マックイーンの娘、乗馬から繁殖へ…奇跡の血が蘇る
スポーツ報知 7月31日(火)8時2分配信
昨年の3冠馬オルフェーヴルに、今年の皐月賞馬ゴールドシップ。「父ステイゴールド×母の父メジロマックイーン」の組み合わせから、2年連続でクラシックホースが生まれた。生産界にとっては、まさに黄金の配合。北海道新冠町の大栄牧場(浜口寛社長)は、生産馬で一度は手放したメジロマックイーン産駒のミツワオーロラ(牝10歳)を探し出し、繁殖として乗馬クラブから買い戻した。ステイゴールドとの種付けも、無事に成功。“奇跡の血”を求めたストーリーが動き出した。
乗馬から繁殖へ。ミツワオーロラは、大きな使命を背負って、生まれ故郷である大栄牧場に帰ってきた。
メジロマックイーンを父に持つ繁殖牝馬にステイゴールドを交配すると、驚くほど高い確率で活躍馬が出現する。浜口寛社長(63)は、乗馬になっていた生産馬を買い戻すという、極めて珍しい策を講じた。「マックイーンの牝馬は、たくさんいるわけじゃない。何とか戻したかった」。現在、繁殖として登録されている父メジロマックイーンの牝馬は、わずか58頭。今年の2歳世代では、25頭が子供を送り出しているにすぎない。
ミツワオーロラは、02年5月19日生まれの鹿毛馬。現役時代は、美浦・二ノ宮厩舎に所属したが、6戦未勝利で引退した。メジロマックイーンの産駒全体の成績がいまひとつだったこともあり、オーナーは繁殖入りを望まなかった。そこで二ノ宮調教師は、分場として利用していた千葉のドリームファームへ従業員の乗馬用として預け、その後は、乗馬クラブを転々としていた。
手を尽くして“娘”を捜した結果、3月に神奈川県内の乗馬クラブ「クレイン」にいることが判明した。「たとえ見つかったとしても、血統証がなければ再登録もできない。幸い、この馬の場合、JRAで保管してあったので助かった」と浜口社長。すぐに、買い戻しのオファーを出した。
種付けシーズンも、終盤に差しかかるところ。すぐにでも連れ戻したかった。しかし、クラブでは人気の高い乗馬として活躍。ゴールデンウイークまで、予約がビッシリ埋まっていた。牧場に戻ってきたのは、5月10日のことだった。
次の作業は、ステイゴールドとの交配だ。しかし、今度は、肝心の相手が予約殺到でふさがっており、けい養先のビッグレッドファーム明和からは、何度か断られた。それでも、ダービー当日の5月27日に種付けすることができ、受胎も確認。来年の4月27日に出産する予定となっている。
ミツワオーロラは現在、受胎で膨らんだおなかを揺らしながら、放牧地で日々を過ごしている。「ステイゴールドの産駒は小柄な馬が多いけれど、母は骨量があるので、いい子が生まれるんじゃないかな。なんとか無事に生まれて、出世してくれればいいね」と浜口社長。黄金の配合を巡る“冒険”から、素晴らしい未来が導き出されることを期待している。
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カドリールメンバーでもあったオーロラ姫が、こんなことになってたなんて~!?
帰宅したらまた調べてみよう。