ITmedia「iOSとAndroid向けゲーム、ニンテンドーDSの覇権を脅かす―米Flurry調査」
「米携帯ゲーム市場では、iOSおよびAndroidがニンテンドーDSのシェアを大きく侵食していることが、米調査会社Flurryが4月15日(現地時間)に発表した調査報告で明らかになった。

 Flurryが独自に分析した調査結果によると、米AppleのiOSを搭載するiPhoneおよびiPadと、米GoogleのAndroid搭載端末向けのゲームの2010年の売上高は、米携帯ゲーム市場の34%を占めた。同市場では任天堂のニンテンドーDSが圧倒的な首位に立っているが、2009年の70%から2010年には57%へとシェアを大きく落としている。ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション・ポータブルも2009年の11%から9%にシェアを落とした。携帯ゲームの総売上高は2009年の27億ドルから24億ドルに減少した。これは、比較的低価格なゲームが多いiOSおよびAndroidの台頭によるものとFlurryは指摘する」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/18/news020.html


音楽プレイヤーと携帯の境界線がなくなったのもつい数年前だが、
ゲーム機との境界線も薄くなってきているのかと実感させられる記事。


4月20日読売新聞「世界遺産・合掌集落で屋根ふき替え…白川村」

「世界遺産の合掌集落で知られる岐阜県白川村荻町の明善寺で、本堂の屋根のふき替え作業が行われている。
全国有数の豪雪地帯として知られる同村は、雪解けを待ってカヤのふき替え作業が始まる。かつて、作業は村人総出で行われていたが、人口の減少に伴い、ほとんどの世帯が村内の業者に委託するようになったという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110418-OYT1T00919.htm


私も昨年末に白川郷を訪れたのだが、世界遺産に登録されていることを忘れるほど、あまりにこじんまりとつつましい集落なのに驚いた。前後を山と谷に囲まれ、

飛騨地方の白川郷と五箇山にある合掌造りの集落は、1995年にユネスコの世界遺産に登録。

手のひらをそっと重ねあわせた形をした「合掌造り」は、江戸時代からはじめられた養蚕のため、屋根裏に棚を設置したのが始まりと言われています。豪雪による雪下ろしの作業軽減と屋根裏の床面積拡大のために、急な角度を持っている特徴的な茅葺き屋根となっている。

集落が美しく整理されている印象を受けるのは、合掌造りの屋根が、どの家屋も東西を向いて揃っているからだ。これは屋根にまんべんなく日が当たるようにするためと、集落の南北に細長い谷があり南北それぞれの方向から強い風が吹くので、風を受ける面積を少なくするためと言われている。

ニュースにある茅葺の葺き替えは30、40年に一度行われる、集落の一大行事だ。

この白川郷の地域は、日本でも有数の豪雪地帯であることや嶮しい地形の影響で交通整理が遅れたため、奇跡的に合掌造りの住宅構造が残ったが、過疎化や住民の高齢化によって合掌造りの維持活動も限界になってきている。次の茅葺きの葺き替えは2040年~2050年となるが、その頃の葺き替え時に、今と同じ姿を保っていられる保証はない。
毎日新聞より。
福島県産の野菜が、ネットで大きな売上げを上げているようです。

風評被害による県農家の苦境を知った消費者達が
直接インターネットで商品を注文しているとのことで
例年にない売れ行きを記録している。

スーパーなどの小売店や、ご近所間のうわさ話に惑わされず
ひとりひとりの判断でダイレクトに品物を購入できる
ネットで売買があたりまえになった現代ならではの状況。


4月20日毎日新聞「福島第1原発:県産野菜がネットで大人気」
福島県の農家が福島第1原子力発電所の事故の影響で風評被害に悩むなか、全国の消費者がインターネットを通じ福島産の農産物を直接購入する動きが広がっている。JA全農福島のネット販売は、米や野菜、農産物加工品など約20品目すべてが例年以上の注文を受け、中には品切れになった商品も。市場を介した小売りは値崩れする傾向にあり、価格に変化がないネット販売が地元農家の心強い味方になりつつある。

http://mainichi.jp/life/today/news/20110420k0000m040155000c.html
キューバのフィデル・カストロが党最高職から正式に退任しました。御年84歳。
後任は弟のラウル・カストロに。ただこのラウルももう80歳で、
いかにキューバが50年前の革命を引き摺っているかが伺える。
ラウル政権がいつまで続くかわからないが、
革命後の世代に政権が委ねられることもそう遠い話ではないだろう。


NHKニュース「カストロ元議長 公職から引退」
キューバのフィデル・カストロ元国家評議会議長が、共産党大会最終日の19日、党最高職の第1書記から正式に退任し、キューバ革命以来、およそ50年にわたって、反米・社会主義のキューバを率いてきたカストロ氏が、すべての公職から退くことになりました。

キューバの首都、ハバナで開かれている共産党大会は、19日、最終日を迎えました。冒頭に、病気療養中のフィデル・カストロ元国家評議会議長が、今回の党大会で初めて会場に現れると、参加者が一斉に立ち上がり、大きな拍手で歓迎しました。このあと、共産党の新たな人事が発表され、84歳のフィデル・カストロ元議長は、政府の上位に位置する党の最高職である第1書記から正式に退任しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110420/t10015427951000.html
先日も紹介したサマータイム導入論ですが、
毎日新聞の「時代の風:サマータイム制は論外=坂村健」で追記がされていたのでご紹介。


電力供給は片側に電力会社、もう一方に利用者の乗っているシーソーのようなもので、
利用者がパチパチと電気を利用すれば、それに釣り合うように会社が電気の分銅を置いて調節しているそうです。


そのため、サマータイム制を導入して1時間出社を早めても、
いっせいに電気を使用する時間が一緒なら、電力会社への負担は変わらない。
社会単位でなく、ビルや工場の単位で労働時間を「分散」させる方が、頭のいい省エネ対策といえそうです。


毎日新聞4月17日「時代の風:サマータイム制は論外=東京大教授・坂村健」
限られた資源をどう配分するか--すべての人の要求を満たせない以上、あれもこれもは不可能。だから厳しくても優先順位を決め、より多くの同意を得ながら事を進めていくというのが本来の「政治」の役割だ。しかし、同時に民主主義国家においては、権利と義務はセット。今回の電力問題のように技術や科学がからむ資源配分の問題では、有権者の側にもその問題を理解する努力が求められる。

 まず理解しないといけないのは、電力網というシステムが、不断の努力でバランスを取っている「動的平衡系」だということだ。電力の需要と供給は常にある幅の中でバランスをとっていなければならない。多すぎても少なすぎても破綻する。本格的な理解をするには電気工学の高度な知識が必要となるが、近いアナロジーとしては「手すりのないシーソー」がいいだろう。

http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20110417ddm012070163000c.html