ヨガは自分自身と向き合うことができるようになる
私が初めて『ヨガ』という言葉を知ったのは28年前で当時私は18歳でした。
あの時私はシドニーにおり、クラスメイトの二コル(ドイツからの留学生)と街を歩いていた時に彼女がヨガスタジオを見つけ
「ヨガって身体にいいんだよね~」って言われ 「ヨガって何?」と聞いたやり取りを今でも覚えています。
あの時は彼女の説明を「ふ~ん」と聞き流していました![]()
当時私も留学生で学校での勉強は本当に大変でした。 なにせ単位をちゃんと取得しないと日本の高校卒業できないし、日本の高校からも
課題が出されていたのでダブルで慌ただしかったのです。 でも、ホームステイ先が海の近くにあり朝と夕方ビーチへ行ったり週末もビーチやシティーで満喫できる時間があったので、勉強や生活でのストレスは全くありませんでした。
帰国するとどんどん心のゆとりが薄れてきたような気がします。
ストレスがたまると海外へ行ってリフレッシュして帰国するのを繰り返しておりました。
私がなぜヨガを学ぼうという気持ちになったのかというと。。。 インドにいるルドラクシャの師匠に「ヨガを学ばずスピリチュアルは語れない」と言われたからです。 インドから帰国してすぐにパソコン開いて 「ヨガスクール 〇〇→地元から近い場所」などとキーワードを入れ検索しました。
タイミングよくまもなく開始するインストラクターコースの説明会を予約しヨガスクールへ行きました。 もう学費を持参していたので説明を聞き
その場で学費を払いました。
通っていたヨガスクールには素晴らしいインストラクターやヨガ哲学の先生がおり濃厚な時間でした。
ヨガインストラクター講座だからアーサナばかり学ぶと思う方も多いと思いますが、まず最初に習うことは「チッタ・ヴリッティ・ニローダ(心の作用の止滅のことである)」とヨガでも人生でも大切なヨガ八支則を学びます。
ヨガ八支則は、「ヤマ」、「ニヤマ」「アーサナ」、「プラーナヤーマ」、「プラティヤハーラ」、「ダーラナ」、「ディアーナ」、「サマーディ」と8段階に分けられおり、それぞれが8本の枝のように支え合って成り立っているといわれています。
ヤマ(禁戒)とは日常生活の中で、他人や物に対して慎むべき5つの心得。環境や人間が良い関係を保つために自制すべきこと
【アヒムサ】非暴力、非殺生。肉体的な暴力だけでなく、精神的な暴力、言葉の暴力も振るってはいけない
他人だけでなく、自分自身に対しても同様で、何事に対しても思慮深くあることが大切
【サティヤ】正直、誠実であること。自分の利益を守るためや、見栄を張って嘘をつかないこと
心穏やかに、自分に正直に生きていれば嘘をつく必要がない
【アステーヤ】盗まないこと、他人の所有物を奪わないこと。独り占めしたり、欲張って必要以上に所有しない
(ここでは、他人と自分の時間を奪わず大切にすることを学びました)
【ブラーマチャリヤ】性欲や物欲、食欲、名誉欲などのあらゆる欲望と快楽に惑わされ、エネルギーを消耗しない
(買い物をする前に自分のクローゼットにある服をチェックしたり、冷蔵庫の食材をチェックしたりお金の無駄遣いをしない
ようにする。物欲をコントロールする事を学びました)
【アパリグラハ】執着しないこと
何かを必要以上に所有しないこと
必要以上に所有し執着がわくことで、失うことへの恐怖や奪われるかもしれないという疑い、他人への嫉妬や怒りも自分の中
に沸き起こってくるといわれて言われています
(他人と自分を比べるのではなく自分自身を大切にすることが大事だなって納得)
ニヤマ(勧戒)とは、日常生活の中で、自分に対して守るべき5つの心得。自分自身と良い関係を保つために進んですべきこと
【シャウチャ】自分自身の心身や、身を置く環境を清潔に保つこと
【サントーシャ】与えられた環境に感謝し、満たされていることに気付き満足することが大切
【タパス】努力すること。鍛錬すること
【スワディヤーヤ】経典やマントラなど自分の心を良い方向へ導いてくれる書物を読み、向上心を持って学習すること
【イシュワラプラニダーナ】神への信仰心、感謝の念、献身的な気持ちを持つこと
【アーサナ(坐法)】ヨガのポーズ、瞑想に適した「安定して快適な座法」を身につけるための練習をすること
【プラーナヤーマ(調気)】呼吸と体・心を繋げることに意識を向ける
【プラーティヤハーラ(制感)】感覚への意識を深め、コントロールする
【ダーラナー(疑念・集中)】瞑想状態。積極的に集中することもなく、深い静かな精神でいられる状態
【サマーディ(三昧)】ヨガの最終目標。解脱、や悟りとも言われ、瞑想が深まり、集中の対象との一体感を感じている状態
心の平静を保つ精神的な喜びを感じ、至福とされている
ニヤマで自分はやっぱりあっち方面だったなって納得![]()
子供のころから神への信仰心があったこと(宗教的ではなく)、経典やマントラなどは自分の心を良い方向へ導いてくれる事に気づいていたこと、瞑想はずっとしていた。
ヨガのアーサナをしなくてもヤマ・ニヤマを生活に取り入れていくと生活改善はもちろん、自分と向き合う時間を自然に取り入れるようになるので自分の気持ちにゆっくり耳を傾けられるようになり、忙しくて忘れていた自分に気が付く事もあります。
そして、忙しく毎日を過ごされている方には瞑想をしていただきたいです。
忙しい時になんで瞑想?と思われるかもしれません。
私はヨガスクールに通っている以前より認知症の父を介護している時に母が脳梗塞で入院してしまい、介護・仕事・スクールとトリプルで大変な日々を過ごしておりました。 認知症の父は徘徊がひどくなりトイレの場所もわからないという状態になりました。
朝、昼、晩と徘徊はあり介護する側は全く眠れず介護・会社で仕事そして週末はヨガスクールと毎日がグルグル
と回っているようでフワフワしておりました。 2日睡眠がとれないというのはしょっちゅうでした
。
そんな過酷な時はルドラクシャマーラを首にかけて瞑想をすると身体の疲れがすーっと消えていく感じがして仮眠でも身体が休めるという実感がありました。 ルドラクシャと瞑想の凄さを再確認![]()
ルドラクシャは肉体的および精神的なバランスを維持するのにとても効果的で瞑想する際はぜひルドラクシャマーラをつけてみてくださいね![]()
ルドラクシャがない方、水晶を身に着けてもお香を焚いて瞑想もおすすめです。




