2013年4月29日(月) 17:30-20:30/ミズノフットサルプラザ藤沢

GW、祝日ということで、お休みが多くなるかと思いましたが、それほどでもなく、逆に、たくさんのお父さんお母さんが見に来てくださる中で、子どもたちは少しだけいつもと違く緊張感も味わいながら!?楽しんでいたようです。
※本来は祝日は開催しないのですが、藤沢クラスの開催される月曜日は年間を通して祝日が多く、どうしても開催回数が少なくなってしまうので、時々、祝日にも開催します。


話しは変わりますが、日本代表エディ・ジョーンズ監督のコラム「JAPAN WAY」は読まれていますか?
http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2013/id19122.html

ここで書かれている、
・勝てない言い訳を探し出すよりも、「Winning Advantage(勝利につながる長所)」を見つけるべき
・「Mindset(凝り固まった考え方)」を変える事が必要
・ディシジョンメイキング(状況判断)能力
などは、ラグビーパークでも、開校以来、とっても大事にしてきていることです。
もちろん、レオコーチがエディさんのもとで働くようになる前からのことです。
世界に目を向けて、ラグビーの本質をより深くとらえようとしていったとき、必然的に答えは同じ方向に向くのかも知れませんね。
(林)


【小3‐5クラス】
■今日の練習
1.アジリティ・レース
2.ストレッチ
▼2-4年生
3.ストレートラン(2対1シチュエーションの理解)
4.ナンバー2対1
▼5年生
3.スキップランパス
4.ロングパスキャッチング
5.カラーターン3対2
▼全体
6.2対1・リーグマッチ
7.ストレッチ

▼5年生
パスで仲間を活かす為には、まずは、しっかりボールをキャッチすること、そして、その後のランニングしながらのパスのテクニック、さらに判断力と相手とのかけ引き、大きく分けると3つのポイントが大事です。
毎回、それらのポイントを少しずつ成長させられるようなメニューを考えています。
みんな少しずつバランス良く成長してきていると思います。
また、今日は体験生が1人参加してくれました。
同じスクールの仲間もいたので、私も昔から教えていると錯覚してしまうほど、他の生徒に溶け込んでくれていました。
(川合)


▼3‐4年生
先週は思い通りにプレーできなくて悔しい思いをした低学年の新入生。
レッスン前に少しだけ話をしました。
「先週コーチと話したこと覚えてる?」
「うん」
「うまくいかなかったらどうするんだっけ?」
「えっと・・・ちょっと座るね(^^)」
「何かうまくいかないときがあったら??」
「えっと、泣いちゃうかもしれないけど、泣いてもいいから、そのあとちょっと頑張る」
「お!そうだね!一緒にガンバロー!」

レッスンを終えて。。
「今日大丈夫だったじゃん!」
「うん、泣かなかった」
「それに、少しずつプレーも上手になってるね」
「うん。今日は点とれた」
「じゃ、今度もまた一緒にがんばろうね」
「うん。さよなら~(^^)」


もう一人、最年少生徒のお話し。
今年度は、1・2年生クラスを開設しなかったので、昨年度、1年生として参加していた生徒を、ただ一人、2年生ながら3‐5年生クラスに在籍してもらっています(今後、1・2年生をこのクラスでお受けする予定はありません)。
たった一人の2年生なので、対戦相手はいつも先輩で、当然ながら、勝てることはほとんどありません。
多少のハンデを設けはしますが、種目によっては、どうやっても歯が立たないシチュエーションも起きてしまうのです。
それでも、彼は、果敢に立ち向かうことを続けています。
レッスン後、ちょっとだけ2人でお話し。
「Kは一人だけ2年生で、相手は3年生とか4年生とかで、なかなか勝てないね」
「うん」
「でも、そんな先輩たち相手に一生懸命立ち向かっていってるでしょ」
「うん」
「コーチはすごいと思うよ。そうやって強い人たちと一生懸命戦ってるから、Kもどんどん強くなっていってると思うよ」
「うん」
「勝てないのは辛いときもあると思うけど、その調子で頑張っていったらきっと上手になれるから、これからもがんばっていこうね」
「うん!(≧ヘ≦)」
とちゅうから、ぽ~っとした子どもの顔から、たくましい男の子の顔に変わっていった彼なのでした。

