短大生になって、地元岡山を離れ、身寄りもいない北海道に移住
大学の女子寮に入寮
憧れの北海道で初めて親元を離れての生活
寮も短大もすっごく楽しくて、ホームシックになる暇もないほど充実してた
とにかく煩わしかった家族と離れた生活
母に干渉されることもないし、両親、姉と母のケンカに巻き込まれることもない
とにかく新鮮な毎日が楽しくて仕方なかった
女子寮の規則は厳しかった
築30年以上の狭い古い4人部屋
男子寮との新歓や寮祭などの行事があったり、なかなか忙しかった
規則を破ると罰にみんなの朝ごはん用の牛乳を早朝牛舎まで取りに行かないといけなかったり(笑)
でも友達の輪はめちゃくちゃ広がったし、何よりひとつ屋根の下に暮らす部屋っ子や先輩との仲はとても良かった
短大では酪農の勉強をしてたんだけど、勉強より友達との遊びの方が楽しくて、真面目に勉強した記憶はあんまりない
入学からしばらく経って寮の外泊禁止がとけた頃、短大の先輩との飲み会に誘われた
同時18歳、既にお酒大好きだった私は断る訳もなく、もちろん参加
そこで運命と信じたい出会いがあった
短大の先輩の家で開かれた飲み会
私たち1年生女子4人と2年生男子…確か6~7人
先輩たちはみんな今まで出会ったことがないくらい、面白い人たちばっかりで、ずっと笑い転げてた
しかもイケメンばっかり!
なのにほとんどが酪農家の後継ぎ(笑)
本当に楽しくて、その後もよく一緒に飲むようになった
その中の一人、群馬の酪農家の後継ぎの先輩にどんどん惹かれていく私がいた
群馬出身だからみんなに群馬って呼ばれてた先輩はとにかく破天荒で面白くて、お酒大好き
短大にはほとんど行ってなかった
たまに大学で会うと明らかにテンションが高くなった
そんな群馬さんとどんどん仲良くなっていって、すぐに2人で遊ぶようになった
夜にドライブ中、すんごく星がキレイなことに気付いて、まわりに明かりがない山に登って静かに2人で星を眺めたり、無駄にロマンチックなことが好きな群馬さん
その時は群馬さんのことがもう好きで好きで仕方なかった
やがてその群馬さんと付き合うようになった
今考えたら、なんでたくさんいた先輩の中で群馬さんだったのか確かなことはよく分からない
でもとにかく大好きだった
話が尽きないし、面白いし、(私的には)かっこいいし、身長も高いし、何より一緒にいるのが落ち着いた
大好きな音楽【PUNK】に出会ったキッカケも群馬さん
群馬さんが好きだったPUNKを初めて聴いて衝撃を受けて、ずっと大好きだったヴィジュアル系をやめ、一気にPUNKに走った
いっぱいケンカもした
元カノとの浮気疑惑があったり(笑)
それでもいつも一緒にいた
今まで付き合ってきた彼氏とは明らかに違った
こんなに彼氏にのめり込んだことないくらい、私は群馬さんのことが大好きだった
たぶん人生で初めて、真面目に彼氏を好きになった気がする
(高校までは彼氏より牛の方が好きだったくらい、ちゃんとした恋愛をしたことがなかったの。笑)
でも短大だから、群馬さんは来年には卒業してしまう
短大を卒業したら、実家の酪農を手伝うことになっていた
何度も何度も北海道に残れないか説得したけど、ダメだった
あと少ししか一緒にいられない…
そう思うと寂しくて仕方なかった
年が明け1月半ばから私は体調を崩し始めた
毎日あり得ないほどの吐き気に襲われた
吐き気…
私は群馬さんの子供を妊娠していた
まだ短大1年生
正直、頭の中が真っ白になった
容赦なく襲ってくるつわり
水分もまともに取れず、私は何度も産婦人科で点滴を受けた
妊娠したことを電話で母に伝えた
想像どおり、大激怒
当たり前
どうするのかは私に任された
群馬さんは結婚しようと言ってくれた
でも私は中絶の道を選んだ
自分の身を守りたかった
