2015年3月24日(火)
ラグビーパークを離れる生徒のみなさんへ
■メインコーチの川合です。
まずは、ラグビーパークに参加し、私たちに指導する機会をくれてありがとうございました。ラグビーパークという場所が、みんなが成長するサポートができたのであれば、私としても嬉しいです。
私がラグビーパークの指導の中でみんなに伝えたかったことは、「自ら考え、課題を解決し、成長し続けることを楽しめる選手になって欲しい」ということです。
これからもラグビー人生は続きますが、これから出会うコーチの方々が、みんなの成長をサポートできるのは20%ぐらいで、あとの80%はみんなの気持ち次第だと私は思います。そういう意味で、私としては、みんながラグビーパークを離れても、自分の力で自分を成長させることを楽しめるマインド(心)を持つことを指導させてもらったつもりです。
自分を成長させる過程では苦しいこともあるでしょう。一般的に「努力」と言われるものです。私は努力すれば、すべてのプレーヤーが必ず日本代表になれるかというと、人生は、そんなに簡単なものではないと思っています。特にスポーツは怪我や年齢的な問題もあります。ただ、ラグビーで成功するためにした努力は、ラグビーの世界の中だけでしか通用しないものではありません。ラグビー以外のことにも応用が可能です。
自分の人生のためにも、これからラグビーを含めた学校生活の中で努力貯金をたくさんして下さい。人生で努力した時間に、無駄な時間はありませんからね。
その努力は、自分の思いもしなかった形で、みんなの人生に影響を与えます。つまり、いつか必ず自分に帰ってきます。ですから、ぜひ、結果に囚われすぎずに努力することを楽しんで欲しいと思います。
最後になりますが、これまで、みんなが週末のラグビースクールで教わったこと、ラグビーパークで学んでくれたこと、そして、ご両親から教えてもらったことなどを胸に、引き続き、楽しく青春で歩んでいけることを、これからも応援しています。
ラグビーパークも卒業する皆さんに負けないように頑張ります。お互いに成長した姿で再会できる日を楽しみにしましょう。指導する機会をくれてありがとうございました。
◆保護者の皆さまへ
ラグビーパークへのご理解、ご協力、ありがとうございました。ラグビーパークを離れても、ラグビーパークが生徒たちの人生が豊かになって欲しいと願う気持ちに変わりまありませんので、引き続き、応援させて頂ければと思ってります。今後ともラグビーパークファミリーとしてお付き合い頂ければ幸いです。改めまして、ラグビーパークに指導する機会を頂き、ありがとうございました。
以上
■アシスタントコーチのロイです。
ラグビーパークを卒業する皆さん、おめでとうございます。
私の英語混じりのひどい日本語とつきあってくれてどうもありがとうございました。私は、ラグビーパークで皆さんと学ぶことができる機会をいつも感謝して来ました。
【今後も学習し続け、より良いコーチになるよう(同時に日本語も上達できるように)最善を尽くしたいと考えています。】
さて、以下はオールブラックスのキャプテンのリッチーマコウが小さいころに彼の叔父ビグシーとの間で実際に取り交わされ、彼の人生を変えた会話です。皆さんに紹介したいので、妻に翻訳をお願いしました。
「オールブラックになりたい?」と、叔父は尋ねました。
「そりゃそうだよ」とマコウは答えました。
そこで、二人はどのようにその夢を実現するかを計画しました。実現のためのゴールリストには、カンタベリーのアンダー21チーム、カンタベリー地方代表チーム、そして2004年にオールブラックスへの選出などが書かれました。
「君はただオールブラックになりたいだけではないだろう。」ビグシーはマコウに言いました。「君は偉大なオールブラックになりたいはずだ。」
「書いてごらん。」ゴールリストを見せてビグシーは言いました。「偉大なオールブラックになると書くんだ。」
その意味をよくわからないままマカウは「G.A.B.(偉大なオールブラック)」と書き、そのリストを自分の部屋の中にしまい込みました。
2002年に彼の家の農地が売られる時、マカウは自分の部屋に戻り、洋服棚の奥に置きっぱなしになっていたゴールリストを見つけました。彼は、叔父と決めた全てのゴールを実現し、しかも予定より3年早くオールブラックになっていたことに気付きました。
私が卒業する皆さん一人一人にお伝えしたいことは、皆さんがびっくりするようなことを成し遂げる実力を持っているということです。
皆さん自身の目標を高く設定し、書き出してみて、それらの実現に向けて努力してみて下さい!目標はラグビーに関することである必要はなく、皆さんが実現したいと思うことなんでもよいのです。ぜひ、皆さん自身のG.A.B.(大きな目標)を書いてみて下さい。
指導する機会をくれてありがとうございました。
以上