ミラノとソノーニョ村(空の旅編) | キリエ館店主のブログ

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大好きなアルフレドの魂を追いかけて。

ミラノとソノーニョ村へゆきました。

個人的な旅の記録と、これから『ロミオの青い空ツアー』へ出かける方々の旅路で少しでもお役に立てれば…という願いを込めて綴ります。

 

【行き】2017年10月20日FRI/羽田19時40分発→2017年10月21日SATミラノ6時30分着

羽田空港→北京→ミラノ(マルペンサ空港)/中国国際航空

 

【帰り】2017年10月24日TUE/ミラノ13時30分発→2017年10月25日羽田着12時30分

 

色々な評価がある中で「中国国際航空」を今回選んだのは、なんと言っても旅費の安さです。

ミラノへ5泊6日の旅で、往復航空券+ホテル代込(※他、市から請求される宿泊税12ユーロを除く)で10万円を切りました。イタリアに3泊して、10万円かからない…て、なかなか想定外だったので、即決でした。

 

予約確定をしたのが、3月。

その後、旅程を変更できないプランだったので、この価格だったのかもしれません。

後日、もし旅程(航空券)を変更する場合の価格をエクスペディアに問い合わせたところ、3万円変更手数料がかかると案内されました。お仕事の都合上、休みの確保が難しい場合は、他のプランが宜しいのかもしれませんね。

 

さて。

中国国際航空に関しては、ネットで検索すると色々な評価が出てきます。

個人的に、この価格ならば「運んでくれるだけでOK」みたいな心づもりでいたので、大きく期待から外れることはありませんでした。むしろ、最近は中国の方々は旅慣れしている人が多い為か、何ら諸々不快に感じる案件はありませんでした。(※ただ、少し不安に感じる瞬間はありました。後の文章参考)

 

以下、まずは空の旅に焦点を絞り記します。

【3種の神器】

・ネックピロー

・フットレストとスリッパ(+アイマスク)

・機内エンターテイメント

 

①ネックピロー:BCozzy

 

Loftの店頭で、実際に試着して購入を決めました。ネックピローは、サイズやフィット感も大事だと思うので、個人的には実際に触れて試してみることをお勧めします。機内での時間をいかに過ごすかというのは、本当に重要だな…と痛感した旅でした。

 

②フットレスト:ADVANCE

(※個人的に、眩しくて眠れないということがないので、アイマスクは用意しませんでした)

③スリッパ:某ホテルのアメニティ

④機内エンターテイメント:Amazonプライムビデオ&dアニメストア

 

【重要①】

まず、中国国際航空はスマートフォンは、利用禁止です。機内モードでも不可、写真撮影の為のカメラとして、音楽を聴くオーディオツールとして使用することも不可です。しかし、タブレットは可能。これを、事前に調べておいて、本当に本当にヨカッタと思います。

 

機内エンターテイメントは、機体により装備が異なります。

・羽田~北京(CA168):座席モニター×

・北京~ミラノ(CA949):座席モニター○(一度も利用しなかったので、どんな作品やゲームが用意されていたか不明)

・ミラノ~北京(CA950):座席モニター○(同上)

・北京~羽田(CA181):座席モニター○だけど×(故障していたようで使用不可/飛行時間や到着予定時刻も確認できず)

 

そこで、機内で時間を潰すための手段として選んだのが

・Amazonプライムビデオ

・dアニメストア

 

Amazonプライムビデオについては、本当に数多の作品がダウンロード可能で、インターネット環境下でなくても視聴が可能です。ただ、注意が必要なのが、一度ダウンロードした作品を再生してしまうと、48時間の視聴期限が設けられます。ですので、出発してから再生することをお勧めします。

 

dアニメストアにて「ロミオの青い空」がダウンロード視聴可能でした。ミラノで、サンバビラ教会で、ソノーニョ村で作品が視聴可能な時代です。放映当時から22年…すごいなぁ、と妙に感慨深い思いでした。

さて、dアニメストアについては、インターネット接続可能な環境下でしか、ダウンロードした作品も視聴できないと理解していたのですが、羽田空港で再生→搭乗の流れだと、機内でも全て視聴が可能でした。

 

ミラノへ向かう飛行機の中で、アルフレドとの出会い「4話:似顔絵の少年」から「26話:誇り高き魂」まで観ました。けれども、ミラノが近くなればなるほど、胸が詰まる思いで、とてもその先の「29話:永遠のアルフレド」を視聴するく勇気と気力がありませんでした。

 

【重要②】

※モバイルバッテリー※

これは、本当に注意が必要です。

 

中国国際航空では、飛行機に乗せることが可能なモバイルバッテリーに細かな制限があります。(※必ず手荷物へ。スーツケースの中に入れると、荷物を飛行機に乗せてもらえない可能性すらあります)

 

今回、諸々調べた結果として「確実に持っていける製品」をこちらのブログ(http://www.poyatrip.xyz/entry/mobile-battery-china-airport)を参考に選びました。

た…高かった。8000円くらいしたでしょうか。けれども、容量もしっかりなので、旅先でかなりの安心感を得られ、結果的に購入してヨカッタと思います。

 

しかし、しかし…です!!!

