そうなんです。
そういうことが起きました。報告のようなブログです。


Rudy Redギターボーカルの私ですが、先週木曜に東アフリカのケニアより帰国しましてん。
ケニアでは写真も出来事も多すぎて、今度しっかり旅の記録を記したいと思います。
今はちょっと、めんど、、、思い出を焼き付けてるところなんで。




帰国の2日後!
Rudy Redのスタジオでして、昼間に時差ボケを抱えたまま埼京線で向かいながらスマホを観た。


日課になっているのが、HEATWAVEの山口洋さんのブログを読むこと。他の方のは一切読みません。
せいぜいたまーにピーズのハルさんのを観て生存確認するぐらい。

山口さんのブログはほぼ毎日更新されていて、内容がとても面白く、言葉が染み渡るのです。
短くても本を読んだような感覚になるというか、


ブログを見ていて発見。千葉のライブハウスで山口さんの弾き語りライブがあるではないか!
それも今日!!


うーん、これは行きたいけども池袋のスタジオで終るのが17:00、京成千葉駅付近のライブハウスにて開始が18:30
17:00の池袋発の電車に乗れば間に合うぞ!


そんなわけでメンバーに巻きで上がって良いか確認したところ、心優しいリズム隊は快諾。
持つべきものは心優しいリズム隊ですね!


でも不安兼、面倒だったのがギターなどの機材があることよね。
人がいっぱいのプロのライブハウスの空間で邪魔でしょーよー?


なんて心配してたけど杞憂に終わったぜ。
一時間半の移動で着いたライブハウスは、大人のおじさまおばさま達の空間。
HEATWAVEはこの道39年目の超ベテランバンドなので、お客さんもベテランなのです。




椅子とテーブルが並び、お酒と共に嗜む極上のゆったり空間ライブでした。
わたしも、ギターを壁に立て掛けて、軽食と酒をたのしみながらのライブ。


そりゃあもう、素晴らしいライブ。
弾き語りの表現力は無限なんですね。
ギターが体の一部のようで、歌は心に直接響いた。


山口洋さん、御年54歳、
「もう一曲やっていい?」と繰り返され、約3時間半のステージは初めから終わりまで圧巻でござった。


で、氏、ステージより
「このぐらいの規模ならサインとか握手とかするからゆっくりしてって」

ほう、

ほう!!

ほう!!!!


これはありがたい!
てなわけで終演後しばらくしたら物販席に現れまして、
あー、並ぶし、時間短いだろーなー、

なんて思っていたのだけど、さすがは余裕ある大人なファンの方々。
10数人だけ並んで、みなさん酒飲んでらっしゃる!


そんなわけで一通りの人が終わるのを待った私、

こりゃぁもしや、今しかないんじゃないか?

そんな発送が急に浮かんだのです。



私の使用ギターは恐縮ですがGRETSCHのテネシーローズでございます。
元々は歪んだギターロック好きだったけど、みなさんの想像通り浅井健一さんのギターの音に憧れて買ったわけです。

そこからBrian Setzerに憧れる。GRETSCH使用者では珍しくないんじゃないかな。

その後にHEATWAVEのライブを観て、同じくGRETSCHのカントリージェントルマンを使う山口洋さんに衝撃を受けるわけであります。

三者三様ですが、ここ数年は専ら山口洋さんのプレーに憧れて、日々練習したりサボったりしているのです。


話を戻す。

今しかないんじゃないか?
憧れのギタリストに自分のギターにサインをしてもらうのは!


おそるおそる、アラサーの私ですがもはや子供の緊張感でギターを持って向かいました。


「ギターにサインをしていただけないでしょうか?」



山口洋さん、快諾。
「おー、GRETSCHだ、裏の方がいいよね?」


「いえ、裏だと体に当たって消えちゃうし、みんなにも見えるように表におねがいします!」


山口洋さん
「いいの?分かった!俺もねー、昔若い頃に自分のGRETSCHのここのところにCHABOさんにサイン貰ったんだよ。」


わ!!
スゲー人からスゲー人とのエピソードが出てきて、同じところにサインを貰ってしまった!!
もはや手が震えだす私。



その後、頂いた言葉は生涯胸に閉じ込めておきたい内容で、痺れたなんてもんではありません。
ほんの二、三言ではありますが、記憶が宝になりました。言葉を失うほどに。
それをここに記すのは野暮ってもんです。



ひとつだけ、悔やまれたのは

山口洋さん
「バンドでCDとか作ったら聴かせてね。」

と言って下さったのに、
持ち歩いていなかった!!!愚図!!!愚鈍!!!
今後は常に一枚ずつは持ち歩こうと、かたーく決意。



「ありがとうございました!これ持って来週のライブ、頑張ります!」


山口洋さん
「そうかい?そしたらこれもあげるよ。今日使ってたピックなんだわ。頑張ってね。」

ピックにもサインを頂き貰ってしまった!!



私は千葉駅までの歩きの道すがら、年甲斐もなく涙をこぼしてしまいました。


そして家に帰り、じっくりサインを眺めようと思いギターを取りだし観て、また驚きと嬉しさで泣けました。

そのサインがこちらです





GRETSCH  BROTHER  JIN
ROCK'NROLL!!
Yamaguchi ヒロシ@(54)
2018/06/16



これはもうヤバくないですか!?
俺はグレッチブラザーなのです!!

もう二度と、ワックスとかレモンオイルとか掛けられないよ!!!最高だよ!!!


わたしのギターには魂が込められました。
真のロックバンドは人に夢を与えるのですね。
エモーショナルとバイブスぶちあげられた訳であります。


実は近日、Rudy Redでとある撮影があるのですが、自信を持ってこの宝を抱えて撮ってもらおうと思ってます。