夜遅く、そんな格好で帰ってくるし。
駅からここまで結構危ないよ。
公園の方からは帰るなって昔、オレ言ったよね。
なのに、そっちから帰ってるし。



なんで知ってるんですか?!
確かに昔言われましたけど、遠回りなんだもん。
で?!



おじさんに迎えに来てもらえばいいのに、いつもひとりで帰ってくるし。
俺にLINEしてくれたら迎えに行ってやるのにしてこないし。


そりゃあ、そんな事言われたことありませんから。



それにさ…………


あたしは黙って聞くのに耐えかねて、

たかしくん、その言われのない説教はいつまで続くの?

思わず言ってしまった。


たかしくんは、ハッとしたみたいで、結構力強く抱きしめてた手が緩んだ。


あのさ、まずこの体制話しにくいし、なんだかヤラシイから、この手はずしてくれない?


や、やらしい…………


その途端、たかしくんの顔は真っ赤になった。
どうやらそんな意識は微塵も無かったようだ。(笑)

あたしはベットに腰掛けるたかしくんの前に膝をついて向かい合った。


にぃに…………



その呼び方、もうヤダ!!



おめぇが強要してたんじゃないのかよって心の中で突っ込んだけど、グッと我慢して、あたしは1回軽く息を吸ってはいた。


あのね、避けだしたのはたかしくんだよ。
マイコは何も変わってないよ。

バイトの帰り道とかさ、後ろつけられて怖い思いしたこともあるし、たかしくんと一緒にならないかなぁって思ったことあるよ。


ほらぁーーー、だから危ないって……


はい、黙って聞くーーーー!!
今はマイコの話なの。


はい。ごめんなさい。

たかしくんは素直なところは素直だ。こういうところは可愛くて、昔からすごい好き♥


ん?好き?好き?
うん。好きだよ。        ま、いいか。



よろしい。
話、続けます。
だけどね、たかしくん急によそよそしくなって、LINEも来なくなったし、そんなんで頼めるわけないよね?


あれは、仕事始めて忙しくなって、仕事で精一杯で余裕がなかったんだよ。


だよね?
可愛い妹のこと見捨てたんだよね?


違う…………



違うの?



うん。違う。妹も違う。



はぁ?!
その設定変えたの?変えたんなら言ってくれなきゃわかんないでしょ?
あたしだって恥ずかしいよ。
いい年して、にぃにだなんで。



おれも。



はぁぁぁ!!バカにしてんの?
ほんと、訳わかんない。いい大人のくせに。



マイコ、怒んないでよ。
オレもさ、ある時思ったわけよ。
違うなって。

それでマイコはオレにとってどんな存在かな?って、考えたけど、マイコはマイコで。妹じゃないなって。


うん。それで?



で、接し方がわかんなくなったんだよ。
でも心配だから、たまに駅で見かけたら、後から変なやつに襲われないようについて帰ったりしてた。

あんたかよ。ストーカーは。


ごめん。



たかしくんが恐い思いさせててんじゃない。
信じられない。


でさ…………


たかしくんが言いかけて止まった。

あたしは隆くんの前に体育座りをして、膝に肘をついて、たかしくんを見上げるように睨みをきかす形になっていた。

すると突然、あたしと目線を合わさずに、グダグダと話してたたかしくんが、突然あたしの肩に両手を置いて、あたしの顔をしっかり見据えて言った。


オレはマイコが好きなの。


は?


マイコはガヤが好きなんだよね?


ガヤ?誰ですか?


高校の時、カッコイイ♥
紹介してって言ったよね?


あーーー、たかしくんの友達のちょっとクールでカッコよかった藤ヶ谷くんだ。

待って?嘘でしょ?何年前の話よ。
時、止まってんの?

あたしは呆れてしまった。
まーーー、ズレてると言うか、どこか純粋と言うか、まぁ、万人には理解出来ないよね。


かっこいいとは言ったけど、それ、むーーーっちゃ前の話だよね?
あたし、忘れてたよ。


ウソだろーーー!!
じゃあ、オレは何年悩んで無駄にしたんだよーー!
もういいならもういいって言えよ。
わっかんねぇんだよ!!


もう、目が点とはこの事だ。
たかしくん大丈夫かなぁ?


じゃあ、今は好きな奴いるの?
大学とか行かれたらわかんないしさ。
マイコ結構可愛いし、毎日短いスカート履いていってるしさ。

そこ、こだわってるね(笑)

必死に訴えてるたかしくんを見ていたら、なんだか可愛くて、年上だけど、子供みたいで。
言ってること、バカだし。


その時思い出したの。

あたしは昔から、わがまま言ったり、訳分かんないこと言ってくるたかしくんのいうことを聞いてあげた時に、天使みたいな笑顔でありがとうって言うたかしくんがたまらなく可愛くて、愛おしくて。
だから何でも聞いてあげたくなったこと。

そうだった。
あたしはこの横暴で、訳分かんないけど、恐ろしく可愛くて優しい隣のお兄ちゃんが昔から大好きだったこと。


いるよ。好きな人、いるよ。


えっ?!って顔をしたかしくんを見つめながらあたしは立ち上がった。

不安げな顔をしているたかしくんを見下ろして、隆くんの頭を包み込むようにあたしの胸に抱きしめた。



あたし、バカは嫌いなの。



たかしくんはあたしを見上げてキョトンとしてる。


でもね、可愛いおバカさんは大好き♥


そう言って小鳥みたいなキスをした。


ハトが豆鉄砲食らったみたいな顔のたかしくんもなんて可愛いんだろう。

我ながら大胆なことをしてしまった。


あ"ーーーーっ!!


何なのよっ!!
大声出さないでよ!
お母さん気付いちゃうよ。


マイコ!!
お前何してくれるんだよ。

オレからしたかったのに、何勝手なことしてんだよ。
お前ふざけんなよ。
なんでキスしたの?


はぁぁぁ?!
なんでキスしてあげたのにキレられんのよ!!
信じられない。


おまえ、男を立てろよ。
そんなんじゃ嫁に行けないよ。


いいよ。たかしくんがもらってくれるんでしょ?
ストーカーの責任とってよ。


ばか…………フガッ!!

たかしくんは昔から興奮すると鼻を鳴らす。
でもさ、今鳴らさなくてもいいよね。
ほんとデリカシーに欠ける。






いいよ。





えっ?!





いいよ、お嫁にもらってあげる。
その代わりひとつだけ約束して。



なに?

あたしはドキドキした。






ミニスカートやめて。
俺の前だけにして。





はぁぁぁ?!それ?





約束してくれるの?




顔を赤くして上目遣いで確認を求めるたかしくんを見て、あたしはちょっと虐めたくなった。



それはヤダ。



ギャーギャーと騒ぐたかしくんを尻目にあたしは思った。

やっぱり、やっぱりたかしくんはあたしにしか理解出来ないと思う。
こんなに可愛くて愛しいおバカさんはそうそういないし、いざと言う時守ってくれるであろう、男らしさもちょっと変質チックだけどかっこいいと思う。

あたしのモヤモヤもどうやら消え去ったみたい。
今日からはゆっくり眠れそう。

これからの恐らく毎夜の来襲にはちょっと不安が残るけどね。



終わり