2011年1月21日(金) 17:30-20:30/ミズノフットサルプラザ藤沢


後期2回目のクラスです。

【小学生クラス】

小3の新メンバーを加えて8名(1名お休み)で行いました。

現在は4つのスクールから集まってきてくれています。


今日は、キャッチの基本から走りながらのパス、トップスピードでのパスキャッチと、じっくりと段階を踏んで練習しました。

この練習の最終目標は、<走りながらキャッチ→走りながらパス→トップスピードでキャッチ>という流れでしたが、約30分ほどのメニューでみんな驚くほどうまくできるようになっていました。

小2~小4まで、それぞれのレベルで一生懸命取り組んで、確実に上達してくれていますね。


最後はいつも通りですが、その練習を生かしての、2対1、とてもよかったです。

新加入のメンバーも、中期からやってるメンバーのプレーになかなか追いつけず悔しい思いをしましたが、あきらめないで挑戦し続けた結果、最後はうまくいきましたね^^

みんな初めは全然できなかったので、何も心配することはないです。

これから一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう。



【小5・6/中学生/高校女子フィットネスクラス】

体験の小学5年生の選手を加えて8名でのレッスンでした。


このクラスはタッチフットを中心にずっとやってきましたが、かなりレベルが上がってきているのを実感しているので、さらなるレベルアップを目指し、「ボールを持っていないプレーヤーがスペースを見つけて走りこむ」という新しいテーマを付け加えて今日は行いました。


先週は素晴らしいカットインが見られたとご紹介しましたが、スペースを見つけてそこを生かすというプレーができると、パスゲームの面白さがわかってきます。

今日はその意味でも素晴らしいプレーがたくさん生まれました。


落ち着いて考えてみると、私たちが小中学生のころに、人を生かす喜びや、自分が見つけたスペースに仲間が完ぺきなパスを放ってくれて、いわゆる「ハマった」瞬間の喜びなど、そういったラグビーの高度な楽しさをこんなに感じる瞬間ってあったかなぁ?と思います。

「タッチフットってこんなに楽しかったっけ?」という選手の声がそれを表していると思います


このままもっともっと深めていったらどうなってしまうのか?

ワクワクしてしまいます。

それもこれも、今日は全員が最後まで集中し切れたからこそだと思います。

みんなありがとう!


一人一人例を挙げて紹介したいほど、みんな成長してくれています。

初めて参加した体験生は少し面食らったかもしれません。

私たちも、今日のように初めて参加する選手がいたりすると、改めてずっとやってきたメンバーの成長を感じ、感心してしまいます。

初参加の体験生も、すぐにみんなと同じように動けるようになるので心配しなくて大丈夫ですよ。

初めはみんな集中できないし動けないし、こんなにはできなかったんですから(笑)



さて、今日は最後に少しコーチングのお話もしてみたいと思います。

ラグビーパークで私たちが子どもたちを指導する上で、最も大事にしていること、それは、

「今、この瞬間には、どうすることがその子の(成長の)ために一番良いのか?」

という視点です。

たとえば、パスの練習をしていたとします。

当然ながら選手一人一人、レベルが違います。

果たして、その場でパスをマスターさせることがその子にとってプラスなのか?それともすぐにマスターできなくても、今はやる気を引き出してあげることがプラスなのか?

毎瞬毎瞬、子どもたちの様子を注視し、メンタルの変化を敏感に感じ取りながら、指導の方向性を柔軟に変化させていきます。

多少しつこくても悪い癖を矯正してあげることが有効な時もあるだろうし、時には、無理やり型を矯正して正しいフォームを身に付けさせることよりも、やる気を引き出してもっとラグビーをやりたい!と感じさせてあげることの方が大事な時もあるからです。

もちろん、どう指導するべきか、正解はありません。

ですから、私たちにできることは、いつもベストを尽くすことだけです。

子どもたちの感情の変化を感じ、最も役に立つ選択肢を真剣に考える。

それを90分間(+レッスン前後の子どもたちと接する時間もすべて)を通して、1秒も休むことなく気持ちを注ぎ続けることです。


指導に関する判断は、いつも瞬間的に行わなければなりません。

正解のない世界なので、判断には勇気も必要です。

そして、間違ってたと思えば素直に改める柔軟性も必要です。

色々と偉そうに書いてしまいましたが、私たちも完ぺきではないし、ここまで書いたことを完ぺきに行うことはおそらく人間として不可能でしょう。

でも・・・子どもたちのために、できる限りそうありたいと努力し続けることはできます。

その努力を前提に、コーチ間のチームワークが生まれます。

そのチームワークが子どもたちをより幸せにし、より成長させます。

これからも、より深く、より楽しく、ラグビーを通して子どもたちが成長していけるように、私たちコーチももっともっと深いチームワークを目指して成長していきます。



担当コーチ:林拓司/川村麻梨子