可愛い看板。
画像は某100キンのお店の入口横に描かれていたイラストです。
アヒルの形をした子供が紐で引っ張るオモチャがモチーフなんでしょうか、やれそれ'集客だ!'と奇をてらった押し付けがましい看板より、こんなのが素朴でいいな、と思ったりします。
これで思い出したのが、かつて中国縦貫道宝塚I.C.の料金所にあった看板。
今は既に無く、当時から各ブースにあったその看板は少しずつ新しい無機質な物に替えられつつあり、無くなるなら最後の一つを欲しいなあ…と、思いつつも憚ってしまい、とうとう最後の一つも替えられてしまいました。
それはどんな看板だったか。
勿論画像はありません。
況してや只でさえ'絵心'の無い私にそれの通り、せめて似通った物を描くなど到底に無理。
…宝塚I.C.は料金所を出てすぐ、道は東西それぞれ、を目指し二手に岐れます。
それを料金所に於いて判りやすく表示するのに'挿絵'を以て表示されているのですが、それがとてもとても可愛く…
此処で私の拙さ極まる文章でしか説明できないのは大変悔しいのですが…
絵で描かれたその二手に岐れる道路を、トラックに見立てた'ラクダ'達が走っているのですが、画像のアヒルと同じく'足'の部分がタイヤになっていて…微かに後塵をたて、先を目指して彼等は進んでいるのです。
極めつけ、そのラクダの'目'が円らに描かれ生き生きとそして健気に行く先を目指していて、とても素朴でホッコリとした雰囲気を醸し出していたのです。
私はその絵を描いた人の気持ちを推してしまい、思わず…今思い出しても目頭が…
高速道路の料金所に似付かわしからぬ'優しさ'に満ち溢れた'演出'にこれまた甚く感涙してしまった私…
今となっては私と、若しくは当時同じ場所で同じ看板を見て同じ事を感じた人の心の中にヒッソリと、しかし確かに、恒久に佇んでくれるのみでしょう。
こんな世知辛い世間に、'お心配り'が秘かに咲かせて和ませてくれた、儚くも美しい'お花'に例うべき看板の話をさせて頂きました。
(了)