入ったばかりでなれなかったり、弱い立場でも頑張っていたり、そういう彼らを、心から応援しています。


最後に、先週から低学年の話ばかりなので4年生のことも少しだけ。
みんな、学ぶ意欲(好奇心に近いかな)や、プレーを成功させたい!という意欲が高いので、新しいことをどんどん吸収していきます。
例えば、たまたまコーチがプレーに参加した時に、「今のどうやるの!?」という声が上がり、解説を興味津々で聞き入ったり、コーチの様々な説明に対して、自分なりの解釈をしようと試みたり。。。
プレーやテクニックの解説について、ぽかーんと聞き流すことがほとんどなくなりましたね。
みんな、目をキラキラさせながら聞いてくれるし、様々な質問も飛び出します。
「ちゃんと聞いといてよ!」なーんてほとんど言う必要がなくなってきました。
これまでトレーニングしてきた様々なプレーのポイントについても、質問をするとすぐに答えが返ってきます。

すでに結構上手だとは思いますが、最近、一人一人がなんだか頼もしくなってきていて、近いうちにみんなもう一皮むけるんじゃないかな?という予感がしています。
(林)

担当コーチ:林拓司/川合レオ
アシスタント:武藤さくら


【小6/中学生クラス】
■今日の練習
1.キックパス&トライ
2.ファンクショナルストレッチ&ダイアゴナルシット
3.レクチャータイム(タックルのパワーフット、逆ヘッドの確認)
4.6対6(タッチ&バック)
5.ストレッチ

今日は、タックルのトレーニングをしました。
レクチャーのポイントは大きく分けて3つ。
①パワーフット
相手から遠すぎる間合いで飛び込むとかわされやすいので、近い間合いに踏み込んだ前足にため込んだパワーで、相手に向かってヒットしていきます。
後ろ足で地面をけるパワーではなく、前足に貯めたパワーです。
②ダウンスピード
相手との距離が遠いうちから低い姿勢を取ると、相手の動きに反応しづらくなってしまうので、相手の動きに対応しやすい姿勢で相手に近づき、直前でぐっと低くなります。
この時に、上半身の方がより下がってしまうとパワーが伝わらないので、腰をしっかり落とせることが重要になってきます。
小学生にはまだ下半身の筋力が未成熟な子が多く、主に体重の重い子たちにとっては、その姿勢をつくること自体が困難な部分もあります。
ファンクショナル・ストレッチなどを、意識して良い姿勢で続けることでも、これらは可能になってきます。
もちろん、ヘッドダウンしないように注意します。
③逆ヘッド
まだ、意識しないと平気で逆ヘッドでタックルに入ってしまう選手も多いので、改めて確認しました。

個人的な話ですが、中学からラグビーを始めて約25年。
タックルは、「低く!」「強く!」しか習ったことがありませんでした。
僕はタックルが上手ではなかったので、結果として、やみくもに低く飛び込むか、かわされるのを恐れて上半身に無理やり入るかの2択しかありませんでした。
ところが、最近、タックルのメカニズムを理解し、子どもたちにレクチャーすることで、自分の中の「タックル感」が、180度変わったような気がしています。

「低く」とはどういう姿勢のことを言うのか?
これまでは、ヒットする位置を低くすることだけを考えていましたが、的確にパワーを伝えられる低い姿勢を理解することによって、タックルに入るプロセスそのものが変わってくるのを感じます。
「強く」入るには、どういうプロセスと、パワーの伝え方が合理的なのか?
これを追求することによって、相手の動きにも対応しやすくなるし、結果として安全な姿勢でタックルに入れるようになります。

ラグビーパークのレッスンでは、対人で思い切りぶつかりあうようなことはまず行いませんが、今日のように、ゆっくりと、基本姿勢や入り方のメカニズムを勉強することは、かなり重要なことだと思います。
特に、これらの動作は安全対策にもつながっていくので、今後も、機会を見つけてはトレーニングしていくことになると思います。

もちろん、タックルも、様々なシチュエーションによって最適な入り方は変わってきますし、チームのディフェンス戦略の影響も受けることでしょう。
ただし、今日トレーニングしたことは大切な基本動作の一つなので、それぞれの生徒が、確実に自分の引き出しの一つとして習得してくれれば、きっと役に立つことと思っています。

タックルが苦手な選手も少なくないことと思いますが、苦手な原因を解明し、それを克服する動作やメカニズムに気付いてしまえば、きっとタックルも楽しめるようになってくるんじゃないでしょうか(^^)
もちろん、得意な選手はもっと楽しくなるんじゃないかな(^^)
(林)

担当コーチ:林拓司/川合レオ
アシスタント:武藤さくら