実は移植手術後の約1年後ぐらいから、C型肝炎ウィルスの治療を始める。
「生き延びたら、新しい治療法が出てくるから」と京大の移植外科医が言った事は本当だった。
私の肝臓は元々C型肝炎ウィルスがおり、この肝臓を取り除いて他の肝臓を持ってきても、
私の血中にはたくさんのC肝ウィルスがうようよ。
C肝ウィルスは検査でちゃんと陽性となっていたので、新型の抗ウィルス剤(リバビリン・経口薬)と従来のインターフェロン(イントロンA300・注射薬)との併用療法にチャレンジする。
1週間にイントロンを3回注射。リバビリン(レベトール)もちろん毎日服用。
核酸定性と言って、ウィルスがあるのかないのかの判定が(+)になったり(-)
になったりとなかなか安定しない。
インターフォロンの副作用で発熱、食欲不振、リバビリンで血液成分の内容に変化を来す。
長期間のバトルが続く。
これでもし、ウィルスが消えたとしたら、移植肝の肝がんリスクは大幅に減少され
更なる長生き要因。そんなに長生きしてどうするの?