エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事 もんだるいこの活動記録 -2ページ目

「政府開発援助(ODA)」予算に関する共同提言書が発表されました

レポートするのが遅れましたが…、(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)さんと動く→動かすさんが、「政府開発援助(ODA)」予算の2割削減案を撤回し、本年度当初予算ODAの額を維持するべきという趣旨の共同提言書を2011年4月15日にまとめています。

ご関心のある方は、是非チェックしてみてください。

20日現在で、40団体が賛同しています。
当会、エイズ孤児支援NGO・PLASも本日賛同の手続きをしました。

「政府開発援助(ODA)」予算に関する共同提言書 発表
http://www.janic.org/pressroom/pressrelease/oda_4.php

賛否両論あると思いますが、
個人的にも私は賛成です。

5/7の世界エイズ孤児デーにチャリティパーティを行います!

こんばんは!
表題の通り、今年もやります!
是非お越しくださいね♪



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プラス 世界エイズ孤児デーキャンペーン2011

          チャリティーパーティーを開催します!

           5/7(土)18:00~ @表参道 LA COLLEZIONE
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エイズ孤児支援NGO・PLASは今年も5月7日の世界エイズ孤児デーにあわせて
チャリティーパーティーを開催します。

表参道のおしゃれなスペースで、参加者の皆さまやプラスのスタッフと
楽しい時間を過ごしませんか?

参加費の一部がエイズ孤児支援と東北地方太平洋沖地震により
被災した子どもたちの支援に充てられるので、
パーティーに来場するだけで気軽にチャリティに参加できます♪

今回は、素敵な賞品が当たるチャリティーラッフル(抽選会)も開催!
プラス主催のパーティーでは初の試みです!お楽しみに♪
また、フォトジャーナリスト・安田菜津紀さんの写真展も同時開催します。
ウガンダ取材のお話も聴けますのでお見逃しなく!

「社会に何か良いことをしたい」
「小さなことでも国際協力に関わりたい」
「アフリカに行ってみたい」
「エイズ孤児と出会いたい」
・・・さまざまな想いを持った皆さまとお会いできることをお待ちしています。

国連が2002年に5月7日を世界エイズ孤児デーとして定めてから10年 。
HIV/エイズで親を亡くした子どもの数は全世界で1660万人を超えると言われています。
いまこの瞬間も14秒に1人、新たなエイズ孤児が生まれています。
過酷な状況に置かれつつも、誰かが支えることで、
子どもたちは無限の夢や希望を見つけ出します。

そんな等身大のエイズ孤児たちの姿に出会えるチャリティーパーティーに、
ぜひご来場ください。

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◇開催概要
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■日時:5月7日(土) 18:00-20:00 (開場17:30)

■場所:LA COLLEZIONE
東京都港区南青山6-1-3 南青山コレッツィオーネ 3F
   (東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線[表参道駅]より徒歩4分)

■定員:120名

■参加費:4,000円 
※参加費のうち、1000円が エイズ孤児支援に
 また、500円が東北地方太平洋沖地震により被災した子どもたちの支援に充てられます
※軽食・お飲み物をご用意しています。
※チャリティラッフル券1枚が含まれています。


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◇お申込・お支払い
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下記のサイトからお申し込みください
https://ss1.coressl.jp/kokucheese.com/event/entry/9033/

お申込みいただきましたらお振込のご案内をいたします。
当日支払も可能です。


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◇プログラム
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17:30 開場
18:00 開演・代表門田瑠衣子よりご挨拶
18:15 スペシャルゲストによるスピーチ
    ウガンダから留学中のエイズ孤児・ロニーさん
    フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん 
18:30 乾杯・交流タイム
19:15 チャリティラッフル大会
19:50 閉会のご挨拶

♪♪会場ではフォトジャーナリスト・安田菜津紀さんの写真を展示。

♪♪アフリカのアクセサリー・クラフト販売あり

♪♪チャリティラッフルとは?
  チャリティ・ラッフル:抽選で希望賞品が当たります。
  アフリカのアクセサリーや協賛企業様からの豪華賞品がラインナップ予定!
  賞品は下記ページ右カラムの「お知らせ」にて、随時アップします♪
  http://kokucheese.com/event/index/9033/

♪♪昨年5月7日に開催したチャリティーパーティーの様子を下記でご覧頂けます。
  http://www.flickr.com/photos/megawatt_tokyo/sets/72157623891490675/show/

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◇スピーカープロフィール
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■安田菜津紀さん
studio AFTERMODE 所属。フォトジャーナリスト。
2003年8月、「国境なき子どもたち」の友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさ
らされる子どもたちを取材。
2006年、写真と出会ったことを機に、カンボジアを中心に各地の取材を始める。
現在、東南アジアの貧困問題や、中東の難民問題などを中心に取材を進める。
2008年7月、活動が日本青年会議所主催、青年版国民栄誉賞「人間力大賞」会頭特別賞を受賞。
2009年、日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト大賞受賞。上智大学卒。

