2011年11月7日(月) 17:00-20:00/ミズノフットサルプラザ藤沢

意外と暖かい日が続いています。
最近は悪天候に悩まされることもなく、とてもプレーしやすいですね。

レッスン中に林(コーチ)が足を痛め、お気づきの皆さんにご心配をおかけしましたが、現在、順調に回復中です。
ご心配いただきどうもありがとうございました。皆さまの愛情を感じ、とても心強く思いました。
これからも、もっと(年齢に応じた、笑)身体のケアに気を使いながら、しっかりとやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


【小学生クラス】
■今日の練習
①チャレンジランパス
②ストレッチ
③1対1(団体戦)
④3体2+1
⑤ストレッチ

■マナーを守ろう
ラグビーが上達することも大事、それと同時に、周りから信頼される選手、人間になることもとっても大事。
将来、君たちが高校の部活に入って花園を目指すとき、もしくは大学のチームで仲間と一緒に燃え上がるとき、トップリーグの憧れのチームでプレーする時、日本代表で国民の期待を背負って戦う時・・・・・
練習中はどんな態度で過ごすと思う?

マナーが守れない人間、他者を尊重できない人間は誰からも信頼されない。
みんなから信頼され、頼られ、愛される、そんな選手、人間になれるように、ラグビーパークのレッスンでもマナーは大切にしていきたい。

それも、怒られるから従うのではなく、それぞれが自分自身で、どういう自分であるべきか、考えて行動してみてほしい。
ちょっと難しい課題かもしれないけど、従うだけでは世界で戦っていけないから・・・
まずは上級生が変わっていけば、どんどん下級生に伝わるから、がんばってみてほしい。
コーチも一生懸命向き合っていくから。

というお話をしました。
徐々に浸透していければと思っています。

■その悔しさが君を強くする
1対1の団体戦。
運動量は減ってしまうけど、精神的には研ぎ澄まされる良い時間が生まれます。
この練習の特徴は、レベル差のある相手と戦わねばならないこともあること、仲間たちの期待を一身に背負って戦うという緊張感があること、やり直しのきかない戦いであること。
子どもたちはとても集中して、一瞬の勝負に懸けます。
必死の思いは、時に番狂わせ、奇跡もおこします。

そんな戦いの中の一幕。
今日がラグビー3回目のY君は、思い通りにプレーできず、負けてしまい、ふさぎ込んでしまいます。
ふがいない自分に対する悔しさに表情は歪み、必死で自分の中で戦っている様が感じ取れます。
仲間たちの期待を一身に背負って戦うという経験も、もしかしたら初めてだったかもしれません。
出来ない自分が悔しくて、恥ずかしくて、嫌で、どうしていいかわからなくて・・・

でもね、その、悔しく思える気持ちがとても大切なんだよ。
悔しく思えなければ、何も変わらないけど、君はそんなに悔しさを感じられたんだから、きっと強くなる。
仲間たちに信頼される自分になることができるよ。
だから、その気持ちを大事にして、ゆっくりでいいから、これからも一緒に進んでいこうね。

というお話をしました。
みんな同じような経験をして、そんな経験を繰り返して、成長していくのだと思います。
彼の内に秘めた思いが、どのように彼を成長させていくのか、しっかりと見守っていきたいと思っています。

■他者を思いやる気持ち
その1対1の団体戦。
誰もが、勝つために一生懸命プレーしています。
その気持ちをお互いに感じ合った時、負けた仲間を責める人間は一人もいません。
むしろ、悔しがる仲間を思いやったり、ねぎらったりする言葉が聞こえたり、その仲間の思いを背負って自分の番にはもっと気持ちが入ったり、そういう精神状態でした。
落ち込む仲間を心配して、コーチに(心配そうに)伝えに来てくれた子もいました。
子どもたちはもともとみんな自分勝手で、それは当然のこと。
その自分勝手を超えて、仲間のことを考える、思いやる習慣を身に付ける。
このクラスの子どもたちも、本当に成長してきているなぁと、ちょっと感動しました。

■1・2年生の成長
入学当初、お兄ちゃんの手をなかなか離すことができなかった1年生のKくん。
今では、「お兄ちゃんダメだなあ」なんて減らず口を叩けるほどに(笑)、一人で活発に行動できています。
2年生のSくんも、めっきり自信もついてきて、堂々たるプレー、お兄さんになってきた感じがします。
2人とも、ラグビーを楽しんでくれているようで嬉しく思います。
1・2年生は2人しかいないため、1・2年生だけに特化したメニューで対応してあげられないことを申し訳なくも思っています。
こればっかりはどうにも難しい問題ですね…。

担当コーチ:林拓司/川合レオ


【小5・6/中学生/高校女子クラス】
■今日の練習
①ハイパント・キャッチ対決
②ファンクショナルストレッチ
③3対2+FWプレーヤー
④4対4デスマッチ(後半はワイドVer.)
⑤ストレッチ

■「成功へのプロセスを知る」ということの積み重ね
ラグビーパークでは、子どもたちの良いプレーに対し、出来るだけ見逃さずに褒めるようにしています。
それも、レベルが上がるのに合わせて、出来るだけ具体的に褒めます。
たとえ、最終的にミスになってしまったとしても、出来ていた部分を褒めます。
できた・できなかった、という単純な結果で終わるのではなく、そのプロセスの中で、出来ていた部分、次のチャンスでも活かしてほしい部分を明確に伝えてあげたいのです。
そうすることによって、選手たちは、小さな成功体験の積み重ねの中で、自分自身のプレーの選択肢(や構築のしかた)を学び、結果としての成功に近づいていきます。

失敗体験だけではだんだん面白くなくなってしまいますし、プロセスを見つめることによって、少し難しい課題やプレーにもチャレンジさせることができます。

「結果で判断せずにそのプロセスを分析して良い部分は褒める」
普段無意識でやっていることですが、レッスン後のコーチ反省会で話題に上り、改めて確認し合った事項なので、備忘録的に載せておきます。

担当コーチ:林拓司/川合レオ