平成14年1月25日に一応完全退院を果たし、「そうだ、会社へ行こう」という
気分になる。即ちそれだけ回復してきた証拠である。
京大の外来の時、主治医の先生に相談したところ、いい答えが返ってきた。
「しろくまさん。病気になる以前の地位を保つ為に会社へ行くのであれば、
それはやめとって下さい。社会復帰、職場復帰の練習というつもりであれば
今の数字からみればOKです」
しろくま至急、会社幹部に連絡をとり、状況を説明し「出来る事は何でもする」
と申し出たところ「3月25日(月)からくるか」という事になった。
尚、翌日早速移植外科の外来があり、数字はビリルビンが1.6、AST106、ALT152
ALP2,224、γ-GPT1,335である。
平成14年3月25日に1年8ヶ月ぶりに元の職場へ行く。
もちろん通勤は今まで同様電車で。
電車にのるのも久しぶりであれば、見る景色も久しぶりである。
又、やっていけるだろうか。少し不安がでる。
今行ってもする仕事が無いのは明白である。
どうするのか。とにかく行けである。岡本の駅で降りて会社へ行けである。 
もちろん定期的ないろいろな外来は最初は入るが、それはお休みを頂いてと。