ハイデラバードに住んで2カ月経った。
インターネットで調べたら近くに日本の仏教僧侶が一度は行ってみたいという遺跡があることを知った。
そこはハイデラバードの南150kmのナーガルジュナ・ナガールというダム湖の中の島ナーガルジュナア・コンダ。
西暦150~250年頃、「空」の概念を発見した龍樹という僧の田舎。
不思議だったのは、ナーガルジュナア・コンダに到着するとなぜか見ず知らずのもの同士が大きな木の下の自然に集まり、私を待っていたこと。
そして記念撮影をお願いされた。
コピーをくれとも言わない。
その後、皆、島の観光に散っていった。
なんだったのだろうか。
もしナーガルジュナア・コンダに行くことがあればいの一番で樹の下に座ってみていただきたい。
インド人は動物の勘のような不思議な力を持っていて相手の心を読むようなところがある。
またインド人は写真に写ると喜ぶ。
インド人だけの傾向ではない。
通りすがりの外人の写真に収まりたいのだ。
外人のカメラに写り一緒に旅ができると思っているのではないかと思ったりする。
ナーガルジュナア・コンダでもインド人は私を待ってまんまとカメラに収まった。
海外ではよく写真を撮らされた。
コピーをくれとも言わないで。
シリア・アレッポで撮影を強制された。
インド・ハイデラバードで母親が子供を撮ってとせがんだ。
イラン・マスーレでカメラを向けると急いでポーズをとった。



