ども、こんばんは!
前回に続き、「イヌインターフェロン-γ」についてです。
イヌインターフェロン-γ療法の特徴として
・有効率 :約70%
・効果発現 :遅い
・副作用 :少ない
・費用 :高価(病院によります)
イヌインターフェロン-γ療法とは?
アレルギーの機序の一つとして、体内の免疫物質の不均衡により、
症状が現れるという理論があります。
この免疫物質のバランス(サイトカインバランス)を調整することで、
アトピーの症状を緩和させるという薬で、
皮膚の炎症に直接作用するのではなく、より体質改善に近い治療となります。
イヌインターフェロン-γ療法の良い点
症状を抑えるだけの治療とは異なりますので、
より根本的解決に近い治療が期待できます。
現在投与中のステ ロイドを減量したり、中止できるところまで
治療できることもあります。
このお薬自体の副作用もあまりありません。
イヌインターフェロン‐γ療法の悪い点
最大の欠点は注射薬というところです。
認可通りに使用すると週3回の注射が必要です。
週1回の投与でも効果が見られますが、
3回投与に比べると効果が見られるまでの期間が長くなってしまいます。
ただし、薬を飲ませられない犬には使用しやすいと言えるでしょう。
また有効かどうかの判定には約1ヶ月かかります。
炎症を直接抑える薬ではありませんので、
効果が表れるのはゆっくりとなります。
また有効率は約70%ですので、1ヶ月使用しても効果がないという結果に
なってしまう場合もあります。
※このお薬はあくまで「アトピー性皮膚炎」の治療薬ですので、
他の皮膚病には効きません。
◇◆本郷どうぶつ病院さん参照◆◇
一度、近くの獣医さんに相談してみてください。