2011年5月23日(月) 17:00-20:00/ミズノフットサルプラザ藤沢

ラグビーパークでは、ラグビーを楽しむことをとても大事にしています。
「楽しむ」という言葉はよく誤解されがちなので、今日はこの「楽しむ」ということについて少し書いてみます。

ラグビーパークのレッスンでは、確かに子どもたちの笑顔をたくさん見ることができます。
でも、それが、友達とじゃれ合っているときの笑顔や、お笑い番組を見てる時の笑顔とは少し違います。
私たちが引き出そうとしている笑顔は、
期待感に胸を膨らませて、ワクワクと瞳を輝かせている時の笑顔、
今までできなかったことができるようになった時の喜びの笑顔、
仲間と協力して、何かを成し遂げた時の喜びの笑顔、
一生懸命やったことがコーチや仲間に認められて、嬉しい時の笑顔、、、。

ラグビーパークで生み出そうとしている楽しさとは、
新しいことにチャレンジする楽しさ、
一つ一つ、自分の力で壁を乗り越えていく楽しさ、
仲間と協力して戦い、チームワークを感じる楽しさ、
自分の努力や一生懸命な気持ちが誰かに認められる楽しさ、、、。

ですから、私たちコーチが子どもたちを指導していて嬉しい瞬間というのは、
心はワクワク・瞳はキラキラから、自分の番が来た時にすーっと真剣な表情に変わり、戦う顔に変わる瞬間、
普段はあまり感情を表に出さない子が、悔しさを爆発させた瞬間、
成長した自分に気づいた子が、照れながらも喜んでいる瞬間、
自分よりも強い相手に対して、強い決意で向かっていく瞬間、
わがままや意地悪な自分を、一生懸命コントロールしようとしている努力を感じた瞬間、
レッスンの終わりを告げた時に、「え?もう終わり!?」「もっとやりたいー!!」という瞬間、
勇気を出した瞬間、乗り越えた瞬間、心が立ち上がった瞬間、我慢した瞬間、気づいた瞬間、思いやった瞬間、、、。


すべて、子どもたちの内発的なモチベーションがないと成り立たないことなんですね。
真剣になればなるほど楽しい。
私たちは、子どもたちのモチベーションを、どう引き出すか、維持するか、高めるか、、、その面において努力を重ねていかなければなりません。


興味を持っていただけた方はぜひ見学にいらしてくださいね。


【小学生クラス】
運よく雨はほとんど降りませんでした。
キックパスゲーム、新メニューのカウンター2対1+1、新メニューの上半身下半身切り離しランパス、2対1、変則3対2を行いました。

キックもキャッチもぐんぐん伸びています。
2対1も相当うまくなってきました。
スピードを出してアタックすること、止まらないでパスすること、ストレートラン、、、これらのことを順次練習しながら、実戦力をさらに高めていこうと思います。

担当コーチ:林拓司/川合レオ


【小5・6/中学生/高校女子クラス】
始まると同時にどしゃ降りでした。
冷えないようにサグビーで長めにアップ、簡単にストレッチを済ませて、カウンター3対1、カウンター3対2で、スペースを使ってアタックする練習をし、3対3を行いました。

どしゃ降りの雨の中、次第に集中力も欠ける中、特に6年生のエネルギーがいつもより落ちていることに気づき、コーチも真剣に戦うから、それに負けないように思いっきり勝負しようというテーマを持って後半は戦いました。
思い通りゲームが進まないもどかしさや悔しさをにじませながら、それでも「負けてたまるか」という闘志を静かに燃やしながら、激しいプレーを最後まで見せてくれました。
悔しくて笑顔こそ出ませんでしたが、あの真剣な表情や必死の戦いは、必ず彼らの成長の種になったと思います。

担当コーチ:林拓司/川合レオ