■ルベガ・ロナルドさん
早稲田大学政治経済学部3年生。1988年ウガンダ共和国生まれ。
12歳の時にエイズによって両親を失った。
あしなが育英会の支援を受け、日本へ留学。
日本で、エイズやエイズ孤児の現状を伝えている。

■門田瑠衣子
1981年熊本県生まれ。2006年、明治学院大学大学院国際学修士課程修了。
2005年、在学中にケニア共和国でのボランティア活動に参加。
それをきっかけに、2005年にエイズ孤児支援NGO・PLASの立ち上げに携わり、
同団体事務局長を経て、現在代表理事を務める。


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◇世界エイズ孤児デーキャンペーンとは
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エイズ孤児支援NGO・PLASは5月7日の世界エイズ孤児デーに合わせて
本キャンペーンを日本で唯一のエイズ孤児問題啓発キャンペーンとして
2007年より主催してきました。エイズ孤児について知り、
行動するために、私たちはキャンペーンを展開しています。

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◇主催 エイズ孤児支援NGO・PLASとは
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プラスは、2005年12月日本初のエイズ孤児に特化したNGOとして設立されました。
エイズ孤児の現状改善を目指して、ウガンダ共和国、ケニア共和国で現地団体とともに、
学校建設や農業事業、母子感染予防事業やエイズ啓発事業を行っています。

【団体HP】http://www.plas-aids.org/

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□お問い合わせ□ エイズ孤児支援NGO・PLAS
 http://www.plas-aids.org/
 小島 info@plas-aids.org
 〒141-0021
 東京都品川区上大崎3-14-58クリエイト目黒2A
 Tel/Fax 050-3627-0271
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動く→動かすの「ODA2割削減」の再検討への緊急要望書が必見

みなさんこんばんはー!
この前のブログで一言ご紹介した、動く→動かすさんの緊急要望書を今日は取り上げたいと思います。

ネット上でうまく緊急要望書を見つけられないとtwitterでつぶやいたら、スタッフの@kasagohanさんが、PDFのリンク先を教えてくださいました。

===========
動く→動かす緊急要望書
震災救援・復興と世界の貧困解消への取り組みの両立を!
民主党「復興検討委員会」に「ODA2割削減」の再検討を要望します
http://www.ugokuugokasu.jp/pdf/statement_110408_JP.pdf
===========


みなさんは、もう読まれましたか?

私はこれを読んで、「なるほど、そういうことか!」と納得し、
「まさに!こういうこと!」と共感しました。


まずは私の納得ポイント。

(1)の要旨で触れられている、
ODA削減が震災復興の財源としてふさわしくない!
ということ。

ODAを2割減らしても、復興のための第1次補正予算必要額の3%にも及ばないんです。
この3%足らずを確保するのに、ODAを20%も減らしてしまうことで、
ODAや日本外交に与える影響は割に合わないと私も思いました。

日本が国際的に果たすべき責任を、これで本当に果たせるのだろうか・・・と。


そして、共感ポイントは2つ!

1つ目は、(2)に書かれている、
「震災復興と世界の貧困解消を天秤にかけることではなく、二つの努力を両立させる」
ということです。
もっと他の財源を削ることで、両立することが可能なはずなのです。

2つ目は(3)の
「フラット化する世界で、思いやり、恩返しの連鎖を断ち切るわけには行かない。」
と言う点。
現在、130カ国以上が日本へ支援を申し出てくれています。
国境を越えて助け合うことを、曲がりなりにもしてきた日本。
こんなときこそ、感謝しながら、助け合うことが必要だと思います。

日本も大変な状況にありますが…、
国境を越えて人々と支えあっていかなければならないのではないかと思います。

NGOの人材採用に大切な事

明日はNPOサポートセンターのNPOスタッフ養成研修で
NPO・NGOで働くことについて講演をさせていただきます。

準備をしていて、NGOの人材採用に大切な事は何か?まとめていたんですが、
一番大切な事を、ブログでもご紹介したいと思います。

私が考えるNGOの人材採用に最も大切な「人をみる」ポイント、
そして逆に人が「組織をみる」ポイントは、

ミッション、ビジョン、バリューに強く共感できるかどうかです。


「え~ありきたりー」と思われた方もいるかな?笑

実は、この3つがしっかり、がっちり、強く、一個人と合うって、
簡単ではないんです。

まずは言葉の定義とプラスの場合から、書きますね。



ミッションとは、その組織の役割、使命、存在意義、創業理由です。
その組織の、すべての活動の向かう先です。

プラスの場合は、
ドキドキHIV/エイズによって影響を受ける子どもたちが笑顔でいられる社会を実現する。
です。



ビジョンとは中長期で具体的に実現させたいことです。ビジネスっぽく言うとマイルストンです。
ですので、すべての活動における戦略・目標はビジョンをブレイクダウンしたものになります。

