又以前の話で申し訳ないが、前回の陳情の後、今度は別の代議士先生の事務所へ
いつものE先生と移植法案の件で陳情に行った。
今度は京都でも有名で、なみんなが知っているM議員である。
いつもテレビで見ておなじみの顔だが、机一つ挟んでお会いすると、もちろんそのままだ。
へえ、さすが颯爽として男前だ。サインでも頂きたいぐらいであったが、名刺交換をして
しみじみ名刺の名前を見る。本物だ。声もその通りで・・・・・
陳情の前に早めにE先生と会い、事務所の向かいの喫茶店で待ち時間を過ごした。
私はE先生に免疫寛容の事について聞いた。
しろくま「先生、移植外科のHPで見ましたが、免疫寛容というのはどのぐらいまで
話しが進んでいるのですか」
未だ未だ試験段階で確立は出来ていない。免疫抑制剤は飲み続けるべきですよとの
事であったが、移植患者が免疫抑制剤からもし解放されたらそれはそれで凄い事で。
本日京大移植外科のHPを見たら以下の様な記述があった。あの質問から4年後である。
「従来ヒトで免疫寛容が達成できるのは例外的という考えが一般的であったが、京都大学ではこれまでの概念をくつがえし現在49症例に免疫寛容が実現されている。
これらのなかには、たまたま移植後リンパ腫などで免疫抑制剤を中止せざるを得なかったもの、免疫抑制剤の服用を医師の指示なく患者が中止したもの、およびこれらの偶然から得た経験をもとに、拒絶反応を認めず安定した状態で計画的に免疫抑制剤を中止したものが含まれる。
しかし、免疫抑制剤を中止したところ、拒絶が起き、もとの量の免疫抑制剤を再開しなければならない例もまれではない。」
そういえば、私が入退院を繰り返している時に、30前ぐらいの一卵性双生児の男性の兄弟が
移植手術をして兄弟でレシピエント、ドナーの症例があったが、その方達は免疫抑制剤は
一切使用していいなかった。遺伝てすごい。