エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事 もんだるいこの活動記録 -3ページ目

ウガンダからの留学生

今年もウガンダから、エイズ遺児の2人の女性が日本の大学に入学した。

記事「夢胸に関学入学 エイズ孤児のウガンダ人女性」
http://t.co/DQbyinC
via 神戸新聞

あしなが育英会さんの支援を受けて、二人は関西学院大学国際学部に入学したそう。
頑張ってほしいですね。

これまでも数人のウガンダ人のエイズ遺児の子たちがあしなが育英会さんの支援を受けて日本の大学に入学しています。彼らとはプラスもお付き合いがありますが、みんな優秀で、気持ちのいい人たちばかり。
あしなが育英会さんの支援があるからこそ、こうして日本で勉強できるわけで、あしなが育英会さんの活動は、尊いなぁと、思います。
私は、小さいことだけど、街頭募金を見かけたら、かならず募金するようにしています。

そうそう、あしなが育英会さんの支援を受けて留学中のロニーくんが5月7日のチャリティパーティにも来てくれます★
詳細はこちら
良かったら是非いらしてくださいね♪

それにしても、嬉しくなるニュースでした。
もしかしたら、いつかこの二人の学生さんにも会うことがあるかもしれないなぁなんて思いながら、二人の門出を陰ながら応援したいです!おめでとうございます!

東北地方太平洋沖地震 私たちプラスの取り組み

東北地方太平洋沖地震と津波について、お亡くなりになられた方のご冥福と被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
プラスの現地の関係者からも心配の声、そして日本の人たちの無事を願う声、復旧への励ましの声が届いています。

連日、報道される被災地の状況。これまでにない被害を目の当たりにし、毎日胸が締め付けられる思いでした。
そして、この未曽有の大災害に、一体何ができるのか、話し合いを続けてきました。

私たちがやるべきことは何か。私たちは改めて私たち自身に問うことになりました。
第一に私たちがやるべきことは、エイズ孤児問題に取り組み、支援を続け、問題を解決していく事だと考えます。今もアフリカのエイズ孤児支援の現場では、たくさんの子どもたちが支援を必要とし、非常事態が、まるで日常になってしまっているのです。

同時に、震災に対して「何か出来ることがあるのではないか」、「何かしたい」と強く感じたこの思いを、プラスとして実行に移すことを決めました。私たちは、緊急支援のプロではないため、現場での直接支援は行いません。その上で、微力ながら、できる限りの取り組みを行っていきたいと考え、以下の取り組みを行っていく事を決定しました。


クローバー現場で活動する団体の後方支援

現場で活動する団体へ、世界エイズ孤児デーキャンペーンの収益の一部を寄付いたします。
世界エイズ孤児デーキャンペーンは、国際的に制定されている5月7日の世界エイズ孤児デーに合わせてプラスが展開しているキャンペーンで、今年で5年目を迎えます。エイズ孤児について、日本の皆様に伝え、そして行動するためのキャンペーンとして展開してきました。これまでに、多くの日本の方々にお力添えいただき、皆さんの思いやご寄付をアフリカのエイズ孤児に届けてきました。このキャンペーンがたくさんの日本の皆様に支えられてきたからこそ、このキャンペーンを通して、この日本の危機を乗り越えるために少しでも恩返しをしたいと考えました。

キャンペーンでは、「こどもたちのえがおに未来を」というコンセプトで展開しています。そこで、震災の支援についても、震災によって被害を受けた子どもたちに、一日でも早く笑顔が戻るように、そして今ある子どもたちの笑顔がずっと未来にも続いていくように、子どもたちの支援を行う団体へ寄付いたします。

寄付先、寄付額につきましては、現在検討をしております。寄付先は、現地で子どもたち、特に震災によって親を亡くした子どもたちなどの支援をしている団体といたします。決定次第、ホームページ上でご報告をいたします。


クローバー信頼できる寄付先のご紹介

被災者の方々のお力に少しでもなれるように、以下に支援団体の寄付先をご紹介いたします。
東北地方太平洋沖地震 緊急支援まとめて募金
http://www.janic.org/bokin/matomete/matomete14.php

プラスが正会員として参加している国際協力NGOセンターがとりまとめている、「東北地方太平洋沖地震緊急支援まとめて募金」です。3月22日の時点で、JANIC正会員の国際協力NGO27団体が、被災住民への支援活動を決定しています。

このうち緊急救援を専門とするNGOは、海外における豊富な経験と専門スキルを生かし、地震発生直後から現地にスタッフを派遣して、被災住民に対して医療支援を始めているほか、避難テントの設営や救援物資の配布をすすめています。寄付金は、各NGOに均等に振り分けられ、被災地のニーズに応じた迅速で的確な人道支援に役立てられます。

思い3 気づいた3つの事と、私の「思い」(記念すべき100記事目)

最後の100記事目!!!