まだリスカしてたから、子供を育てる自信なんてなかったし、もっと酪農の勉強がしたかった
本当にヒドイ母親だね
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
中絶手術を受けるために実家に帰って、母にも姉にもこれでもかってくらい怒られた
手術を受ける前に群馬さんとご両親も私の実家に呼ばれ、大波乱の話し合い
群馬さんのご両親にも悪いことをしてしまったし、何より自分の子供に申し訳なくて、何もできない無責任な自分がますます嫌になった
毎日毎日泣いてた
あの時の子供をおろさずに産んであげてたら、今頃どうしてたかな…
中絶手術を受けた後も、群馬さんは私を受け入れてくれた
そのまま付き合い続けることになった
でも4月頭には群馬さんは実家に帰ってしまう
実家に帰ってしまう前、3月終わり頃に岡山から北海道に戻り、少しの間だけ群馬さんと北海道で一緒に過ごした
群馬さんが北海道を離れる日、他の先輩たちと空港に群馬さんを見送りに行った時、私は人目も気にせず号泣してしまった
覚悟はしていたものの、やはり寂しかったし、悲しかった
あれだけ北海道で一緒にいたのに…
初めての遠距離恋愛の開始
毎日のように電話したり、メールしたり
ゴールデンウィークには群馬まで会いに行った
あれだけヒドイことしたのに、ご両親は私を温かく迎えてくれて、一緒に仕事を手伝ったり、ご飯を食べに行ったりした
秋には群馬さんが北海道まで会いに来てくれた
その時、せっかく会いに来てくれたのに、大喧嘩をしてしまった
やっぱり遠距離だとお互い近くにいない分、不満がたくさんだった
一緒にいた頃はあんなにうまくいっていたのに…
その時が群馬さんに会った最後
私の短大卒業、就職と共に群馬さんと別れてしまった
私は十勝の牧場に就職が決まっていたし、就職したら会えなくなるから、もう無理だと思った
すぐに会えない距離に負けた
でも、実は別れ話をした時にひとつ約束をしていた
お互い嫌いになって別れる訳じゃなかったからこそ、できた約束
2010年、北海道で行われる牛の品評会の全国大会
もし次会う機会があるとしたらその時だから、その時にお互い恋人がいなければ結婚しよう
ハタから見れば、すごく勝手な約束かもしれないけど
でもお互い納得して約束した
それが私にとって忘れられない約束になった
でもまだ3年半も先の話
どうなるかなんて全く分からなかったけど、約束を忘れることはなかった
群馬さんと別れて、独り身になって、心機一転、社会人生活が始まる
大学の女子寮に入寮
憧れの北海道で初めて親元を離れての生活
寮も短大もすっごく楽しくて、ホームシックになる暇もないほど充実してた
とにかく煩わしかった家族と離れた生活
母に干渉されることもないし、両親、姉と母のケンカに巻き込まれることもない
とにかく新鮮な毎日が楽しくて仕方なかった
女子寮の規則は厳しかった
築30年以上の狭い古い4人部屋
男子寮との新歓や寮祭などの行事があったり、なかなか忙しかった
規則を破ると罰にみんなの朝ごはん用の牛乳を早朝牛舎まで取りに行かないといけなかったり(笑)
でも友達の輪はめちゃくちゃ広がったし、何よりひとつ屋根の下に暮らす部屋っ子や先輩との仲はとても良かった
短大では酪農の勉強をしてたんだけど、勉強より友達との遊びの方が楽しくて、真面目に勉強した記憶はあんまりない
入学からしばらく経って寮の外泊禁止がとけた頃、短大の先輩との飲み会に誘われた
同時18歳、既にお酒大好きだった私は断る訳もなく、もちろん参加
そこで運命と信じたい出会いがあった
短大の先輩の家で開かれた飲み会
私たち1年生女子4人と2年生男子…確か6~7人
先輩たちはみんな今まで出会ったことがないくらい、面白い人たちばっかりで、ずっと笑い転げてた
しかもイケメンばっかり!
