失われし佳き風景。 ~芦屋の歩道橋~ | THE RUINS OF KOBE.

失われし佳き風景。 ~芦屋の歩道橋~



 画像は芦屋の岩園橋の現景です。

 この阪急電車のすぐ北側、その車窓からも眺めてとれるこの交差点は芦屋の街並みの代表的な風景としてメディアでもしばしば採り上げられ、地元の人々のみならず、阪神間の方々なら一度は目にされているのではないかと思われます。

 画像の交差点脇のフードマーケット'イカリ'も'有名'です、比較的高級食材…を主体に商品を連ねている…のですが、何故か!?ごく最近迄所謂庶民…の様な方、殊、オタ…な方がイカリの紙袋を提げて街を闊歩していた風景が頻繁に、否当たり前の様に見受けられていました。

 今はアンマシ見ない様な気がしますが…

 ヨド○゙シカメラ??のんもよく見かけるかな!?
 あと携帯電話会社の小袋とかも大切に使っている人も見かけます…

 チナミに…ヨドバシ○メラの紙袋はカナリ弱いです、私も一度使いましたが、雨の日、ドヒサンな目に遭いました(-_-)…

 して、この交差点はただ採り上げた訳ではなく、本来。 あった筈のものが撤去されてしまったのです。

 歩道橋、近年利用者の著しい減少により、最早'昭和の遺物'とまだまだ耐用年数に及ばずも全国的にも淘汰の傾向が強められています。

 あるものは被災したインドネシアへ'輸出'され、流失した川の橋の代用として第二の人生を歩んでいる物もある様です。

 この交差点にあった歩道橋も、存在価値なしと判断されたのでしょうか。

 'この歩道橋から30分も眺めていれば発表されたばかりの外車の新車を必ず見かける'との'都市伝説'は、…実はこの道もこれまた西宮山手への抜け道、私もよく利用するのですが此処に佇まずともこの道を通っていれば必ず、といって良い程高級車とすれ違うという事実を踏まえると、強ち大袈裟ではないという事ができます。

 残念乍ら当時の画像は私は持ち得ませんが、その当時の風景を、私はとても大切に思っております、その理由は。



 「シーズ・レイン」 '93年発表のこの作品は、哀しくも震災前の神戸の記録的映像として、しかも生き生きと映し出してくれた何より貴重な映画なのです。

 内容に関しては、実は以前からテーマカテゴリを設けてそのままにしていたのですが、満を持して…! '神戸シリーズ'セカンドシリーズロケ地探訪と共に記事を上げていく予定です。

 その"プロローグ"と致しまして、画像は主人公'ユーイチ(染谷俊氏)'と'レイコ(小松千春さん)'が幾度となく出会い、そして別れる切ないシーンで効果的に使われる坂、です。



 イカリさんの店出入口より交差点を望む。

 ユウコ(菊地麻衣子さん)と買い物をして出てきたユーイチは、ここでレイコとパッタリ。ユウコとその場で岐れたユーイチはユウコの為に夜食(ピラフの材料とスイカ…でしたかね)を買いに行くのでした。

 ビミョーなやりとりの印象的な場面です。

 その後も何度か出てきますが、阪急もイカリさんもレフトアローンもほぼそのまま、しかし肝心の物はもうありません。



 少し西へ赴くと、その界隈もコンビニが出来たりして風景を変えてゆく中、こんな電話ボックスを見つけました。

 劇中に出てくる訳ではないですが…よく見るともう使われていないですね、欲しいです、コレ^^;

 そういった感じで現時点で私の確認し得るロケ地を訪れて記事に上げて参りますのでこのシリーズの今後にご期待頂ければ幸いです。

 では今記事は此処迄、であります。
(了)