2011年12月13日(火) 17:00-19:35/フロンタウンさぎぬま(川崎)

さぎぬまクラスも今日で年内のレッスンは終わりです。
いつもはサッカースクールでにぎわっているこの会場も、今日はもうお休みのようで閑散としていましたね。


【小学生クラス】 17:00-18:15
■今日の練習
①サグビー・ラグビー
②ストレッチ
③ショットガン・キャッチ
④4対5
⑤ホールド・スモー
⑥ストレッチ

あまりの寒さに、予定変更、、、子どもたちの要望と運動量を重視して今日もサグビーでアップ。
とは言え、このメニューはスペース感覚を磨くのにはなかなか良くて、今日は、比較的パークに入ってから間もない子たちが、ボールに固まってしまうのではなくて、スペースに移動してパスを受けようとするプレーも見られるようになってきました。
そして、そういった意識付けが、タッチフットの中でも、攻守にわたって発揮されてきています。

担当コーチ:林拓司/川合レオ


【小5・6/中学生/高校女子クラス】 18:05-19:35
■今日の練習
①ベーシックスキル&コミュニケーション・ドリル
②ファンクショナル・ストレッチ
③3対4、4対4、4対4(ワイド)
④集中・反応・瞬発力のトレーニング & 腹筋

このクラスには、最下級生の5年生で、ラグビーが全くの初めてという初心者の子がいます。
7月から通い始めたSくん。
周りは小さいころからラグビーを続けてきた、(子どもたちの中では)ベテランの選手ばっかり。
そんな中で、初めてのパス、初めてのラン、初めてのオフサイド、、、様々な初めての壁にぶつかりながらも、まじめに、一生懸命プレーしてきました。
他の生徒たちも、決してSくんを除け者にしたりせずに、優しく迎え入れ、時には教えたり、時には叱咤激励したり、そして笑いあったり、仲間として受け入れあっていました。

そんなSくんが、受験勉強の為にラグビーパークに通い続けることが困難になり、今日が最後のレッスンとなりました。

小学5年生のSくんにとって、見ず知らずの人たちの中に一人で飛び込むことだけでも、大きな勇気が必要だったことでしょう。
特に他の球技をやっていたわけでもないSくんにとって、ラグビーをよく知った人たちの中に、全くの初心者として飛び込むことにも、大変な勇気が必要だったことでしょう。
そして、うまくできない悔しさや、みんなに迷惑をかけてないかという不安や、どうやって人間関係を築けば良いのかという悩みや、、、他の誰にもはかり知ることのできないほどの、大きな壁やハードルに何度もぶつかってきたことと思います。

この2か月ほど、Sくんのプレーはどんどん変わってきていました。
失敗を恐れずに、勇気を出して一生懸命プレーすることが、本当の意味で仲間の為になるし、自分のためにもなるということを学んでいったのだと思います。
そして、室内でのフィジカルトレーニングでも、小学生とは思えないほど真剣に打ち込んで、人一倍熱心に自分自身と戦っていました。

そんな努力や勇気、頑張りを、私たちはずっと見つめてきました。
まだ若い生徒たちには、その凄さがあまりわからないかもしれません。
それでも、フィジカルトレーニングの時間の空気が変わって、みんなが真剣に打ち込むようになってきたのは、Sくんの影響かもしれません。

君ならどんなことだってがんばれる。

帰り際、目に涙を浮かべながら「受験が終わったらラグビーやりに戻ってきたい」と言ってくれたSくん。
僕たちは君のことを決して忘れない。

担当コーチ:林拓司/川合レオ