今回紹介するのは徳島県板野郡板野町犬伏福若谷にある丁字路の信号交差点を紹介します。ちなみにですが当該交差点はあすたむらんどのすぐ近くにあります。


更新前

・予告信号灯

更新前は日本信号のアルミ分割型西日対策レンズのGYY予告灯です。今回の更新によってこのタイプは鳴門市、藍住町、上板町の3箇所だけになってしまいました。




平成13年5月製とこのタイプでは比較的新しいものですが、青の点灯時間が長いせいかレンズ焼けを起こしてしまっています。多眼レンズは西日対策レンズとしては優秀ですが、その構造上レンズや消しやすく視認性が劣化しやすいです。また、銘板フォーマットと用いられる刻印のフォントがこの時期で新しいものに切り替わっております。


・交差点の信号機


交差点の灯器も予告灯と同じタイプのものです。主道路側は両面設置2灯×2セットで従道路側は1灯の計5灯設置されており、従道路側は感応式になっています。予告灯と同じように主道路側の青レンズはレンズ焼けを起こしていました。


更新後

・予告信号灯

更新後は日本信号アルミ分割型のユニット換装のGYY予告灯になりました。



アームやポールなどは更新前のものをそのまま流用しているようです。

更新前と同じ筐体モデルなのでユニットだけはめ替えたのかと思ったのですが、製造年月が違うことから別物であるとわかります。

更新前が平成13年製なのに対し、更新後が平成12年製とより古いものになってしまいました。

換装に使われたLEDユニットは、青・中黄はED1141CやED1098Aなどで用いられるユニットで右黄がED1141Eユニット(所謂:徳島ユニット)となっており、もともと通常のGYRとしてED1141Cユニットをはめたものから赤をあり合わせの黄色LEDユニットに再度換装し直したのではないかと推測できます。

日本信号分割型にLEDユニットを換装するケースは多いのですが、大体はED1141Eユニットであり、今回のようなED1141Cユニットを用いるケースはかなり少数派です。私の推測ではかつて那賀町和食郷南川にあった押しボタン信号のもので、大量減灯されたときの個体をこちらで再利用したのではないかと考えております。



・交差点の信号機

交差点の信号機も中古と思われる日本信号のアルミ一体型LED灯器に更新されていました。灯器の配置やアーム等は電球時代の使い回しとみられます。




今回設置されたのが

・主道路側本灯器(西向)…日信アルミ一体型(ED1141C)

・主道路側本灯器(東向)…日信アルミ一体型(ED1122V 後期型)

・主道路側補助灯器(西向)… 日信アルミ一体型(ED1122V 後期型)

・主道路側補助灯器(東向)… 日信アルミ一体型(ED1122V 前期型)

・従道路側灯器… 日信アルミ一体型(ED1122V 前期型)

といった構成になっており、徳島県でよくみられる中古の古LED灯器の寄せ集め更新と見られます。


日本信号アルミ一体型 ED1122V前期型

従道路側の灯器です。


主道路側補助灯器東向きの灯器です。ED1122V前期型は青ユニットはED1098Aのものと同じですが、黄・赤のユニットのみ一世代後の新しいものを使っております。他県ではこのような形態は見られないため、徳島限定仕様であると思われます。


日本信号アルミ一体型 ED1122V前期型

主道路側補助灯器西向きの灯器です。


主道路側本灯器東向きの灯器です。

ED1122V後期型も前期型同様に青ユニットはED1098Aのものと同じですが、黄・赤のユニットのみ二世代後の新しいものを使っております。同じく他県ではこのような形態は見られないため、徳島限定仕様であると思われます。


日本信号アルミ一体型 ED1141C

主道路側本灯器西向きの灯器です。

こちらは県内でも大量に見られるED1141Cタイプです。日本信号アルミ一体型筐体にED1098Aと同じユニットをはめ込んだ徳島限定モデルです。なぜこの時期になってアルミ分割型世代の古い素子配列のユニットを再度使い始めたのかは謎です。



完全に余談ですが、歩灯は更新されずに残っていました。日本信号製六角歩灯に日本フネンのLED電球を搭載したもので、徳島県内であれば至る所に大量設置されているものです。

この手の灯器は西日に非常に弱く、写真のような白色化現象が見られます。実際に撮影時もこのような現象が発生しており、何色が点灯しているかわからない非常に危険な状態になっています。

近年では歩灯も薄型LED灯器に更新されるようになってきているため、このような簡易LED化歩灯もいずれ減少していくのではないかと考えられます。