なのにほとんどが酪農家の後継ぎ(笑)
本当に楽しくて、その後もよく一緒に飲むようになった
その中の一人、群馬の酪農家の後継ぎの先輩にどんどん惹かれていく私がいた
群馬出身だからみんなに群馬って呼ばれてた先輩はとにかく破天荒で面白くて、お酒大好き
短大にはほとんど行ってなかった
たまに大学で会うと明らかにテンションが高くなった
そんな群馬さんとどんどん仲良くなっていって、すぐに2人で遊ぶようになった
夜にドライブ中、すんごく星がキレイなことに気付いて、まわりに明かりがない山に登って静かに2人で星を眺めたり、無駄にロマンチックなことが好きな群馬さん
その時は群馬さんのことがもう好きで好きで仕方なかった
やがてその群馬さんと付き合うようになった
今考えたら、なんでたくさんいた先輩の中で群馬さんだったのか確かなことはよく分からない
でもとにかく大好きだった
話が尽きないし、面白いし、(私的には)かっこいいし、身長も高いし、何より一緒にいるのが落ち着いた
大好きな音楽【PUNK】に出会ったキッカケも群馬さん
群馬さんが好きだったPUNKを初めて聴いて衝撃を受けて、ずっと大好きだったヴィジュアル系をやめ、一気にPUNKに走った
いっぱいケンカもした
元カノとの浮気疑惑があったり(笑)
それでもいつも一緒にいた
今まで付き合ってきた彼氏とは明らかに違った
こんなに彼氏にのめり込んだことないくらい、私は群馬さんのことが大好きだった
たぶん人生で初めて、真面目に彼氏を好きになった気がする
(高校までは彼氏より牛の方が好きだったくらい、ちゃんとした恋愛をしたことがなかったの。笑)
でも短大だから、群馬さんは来年には卒業してしまう
短大を卒業したら、実家の酪農を手伝うことになっていた
何度も何度も北海道に残れないか説得したけど、ダメだった
あと少ししか一緒にいられない…
そう思うと寂しくて仕方なかった
年が明け1月半ばから私は体調を崩し始めた
毎日あり得ないほどの吐き気に襲われた
吐き気…
私は群馬さんの子供を妊娠していた
まだ短大1年生
正直、頭の中が真っ白になった
容赦なく襲ってくるつわり
水分もまともに取れず、私は何度も産婦人科で点滴を受けた
妊娠したことを電話で母に伝えた
想像どおり、大激怒
当たり前
どうするのかは私に任された
群馬さんは結婚しようと言ってくれた
でも私は中絶の道を選んだ
自分の身を守りたかった
まだリスカしてたから、子供を育てる自信なんてなかったし、もっと酪農の勉強がしたかった
本当にヒドイ母親だね
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
中絶手術を受けるために実家に帰って、母にも姉にもこれでもかってくらい怒られた
手術を受ける前に群馬さんとご両親も私の実家に呼ばれ、大波乱の話し合い
群馬さんのご両親にも悪いことをしてしまったし、何より自分の子供に申し訳なくて、何もできない無責任な自分がますます嫌になった
毎日毎日泣いてた
あの時の子供をおろさずに産んであげてたら、今頃どうしてたかな…
中絶手術を受けた後も、群馬さんは私を受け入れてくれた
そのまま付き合い続けることになった
でも4月頭には群馬さんは実家に帰ってしまう
実家に帰ってしまう前、3月終わり頃に岡山から北海道に戻り、少しの間だけ群馬さんと北海道で一緒に過ごした
群馬さんが北海道を離れる日、他の先輩たちと空港に群馬さんを見送りに行った時、私は人目も気にせず号泣してしまった
覚悟はしていたものの、やはり寂しかったし、悲しかった
あれだけ北海道で一緒にいたのに…
初めての遠距離恋愛の開始
毎日のように電話したり、メールしたり
ゴールデンウィークには群馬まで会いに行った
あれだけヒドイことしたのに、ご両親は私を温かく迎えてくれて、一緒に仕事を手伝ったり、ご飯を食べに行ったりした
秋には群馬さんが北海道まで会いに来てくれた
その時、せっかく会いに来てくれたのに、大喧嘩をしてしまった
やっぱり遠距離だとお互い近くにいない分、不満がたくさんだった
一緒にいた頃はあんなにうまくいっていたのに…
その時が群馬さんに会った最後
私の短大卒業、就職と共に群馬さんと別れてしまった
私は十勝の牧場に就職が決まっていたし、就職したら会えなくなるから、もう無理だと思った
すぐに会えない距離に負けた
でも、実は別れ話をした時にひとつ約束をしていた
お互い嫌いになって別れる訳じゃなかったからこそ、できた約束
2010年、北海道で行われる牛の品評会の全国大会
もし次会う機会があるとしたらその時だから、その時にお互い恋人がいなければ結婚しよう
ハタから見れば、すごく勝手な約束かもしれないけど
でもお互い納得して約束した
それが私にとって忘れられない約束になった
でもまだ3年半も先の話
どうなるかなんて全く分からなかったけど、約束を忘れることはなかった
群馬さんと別れて、独り身になって、心機一転、社会人生活が始まる