自分で用意したモバイルバッテリーでない物が、没収されるという事案が発生しました。

現地で利用するWi-Fiの予備としてレンタルしたモバイルバッテリーです。

 

今回、グローバルWi-Fiという会社のヨーロッパ周遊プラン(ソノーニョ村がスイスなので)を、こちらのサイト(https://file.veltra.com/jp/promotion/wifi/common/area/19940.html)から予約しました。特設申し込みサイトからだと、かなり料金がお安くなるようなのでオススメです。

 

そして、ここからが重要です。

まず、空港のWi-Fi受け取り窓口で担当のお兄さんが「保険に加入されておりますが、万が一盗難などにあった場合には、現地警察の証明書が必要です」と教えてくれました。この時点では(現地の警察とアレコレしていたら、半日は潰れるな…)とおぼろげに思ったくらいでしたが、この類の証明書と想定外の早さで出会う事になりました。

 

北京空港でのお話。(※時系列が前後します)

まず、中国でのトランジットは「一度、入国してから出国手続き(保安検査)がある」ので、トランジットの時間は最低2時間は必要です。帰りのトランジットでは、かなりの混雑状況で搭乗開始時刻3分前に、ようやく手荷物検査を終え、搭乗口に向かう事が出来ました。ごった返す人々が永遠と並んでいる列。果たして、この列が本当に並ぶべき列であるのか不安と緊張に駆られながらの手続き、本当に気が気ではありませんでした。傍に並んでいたフランス人のお姉さんと「大丈夫、きっと間に合う。私たちは、きっと乗れる。」と励ましあっていました。分からなくて不安ならば、とにかく誰かに聞く。当たり前のことですが、時間が貴重なときほど、本当に大切な行いだなぁ…と痛感しました。

 

中には、手続きが出発時間ギリギリの人たちもいたようで(そもそも、到着が遅れたらそうなりますね。僕は、利用した全ての便が定刻通りの運航でした)その際には、きちんと空港スタッフさんたちが、搭乗券を確認し、優先対応してくださっていました。今回の北京空港で「態度が悪い」と感じたことはありませんでした。みなさん、きちんと対応して下さいました。けれども、空港内の表示が分かりにくかったり、ここでスタッフに質問したい…という場所に誰もいなかったりという不安はありました。

 

モバイルバッテリーの話に戻ります。

レンタルしたモバイルバッテリーが、手荷物検査の際に持ち込み不可と言われまた。

「待って待って、コレ…私のじゃないから、没収されたら困る!!!」と大慌てです。

この時ほど、英語がそれなりに話せてヨカッタと思った瞬間はないかもしれません。

かなりお若いスタッフさんが「ちょっと待っていて。」と真摯に対応してくれて、他にも何組かモバイルバッテリーの件でNGが出た方々と合流し「みんな、まずはセキュリティー部門へ行きましょう。」と誘導されます。そこで、僕以外の皆様(ロシアから来ていると言っていた夫妻など)は、モバイルバッテリーと共に、搭乗口へ。セキュリティーの厳しくも誠実なお姉さんにも、また同じ話をします。

 

「これは、Wi-Fiシステムをレンタルした会社の物で、私物ではない。没収されたら、困ります。」

「そうね。こういう件は、貴方が初めてじゃないのよ。この会社だけではなくて、ドイツの会社などでも同じようなモバイルバッテリーを貸し出しているから、没収しているの。製品の容量などの詳細が記載されていないと持ち込めないのよ。貴方の問題ではないのは、承知しているけれど、これを飛行機に乗せるわけにはいかないわ。」

「えー…でも、自分の物じゃないし…むぐぐ」

と明らかに困り果てた顔の僕をみてお姉さんが

「この書類と一緒にバッテリーの写真を撮って、レンタル会社に提出したらいいわ。」

言われた通りにして、モバイルバッテリーには、その場でサヨナラをしました。

※帰国後、返却口で事情を説明したら、やはり初めてのケースではないのか、すんなりとこの画像を提示して、返却手続きが完了しました。

 

ただ…もし、あの時ごねなかったとしたら、この書類に行きつく事はなく、言われるがままにバッテリーのみ没収され、結果的にモバイルバッテリー紛失→賠償とかの話になっていたのかしら。こ、怖い。ゾワゾワ。

 

おまけ。

機内食のお話。

 

総合評価:イタリア発のご飯は美味しい/あとは、好みによりけり

中国産の葡萄酒、美味しかった。

 

・羽田→北京:魚介ごはん○

・北京→ミラノ:サンドイッチ△/お粥×(※食べ慣れていないのも原因ですが、かなり苦手でした)

・ミラノ→北京:サーモン丼◎/パスタ◎(※ティラミスみないなのも付いてきた)

・北京→羽田:オムレツ○(※朝食は、オムレツかお粥という選択)

 

中国国際航空。

CAさんは男性も女性も美しかったし、みなさま優しかったです。

暗い中で本を読んでいたら、ライトを点けてくれたり。

セキュリティーチェックのときに、曲がってた襟を正してくれたり。

困っていたら、きちんと誠実に対応してくれました。

 

ミラノ編につづきます。