肝炎ウィルス治療を続け、粘れば2004年に新しいインターフェロンが発売される。
今までのINFは週に3回注射であるが、今度は週1回の注射ですむ。
即ち週3回病院へいくのが、週1回だけ病院へ行くという違いである。
仕事をしながらであるともちろん週1回の方だ。
週3回のイントロンAは熱が出たり、体がだるかったりとQOLが下がったものだ。
このペグインターフェロンα2aはロッシュ製造中外製薬発売で「ペガシス」という名前で
あるが、このペガシスは注射時の痛みもほとんどなく、何より副作用が少ない。
快適なQOLであり、リバビリンとの併用も相まって、ウィルス検査の核酸定性において
長期陰性が続いたため、2006年1月にペグ96回目の注射をもって終了。
当時の保険の限度いっぱいであった。
その後、余計に処方してもらったリバビリンを1年間毎日1Pずつ飲み続け
更に効果が保てた様である。
ペグとリバビリンは当時は普通の保険診療(3割負担)であったが、
今は公費負担がきくそうである。
それだけC型肝炎が認知された証拠である。
45ぐらいの時、兵庫医大で入院中、よく「白血病」の患者さんと知り合ったものだ。
よく話していた事だが、「白血病より肝炎の患者がずっと多いから、将来肝炎治療の
ええ薬が先にでる」等と患者同士で話をしていたものだが、やはり何でもいいから、
長生きしないと新開発の薬の恩恵にあずかる事はできず、一応C肝ウィルスが
マイナスの状況が続いている次第である。