2012年10月31日(水) 17:30-19:00/YC&AC(横浜)

今日も、ラグビー日和でした。

タクコーチもレポートで書いていましたが、先週の日曜日に、神奈川県の小学生の大会を観戦させてもらいました。
うまくできたこと、うまくできなかったこと、それぞれに色々とあると思います。

自分にできなかったことにチャレンジして、それをクリアーしていくことは、スポーツの楽しみの一つです。
その為には、まずは、チャレンジする目標を決めてみることが大切ですね!

そして、試合が終わってから、できたか?できなかったかを自分で考えて、
もし、できなかったら、次の試合でもう一度チャレンジする!
できたなら、新しいチャレンジを考えてみる!

もし、できなかったことがあっても、また、チャレンジすれば良いのです。

これから大人になるまで、みんなは、数えきれないぐらい試合をすることでしょう。
「試合でチャレンジするプレーを考え、練習する」⇒「試合でチャレンジする」⇒「自分のプレーを振り返ってみる」
⇒「次の試合でのチャレンジを考え、練習する」⇒「試合でチャレンジする」・・・・・・・・・・・

こんなことを繰り返しながら、一歩、一歩、それぞれのペースで前に進んで行って欲しいと思います。
そして、チャレンジすることを楽しんで欲しいと思います。

今週も、各地で試合があるようですね。
みんなのチャレンジを陰ながら応戦してます!



日本ラグビーのビックニュース!!
パナソニックワイルドナイツに所属し、最近までニュージーランドのオタゴ州代表として活躍していた、日本代表のSH(スクラムハーフ)田中史郎選手が、スーパーラグビーのハイランダーズに入ることが決まりました。
当然のことながら、日本人初の快挙です。

今後、子どもたちの夢が、日本代表から世界に広がって欲しいです!!!
ちなみに、田中選手は身長166cmです。
彼の快挙によって、夢が膨らんでいる子どもたちも多いのではないかと思います。

先日、JRFU(日本ラグビーフットボール協会)のコーチの会議があり、エディーさん(日本代表監督)から私たちコーチ陣に、下記のような問いかけがありました。

「世界で6番目ぐらいにラグビーの競技人口(10万人ぐらい)が多い日本で、スーパー15で評価される日本人が一人だけというのは、なぜですか?」

これらの議論の際に、よく、日本では、ラグビー環境の問題や、体格的な話になるのですが、個人差もありますが、トップ選手(22歳ぐらい)になるまでの日本のラグビー選手のトータルの練習時間は、世界で一番、長いとも言われています。
世界で一番たくさんの時間をグランドで過ごしているのに、世界で評価された選手が一人だけということは、コーチが選手を十分に成長させてあげられているかどうか、もう一度振り返ってみる必要があるのではないか?と、エディーさんは言いたかったようです。

エディーさんの問いかけに、日本の一人のコーチとして、色々と考えさせられています。


【小6/中学生/高校女子クラス】
タッチフットの時間に、次の試合を待っている時に、ゲームが行われているフィールドに背を向けて待っている生徒がいたので、そのことについて話しをしました。

「コーチは、みんなにラグビーパークに参加している1秒も無駄にしてほしくないと、いつも思っています。
待っている時間も、仲間のプレーを見ることで自分を成長させる時間にすることができます。
これは、ラグビースクールや、学校のチームでも、同じことです。
高校、大学のチームに進んでも大切なことです。
また、ラグビー以外のことでも、学ぶ場に行ったときも同じです。
同じ時間でも、成長できる人と、そうでない人の違いは、今日、話したような、ちょっとした心がけの違いだと思いますよ」
そんな話をしました。

練習メニュー
1、バラエティーアジリティートレーニング
2、ハイボールキャッチテクニック
3、ファンクショナルストレッチ+体幹
4、スピンランパステクニック
5、ダイアモンドパスランニング
6、カラーターン3対2
7、ダウンダッチ
8、5対5(模擬ラック)

担当コーチ:川合レオ


【小学生クラス】
■今日のメニュー
①ダック・ラン、ボール・ポジション・ランニング
②ストレッチ
③ワールド・スキル・チャレンジ(WSC)
④3対3・スペースアタック
⑤5対5(模擬ラック形式)、3対3(3・4年生)
⑥ストレッチ

先日見学したある試合で、敵同士、しかもトイメン(同じポジションで向かい合う)同士として戦っていた二人がいます。
YスクールのYくんと、KスクールのKくん。

今日のレッスン後、二人を呼び出し、この間の試合で感じたお互いの印象を聞いてみました。
「これをやられて、嫌だった!てことは何?」
「逆に、これをやられたときはあんまり困らなかった!ってことは何?」

普段からお互いに認め合っている、能力の高い二人です。
お互いにお互いの印象を、的確に話してくれました。

「Kはスピードが速いから、走られると嫌だった。
まっすぐ突っ込んでくると嫌じゃなかった」
「Yは何をしてくるかわからないから、仕掛けられると嫌だった。
すぐにパスを回してくれると安心した」
(だいたいこんな感じだったかな?)

対戦した相手が自分のことをどう思っているかなんて、なかなか知る機会はないと思うので、こういう時は、ラグビーパークという仕組みの利点を活かして、良い機会になればと思って場をセッティングしました。

これからもずっと、良きライバルとして、お互いを高めあっていってくれればと思っています。


さて、話は変わって、横浜クラスでシリーズ化をもくろんでいるメニューをきょうから開始。
その名も、ワールド・スキル・チャレンジ(WSC)。
まずは、YouTubeで拾った、世界のトッププレーヤーの妙技を、iPadもどきのポータブル端末で見せます。
導入で1分くらい見せた時点で、子どもたちは素晴らしいスキルの世界にどっぷり引き込まれ、歓声とため息と、もっと見たい~の声が漏れ聞こえます。
そして、今日チャレンジするスキルとして、オドリスコル選手のワンハンドピックアップを見せ、一人2回だけチャンスを与え、実際に自分でやってみる、という流れでした。

子どもたちにも説明したのですが、世界のトップレベルのスキルを身につけようとしたらパークのレッスン時間が全部なくなってしまうので、このコーナーは、チャレンジするだけです。
何とかマスターさせようというものではありません。
普段、世界のラグビーを見る機会がある子もない子も、普段の自分のプレーの"引き出し"には無いような、きらきらとしたプレーを目にし、実際に自分でも試してみる。
それだけでいいと思っています。
時間もそんなにかかりません。
彼らの、ラグビーに対する意欲や憧れにつながり、プレーにおける発想力や、様々なシーンでの柔軟な対応力が身につくきっかけになっていけばと思っています。

一瞬でもうまくいった子、全くうまくいかなかった子、世界で活躍するプレーヤーの偉大さに触れ、まだ見ぬラグビーの世界へ好奇心を膨らませ、自分自身の可能性にも気づくような、そんな時間になっていきそうです(^^)

・・・と思っていたのですが、帰宅時にタブレットを落としてしまい、しばらくはできないかもしれません。。。
みんな、ゴメンよ~ (>o<;)
$Rugby Park Japan 【リポート】

いずれきっと復活させます!

担当コーチ:林拓司