体験入園を経て年長さん11月で転園しました

前回までに園での過ごす様子を見学して、転園を決心しました。

「遊びを大切にしてくれる園」

「寄り添ってくれる園」

を探しました。この時点で10月も中旬。年長で10月って、あと6か月じゃーん!!!笑い泣き

でも探しましたよ~。

たかが半年、されど半年。就学までにいろんな体験を通して成長してほしいと思いましたのでね。

 

★転園はここしかない!!

いくつか見学して体験する中で、シュタイナー教育と森の幼稚園をしている

定員20名の認可外保育施設(仮 A幼稚園)に決めました。

丸レッド家庭的なあたたかな雰囲気

丸レッド里山を子供たちが自由に遊べるように開拓した子どもの想像性と好奇心を満たすフィールド

丸レッド自分たちの食べるものは自分たちで育てるために、畑仕事をしている

丸レッド異年齢保育(年少~年長まで同じ空間にいる)を行っている(自然と年下は年上にあこがれを持ち、年上は年下を思いやる空間が出来上がっている)

丸レッド園長先生の保育観(主体性を大切にする)に激しく同意

丸レッド先生たちが子供たちの活動を、ものすごく温かい視線で見つめていて、言葉かけも丁寧。

丸レッド子供たちが、自ら「今はこうしよう」としている。声を掛け合っている

丸レッドいろんな考えを持っている人がいること、感じ方も人それぞれなんだよということを、丁寧に大切に伝えていて、職員間もそれを実践しているので、子どもたちの間に他者を認める・理解する心が育っている

 

出来たばかりとは言え、本当に素晴らしい活動をされているので

私は一目ぼれでした。

娘も、少人数であたたかな空間が気に入ったのか

転園するなら、A幼稚園がいいといっていました。(大好きな泥遊びが、いつでもできるのが嬉しいといっていました)

 

★たくさん話し合う

転園先を決めても、行くのは娘です。年長ですから、転園するということはお友達と離れ離れになるということも理解していました。

そして、一度離れたら戻ることはできないということも、娘なりに分かっていました。

お友達と離れることを、一番気にしているようでした。

幸い転園先のA幼稚園には、短期入園というのがありました。

一か月短期入園し、よかったら入園するということに落ち着きました。

入園したての1週間は、まだ慣れなくて「いやだなぁ~」って感じでした。1度だけ、行き渋りが激しくて大変でした。

でも、この園は絶対に今までの場所より楽しいと確信していたので、励まして、連れて行きました。

園長先生も、「そうだよね、楽しそうにしててもしんどいと思うこともあるよね。今日は、好きなことをしてゆっくりしてていいよ」と声をかけてくださったり、大好きなぬいぐるみと一緒に登園することも許してくださって、本当に暖かく私たち親子に寄り添ってくれました。

 

★やっぱり行かない からの ここがいい

毎日の様子はLINEで写真と動画で送ってくれるので、夜にそれを見ながら、娘の話を聞くのがすごく楽しい時間でした。

何をしたとか、どんな様子だったのか、今までほとんど聞くことが出来なかったので。

私は、A幼稚園がいいなと思っていたのですが、娘は「やっぱり慣れたところがいい。元の園に戻る。」と

転園することに後ろ向きになっていました。

3週間がたち、短期入園も残り一週間。園長先生から「どうされますか?」と尋ねられるので、「うーん、私は通わせたいんですけど、娘はお友達と離れるのが嫌みたいで・・・」と、短期入園が終わったら、元の保育園にかえることをお伝えしました。

そんな話を終えた後、フィールドを自由に駆け回っている娘に対して

照れ「先生に、もうすぐさようならするよ~って言ったよ。残りの時間楽しめたらいいね」

もぐもぐ「え?私ここがいい!!!小学生になるまで、ここに来るんだぁ~」

もぐもぐ「前の園のお友達とは、小学校で会えるし。今のお友達もみんな大好き!先生も大好き!」

 

え???なんといいました???びっくりいつの間にかお友達がたくさんできて、寂しくなくなったらしいです。

私は嬉しかったので、そのまま園長先生に「やっぱりお世話になります照れ」と伝えました。

 

★失敗してもいいんだよ

昨年4月にできたばかりの園なので、みんな転園してきた子供たちばかり。

気持ちが通じ合いやすかったのかもしれません。

生き生きと友達とフィールドをかけまわる姿は、本当に楽しそうでした。

でもお友達だけじゃないと思うんです。

行き渋りがあったけど、ある日を境にすんなりいけるようになりました。そのある日とは・・・おやつの蒸しパンが失敗した日でした。

娘がびっくりした感じで「先生も失敗するんだよ~。でもね、すごくおいしいおやつだったのニコニコ」と語ってくれました。

栄養士さんが、蒸しパンが膨らまずしょげている姿。それに対して子供たちが「失敗は成功のもとだよ」と励ます姿。

苦手な野菜を頑張って一口食べたお友達に対して、みんなで喜んだこと。

そんなあたたかな環境が良かったのかもしれません。

 

 

とっても長文になってしまいましたが、運よく素晴らしいA幼稚園に出会えて、親子ともども毎日楽しく過ごすことが出来るようになりました。

トイレに行きたいことも言えなかった娘が、

自分の気持ちを他人に伝えたり、ルールを作るためにお友達と会議を開催したり(笑)すごい成長を見せています。

3月の卒園までいろんな体験を重ねて、自分に自信をつけて小学生になってもらえたら嬉しいです。

 

私も娘も今回の事で「つらくなったら、別の道を考えてもいいんだよ」ということ知りました。

これから、たくさんの選択を求められることでしょう。

Aの道がだめなら、Bの道、Cの道・・・といくつか選択肢をもって生きていこうと思います。

 

今回の不登園騒動で、いろいろとアドバイスをくださった

会社の上司、Twitter仲間、家族

励ましと理解、本当に感謝しています。背中を押してくれて、ありがとう。