この学校が完成した後、
あるエイズ孤児の男の子がこの学校に通えるようになりました。
建設中に出会った、デリック君という男の子です。

最初にデリックに出会った時、
ほとんど私と目を合わせることができませんでした。
目が泳いでいて…、
小さな声で自己紹介をしてくれて、学校に行きたいと伝えてくれました。

数ヵ月後、学校へ行くと、
「るい!」と大きな声で私を呼び駆け寄ってくる子どもがいました。
それはデリックでした。

そして活き活きと、笑顔で、学校での出来事を覚えたての英語で、
一生懸命話してくれたんです。

学校に行くと友達と楽しそうに話しをしていました。
そして、先生が重い荷物を持っていると「僕が持つよ」と、
笑顔で先生のお手伝いを嬉しそうにしているんです。

目が泳いでいたデリックからは想像できない、彼の笑顔をみることができました。



私は、これらの経験から3つの事を学びました。

1つは、私たちの活動は大人を変えるということです。
あの法外な給与を要求していた、そしてその日暮らしの大工さんたちが、
給与を受け取らずにエイズ孤児のために活動してくれた。

私たちはただ単に学校を作りプレゼントするのではなく、
学校を作るときにたくさんの人に参加をしてもらうことで、
エイズ孤児支援の必要性を感じて、考え方を変え、行動が変わってくる。


2つ目は、私たちの活動は、デリックのように、
子どもたち自身を変えていくということです。
自分は生まれてこない方がよかったんじゃないか…
そう思っていた子が「あなたには価値がある」、と認められ居場所を見つけた時、
子どもたちの笑顔は、輝きだすのです。


3つ目は、デリックや、大工さんたち、住民の皆さんから学んだことです。
それは、前向きに生きることです。
どんなに大変な状況の中でも、希望を見失わず、
自分たちが自分たちの未来を変えていけるんだ、
と前向きに、チャレンジしていくこと。

彼らの前向きな姿勢学び、私自身も前向きに活動を続けてきました。
子どもたちの笑顔、そして笑顔を支える住民の変化を、
私はもっと増やして行きたいと思っています。



私のこれらの活動、全てを貫くのは、一つの「思い」です。

それは、「全ての人に価値がある」ということです。

私はこれを、エイズ孤児問題に取り組むことで、
一人でも多くのエイズ孤児に、そして住民に
「すべての人に価値がある」「あなたには価値がある」と伝えていきたいのです。



「思い」シリーズ、三つとも読んでくださった方がいたら、
本当にありがとうございます。心から御礼申し上げます。

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思い2 私の活動の姿勢を作ったもの(99記事目)

2006年、24歳の時、ウガンダでたくさんのエイズ孤児が通える学校建設の事業を始めました。

支援を初めてみると、
エイズ孤児への差別から
「エイズ孤児が通う学校なんかいらない」という反対を受けてしまったり、
学校を建てるなら賄賂を払えという脅しを受けたこともありました。
また、地元から雇った大工さんたちには、
法外な給与を要求されたりもしていました。

日本からは20名近くの若者が、建設のボランティアに来てくれていて、
ボランティアの人たちのマネジメントも行う毎日。
マネジメントを手伝ってくれる予定だったボランティアは、
なんと途中で嫌気がさして、日本に帰ってしまいました…。
けれども引き止めることもできず、
「こんなに大変なことに、巻き込むことはできない…」
と、しょうがなく見送りました。
そんなことを気にしている暇もなく、めまぐるしく日々が過ぎていきます。

私たちは水道もガスも電気もない地域で、2ヶ月半活動していました。
そのうち、建設が一番忙しい1ヶ月ほどは、現場に張り付くために、
コンクリートに直接寝袋を引いて寝て、起きてすぐ現場に行き、
40度以上の炎天下の中で建設作業をするという生活をしていました。


