窓を叩く音 | Ruff Due Entertainment

窓を叩く音

2005夏は徹底的に遊ぼうと考えているのですが、まあそうとばかりも言ってはいられない。そんな訳でここ数日はパソコンと睨めっこ。今日は仕事を早めに切り上げ、三軒茶屋に映画を観に行きました。ずっと観たかった「トニー滝谷」


評論家ではないので映画の感想は割愛しますが、やっぱり良いですわ。三軒茶屋の映画館。

三軒茶屋には2軒の映画館があります。お隣同士で両方とも2本立ての名画座。

片方はハリウッド系大作、もう片方は邦画やミニシアター系と2館で良いバランスが取れている。

ここら辺は子供の頃からの思い出の場所です。当時、ミニシアター系の映画館はピンク映画専門の映画館で、当然子供の僕は入れない。日曜日に自転車でハリウッド系の映画館に行き、帰る途中にピンク映画のポスターをチラリと観てドキドキする様なガキでした。


いつしかピンク映画を上映しなくなり、僕もその小屋に入れるようになった。

いや、その頃と全く変わっていないんですよ。

自動販売機が新しくなったくらい。(昔は瓶のコーラを売っていた気がする)


その反面、街並みは大きく変わっていた。

あの大きなビルの建つ前にはそこに何が有ったっけ?残念ながら思い出すことが出来ない。


そう思って帰宅すると、自宅のメールにNao'ymtからメールが届いていた。

久々に生まれ育った街の御茶ノ水辺りに行ってみたとの事。

そこで彼は数多くの事を思ったみたいだ。

細かい内容は流石に書けませんが、久々に人から良いメールを貰った。

身内を褒める真似をするのはお恥ずかしい事ではありますがね。


彼の思い出の場所。

神田川。

駅前交差点。

通学路。

古本屋。

煉瓦が積んであった空き地。

嵐の日の秋葉原。

聖橋から臨む御茶ノ水駅。

楽器街で初めて買ったギター。



色々なものが新しくなるというのは歓迎されるべき事なんだろう。

けれども、その中に少しだけでも変わらない景色が残されている事。

景色自体が失われたとしても、匂いのようなものを残しておくという事。

この優しさとか思いやりに欠ける世の中を生きていかなければいけない僕等には、そういう事が本当に重要になる時が有ると、僕は思うのです。


歳をとったなと、僕は思うのです。