久しぶりに、のんびりとした休日だったのです。
9時過ぎまで寝て、本を読んで、てきとうに食べて、
パンを焼いて、こたつでごろごろとまた本を読んで、
いい休日だよな~と思っていたら。

スマホにかかってきたのは、鬼母の施設の電話。
鬼母に何かあったのか?
なぜ妹ではなく私にかかってくる?
とビビリながら(一種期待しながら)出ようとしたら、
うっかり切ってしまい、折り返したら担当男性につながれ
「あっ、あの、(鬼母)さんが

お話したいことがあるって」
え。困ります。

即答してしまったら、電話の向こうがキョドります。
「えっ、でも…(鬼母)さんが…」
ご用件は何ですか?
「あっ、じゃあ

(鬼母)さんに代わります」
やめてください。

「えっ、あっ、じゃあ、いいです…」
切られました。なんなの?

と思う間もなく、今度は家電にかかってきて、
「Rueさんのお宅ですか?長女さんとお話しされたいと…」
ええ、ですから先ほどスマホで出たのが私ですが。
ご用件はいったい何ですか?
「あの、いつ帰ってくるのかって」
私はずっとここに住んでおりますが?
「あっ、はい。

え、じゃあいいです。失礼します」
…わけわかんない。
帰ってくるってもしかして息子のこと?
なら、絶対に教えたくはないし(本人もやめろというに違いない)
妹のことだとしたら、まったく連絡がないので知らないし。

緊急の時のために、と私の電話は教えてあるけれど、
妹から施設の人に、私家族との関係性って、
まったく知らされていない、引き継がれていないんだろうか。
もしかして、私は言わなきゃいけなかったのか?
「顔を見せるとつかみかかってくるので、

近寄りたくありません」


「暴言を吐かれるので、

会話すらしたくありません」
 

「父の入院・葬儀から、相続、

登記まで、すべて私がやったのに、
私と家族は泥棒扱いされ、

何度もいやな思いをしてるんです」
 

「その人が生きている限り、

私は関わりたくありません」って。


いや、たぶん、あの女はもう、私に電話させたことなんか
きれいさっぱり忘れて、楽しくやっているに違いない。
でも、台無しにされてしまった気持ちはもう戻らない。
なんで私、ここまでとらわれちゃってるのかな…