たまに息抜きをしようとちょっと出かけると、
現場から電話がかかってきて、トラブルでトンボ帰り。

ある日は、雇っている大工さんがお酒を飲んで現場にきて、怒って追い返したり、
時間通りに来ない大工さんの家まで、怒って迎えに行ったり…
めげる時間なんて与えられず、とにかく必死だった。

暑い中、初めての経験とトラブルの連続にてんてこ舞いになりながら、
住民や大工さんたちと粘り強く対話を重ねていきました。


ある日、大工の棟梁が「今日から給料はいらないから」と言い出しました。
私はびっくりして、理由をたずねました。

エイズ孤児は自分たちの地元の子どもたちなんだから、
自分たちが取り組まないといけないと思ったというのです。

そして、棟梁は他の大工さんを説得し始めました。

その会議が終わった時には、全ての大工さんが、
「あの」大工さんたちが、

「今日から給与はいらない。」と言ってくれ、
建設に協力してくれるようになったんです。

そして、いつの間にか、近所の住民も学校建設を手伝いに来てくれるようになっていました。



あまりに多くのことが起こり、
支援とは何か…あるべき支援の姿とは何か…
自問自答の毎日でした。


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思い1 私がエイズ孤児問題に取り組む理由(98記事目)

あと少しで、100記事達成。やったね、あと少し~♪
ということで、せっかくなので、私の心のうちを、勇気を出して、
「思い」シリーズとして記したいと思います。


私の原点は14歳のときの二つの経験にあります。

1つは、中学校でたくさんの校則に縛られて、中学3年間、
納得の行かない校則を変える運動をやりました。

1年生のとき、生徒会に立候補し、校則を変えるべく呼びかけました。
あえなく落選してしまいましたが、
その後も、校長先生衣直談判に何度も足を運び、生徒指導の先生に訴えました。

こっそり応援してくれた生徒はいたものの、
一緒に活動してくれる人は1人もいませんでした。
誰も応援してくれない…、けれどもやめられませんでした。

そして、おかしいと思ったことを自分は放置できない人なんだ、
それで、いいんだ、と思いました。


2つ目は、14歳のころ、いじめにあって、仲が良かった友人さえ
「一緒にいるところを見られたくない」と離れていってしまいました。

その時、両親が私を支えてくれました。
そして、人には、ありのままの自分を認めくれる居場所が必要だと知りました。


そんな私が、21歳の時、どうしても、これはおかしいんじゃないかと思ったのが、
途上国の子どもたちの現状でした。

私が食べているもの、着ているものを、
もしかしたら、子どもたちが学校にも行かせてもらえず、作っているかも知れない。

それを知った時、いてもたってもいられなくなり、ボランティアを始めました。
そして、23歳の時、ケニアで出会ったのが、エイズ孤児でした。

現在世界には、1660万人以上のエイズ孤児がいます。
けれども、エイズというと、どうしてもエイズの大人たちの問題であると思われがちで、
エイズ孤児には、なかなか支援も注目も集まらないのが現状です。

でも、エイズ問題の一番の犠牲者は、何の責任もないのに、
苦しみ、差別をされているエイズ孤児の子どもたちです。



エイズ孤児にあった時、思い出したのは、14歳の頃の自分でした。

「あの子と遊んじゃダメ」

「一緒にいられるところを見られたくない」。

私も、同じような言葉を投げかけられていました。
エイズ孤児と14歳の私が重なったのです。


けれども、私には両親がいました。
エイズ孤児には、認めてもらえる居場所、家庭がないのです。

だから、私は、エイズ孤児が、ありのままに認められる居場所を作りたいと思いました。
そして、こんなエイズ孤児の現状を、放置し続ける社会はおかしいんじゃないかと思いました。


「自分がおかしいと思ったことを放置しない」
それは14歳の時に、校則改定運動を通して、私が決めた、私の生き方でした。

だから私は、今、この活動をやっています。
この活動が子ども達の居場所になる、
そしてプラスにかかわるスタッフや、現地住民達の居場所になる、
そんな活動に、したいんです。
そして、ここが私の、私が私でいられる居場所です。


わー、すごい長文!!
ここまで読んでくれた人がいたら、本当にありがとう。
まだまだ私の「思い」は、100記事目まで、続きます。
どうぞお付き合いください!


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