プラスの場合は、
現在策定中なのですが、仮のものをでご紹介すると、
ドキドキ3年後までに、 累計1320名の子どもに新たに教育を提供する 37000人の人々にエイズ予防教育を提供する
ドキドキ5年後までに、 累計4320名の子どもに新たに教育を提供する 94000人の人々にエイズ予防教育を提供する
です。(あくまで仮、ね)



バリューとは、その組織が、その組織であるために全員が相違なく共有する価値観です。
ちょっと抽象的ですが、どんなに凄い人材もバリューが異なるなら、たぶんその人はその組織にいにくくなっちゃうと思います。

プラスの場合は、
ドキドキ地域で子ども達が育つことを大切にします。
ドキドキ地域と共に活動し、住民の自立を優先します。
ドキドキ前向きにチャレンジし、成長しつづけます。
ドキドキつながりを大切にし、お互いを尊重します。
です。



3つをざっくり整理すると、下記のように考えることができます。
ビジョン =目的=何のために活動する?

ミッション =速度と規模=何をいつまでにやる?

バリュー =価値観=どんなやりかたでやる?




感覚的ですが、一番、合いにくいのは、バリューです。
ビジョンやミッションに共感できても、
そのやり方は様々。

例えばプラスの場合でいうと、
エイズ孤児を地域で育てるのが難しいなら、
日本人が地域に施設を立ててそこで育てるという選択肢がありますが、
プラスはその選択肢はとりません。

それは、上記にあるバリューを持っているからです。
けれどもバリューは、人それぞれだし、正解がないと思うんです。


「愛情を持って現地で日本人が育てればいいじゃないか」と考えることもできるわけです。
実際に私もそういう活動は、とっても尊いことだと思います。

けれども、それまでの経験や様々な思いから、
プラスにはプラスなりのバリューがあるんですね。
だから、いろんな選択肢がある中で、なんでこのやり方?なんでこの考え方?というところが
ストンと落ちないと、なかなか仕事を続けられないんじゃないかな~なんて思います。

NPOやNGOで働くことを考えている人は、
その団体が持っているミッション、ビジョン、バリューが自分の中にストンと落ちるかを、
一つの基準にしてみてはいかがでしょうか?特にバリューを気にして、見てほしいです。

ちなみにミッション、ビジョン、バリューはそれぞれの団体で言い回しが違ったりするので、
何の事を言わんとしているか、しっかり見てみてくださいね!
(例えばプラスでいうビジョンとミッションをちょうど入れ替えた形で定義している組織もあります。)

ODA2割削減への見解

民主党は、東日本大震災の復旧・復興対策の財源確保のため、2011年度補正予算案の財源として、当初予算に政府全体で5727億円を計上したODAを2割削減し、単純計算で約1100億円を捻出する方向で調整に入っている。

慎重な姿勢をとの声が方々から上がっているが、どうなることやら・・・。

詳細
記事「ODA2割削減に慎重姿勢=松本外相」
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_218805

この動きに対する、NGOの反応をご紹介します。

まず今日は、NGOを支援するNGO、NGOのネットワーク組織の代表格である、JANICさんからの見解。

当初の予算を維持するよう強く求めています。
詳しくは、以下にわたしなりに要点をまとめてみました。


1.東日本大震災からの復刻を願っている。

2.復興のための資源の動因は必要だが、ODAの削減には、慎重な判断が必要。

3.その理由はODA削減が、国際援助の中で日本が期待され、果たすべき役割や責任に反するから。
  -今日本に世界中から支援の申し入れがあるのも、日本が援助をしてきたからこそ。
  -ODA削減が途上国の貧困層に与える影響は計り知れない。

4.削減がやむをえない場合にも、人道的な見地からMDGsに直接的に関わるODAについては減額しないよう強く求める。

詳細はこちら
http://www.janic.org/pressroom/pressrelease/oda2.php


私自身も減額には反対です。
もちろん復興のための財源は必要です。
ですが、日本が支援をやめてしまっては困ってしまう人たちが世界には、確かにいるんです。
それが命とつながっている人も。。。

皆さんはどう思われますか?
中には、「日本人が大変なんだから、外国のことは、今はほうっておけ!」
と思う方もいるかもしれません。

私の感覚では、日本人も外国人も、途上国も、関係なく、
どの命も大切・・・。

この大震災で、たくさんの痛みを経験した日本が、
復興のために、誰かの痛みを助けることをやめてしまうのは、
残念でなりません。


動く→動かすさんの声明文も必見です。
Web上で公開されている声明文を探したのですが、見つからず・・・
公開していないのかなぁ??見つけたら、ブログでご紹介しますね。

どちらにしても、これについては、日を改めて、要旨をブログで紹介したいです。
ではでは、おやすみなさい。