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ruines

廃墟で紡ぐ、本当の想い…。

あたしが死んだら、悲しんでくれる人が1人でも居るから、あたしは死ねない。



あたしが死んだら、涙を流す程じゃなくても、ショックを受けてくれる人が1人でも居るなら、あたしは死ねない。





全てを投げ出して、生きる事を放棄してしまえば、どれだけ楽だろうか。




でも、それさえも許されない。





残す方と残される方、辛いのはどっち?





残す方だって、不本意なら辛いよね。

でも、あたしは残される方が辛いと思うよ。




現に、残されている状況だから。




でも、残していく方だって、きっと苦しんでるんだよね。


そうじゃないなら、あたしだってそうしたい。





周りの事なんか考えずに、全てを放棄して、無の世界へ還りたい。






でも、それはできない。




あたしが頑張らなきゃ、いけないから。

壊れるまで、頑張らなきゃいけないんだ。




いっそ、今此処で崩壊してしまった方が、楽になれるかもしれないけれど…。

頑張らなきゃと思う程、現実は重たくのしかかる。


いつまで頑張れば良い?


報われぬ現実に、何度涙を流せば良い?



あたしの願いは何一つ叶わぬまま。


このまま生きていても、人生が楽しくなるのか解らない。





こんな世の中で、こんな人生なら、要らないよ。



未来は大きく変わるの?
変わらないなら、生きていたくないよ。





それでも自ら命を絶てないのは、まだ見ぬ未来に、まだ夢を見てるから。

いつだって、気が付けば過去が遠くなっている。




父が倒れて、早3週間。



倒れた原因は、心臓の血管が痙攣して詰まってしまうというもの。

朝方、玄関先で倒れ、パニックに陥りながらもあたし達家族は救急車を呼んだ。



でも、救急車が到着した頃、父の心臓は停止状態にあった。



倒れて動かなくなってしまった父を見て、心臓マッサージをしなきゃと、あたしは思った。

でも、頭の片隅で、頭を打っている場合は絶対に動かさない、という事が動きを制止させた。


うつ伏せに倒れた父。

口から滲む血。

それを見て、頭を打ったのかもしれないと思った自分を、あたしは殴りたい。

殴って蹴飛ばして、罵倒したい。


そうしたところで無意味なのは解っているけれど。





そして、搬送先の医師は、こう言った。



心臓と呼吸は、また自力で成せるまでに回復しました。

ただ、救急隊が到着した時点で心臓が止まっていたので、脳にはかなりのダメージがありそうです。

詳しくは経過を見ないと解りませんが、今の段階では、意識が回復する見込みは、ほとんど0に近いでしょう。




絶望的と言われたんだ。




あたしが、頭を打っているかもしれないなんて仮定をかなぐり捨てて、心臓マッサージをしていれば、こんな事にはならなかったかもしれないのに。





自分を責めて、責めて、泣き続けたよ。




でも、それじゃ何も解決しない。

だから、頑張ろうと決めた。




絶対に還ってくると、信じて。







それにね、今日、笑ったんだよ。

一日一日と、ちょっとずつ、回復しているんだよ。



それでも、意識は戻らないと言うの?




話しかけるとあたしの顔を見てくれるのに?

千羽鶴を皆で折ったんだよと言ったら、視線を巡らせてくれたのに?


あたし達の言葉は、きっと通じてる。きっと届いてる。




だから諦めない。





大丈夫と信じて、あたしは立ち続ける。

例えこの足が折れても、前を見据えて歩き続けるよ。





そう、決めたから。

長いような短いような人生の中で、


いっぱいある、




辛い事、


悲しい事、


楽しい事、


嬉しい事、





それを素直に綴れたら良いなと思います。