常に混沌を極めていると言っても過言ではない徳島県のLED信号機事情であるが、またさらに新たな形態が発見された。

今回紹介する灯器は鳴門市内の押しボタン信号として稼働している。

鳴門市の県道12号は日本信号・小糸工業に関わらずユニット換装ネタが異常なまでに多く、私個人は"換装ストリート"と称しているほどである。

特にED1141Eユニットによる換装灯器は押しボタン信号を中心に多く設置されており、換装が好きな私ですら途中でうんざりしてくるレベルである。

そんな日信の換装灯器であるが、この写真を見て違和感を感じる方はいるだろうか。
ある程度徳島の信号機事情を触れている方であれば何がおかしいのかはわかるかもしれない。

なんと徳島に大量にある出目タイプではなく、一つ前の世代である薄目世代の筐体を用いたユニット換装なのである。

徳島県に導入されたアルミ世代の中でも古いタイプであるため、換装には使用せず破棄しているものだと思っていたのだが、そうではなくちゃんと再利用している個体もあるということが分かるような大発見となった。


形式を見ると1H33Bとなっており、元々はブロンズレンズを搭載した電球灯器であることがわかり、正真正銘のユニット換装である。


斜めアングルだとやはり違和感をひしひしと感じる。私個人としてはこの筐体の方がスッキリしていてカッコよくて好きなのだが………


背面を見ると赤灯火裏面にEシールがあることも見て取れる。今後この筐体の換装灯器を見つける上で重要な手掛かりになるだろう。注視していきたい。
今回はED1141Eユニットであったため発見できたが、もしED1141Cユニットで換装されていた場合は、ED1098Aとの見分けが全くつかなくなってしまう。もしかするとED1098Aに紛れて換装灯器が眠っているかもしれないので、一度どこかのタイミングで全数調査をかけなければいけなくなるかもしれない。(それでも警交仕規欄なしのものとU形銘板のものは除外できる)


反対側はどこにでもある普通のユニット換装であった。寄せ集め品なので当然だが製造年月に2年ほどのブランクがある。


歩灯は更新されておらず、FRP歩灯にLED電球を搭載したオーソドックスなものであった。視認性が悪いためいずれは薄型歩灯にでも更新されるだろう。