中編からつづく…
<さくら学院 閉校式>
ふとステージの上を見上げると
いつも卒業式の文字があるところには閉校式の文字が…
ついにその時が来たのかと覚悟した
森先生から1人づつ名前が呼ばれ
校長から証書を全文読み上げられた後に渡される
そしてセンターにて一礼をしてまた席に戻る
一礼をする時に正面を見るのだが
その瞳は皆澄んでいて綺麗だった
良い表情だったなぁ
その中でも印象に残っているのが…
木村さんの潤んだ瞳
まださくら学院を卒業したくないっ!
でも卒業してしまうというその悔しさが表れていて泣かない木村の気持ちが痛いほど伝わった
10代目生徒会長野中さんの送辞
さくら学院最後の送辞という大役を任されたことに対して気負いもせずに自分の言葉でしっかりと気持ちを伝える野中さんには感服した
その送辞を読む野中さんを優しく見つめる在校生の十四の瞳はこれまで一緒につくり上げてきた今年のさくら学院の全てを物語っていた…
会長が読み上げた後の皆の表情は素敵でしたよ涙
森先生からの言葉
森センセー今回の感情ミルフィーユはいかがでしたか?笑
生徒達へのあたたかい言葉がいつも以上に沁みました
それと森先生も新たなる旅立ちということですが父兄には卒業がないので
いつか皆さんのその道が重なったり交わったりする日にご一緒出来るのを夢見ています…
倉本校長からの言葉
いつもと違って書面を読み上げながらの贈る言葉と感謝の言葉だった
表情は読み取ることはできなかったが心では号泣しているように見えた…
式典も終わってしまった
さっきまで掲げられていた閉校式の文字も今はもうない…
夢に向かって
言わずと知れたさくら学院のデビュー曲
1番多く歌い継がれた曲でありさくら学院の新たなる旅立ちに1番相応しい曲
暗転したステージ上には見覚えのあるフォーメーション
最後の曲だからこそ最高の笑顔で応えようと改めて心に誓う
いつものイントロが流れ「はばたけ」のところで一緒に指を指す
生徒達は皆自分の笑顔で強く前を向いてパフォーマンスをしている
気づくと一緒に歌を口ずさんでいる
ステージがキラキラしてまぶしいよ
その健気な姿を観ていると胸が締めつけられる
銀テープが宙を飛ぶ
もう我慢出来なかった…
視界は涙で何も見えないが一心不乱に振りを真似る
気持ちが前のめりすぎてもうメチャクチャだ
最後…
フラッグを振るそしてフラッグを掲げる
フラッグを下ろす!ここに全身全霊を注ぐ
ビシッ!
生徒達は皆キラキラした笑顔で目の前に立っていた
終わった…終わってしまったんだ…
ただ天を仰ぐ事しか出来なかった
そして順に挨拶
皆自分の言葉で今の正直な気持ちを吐露するとともに進路について報告してくれた
皆しっかりしていていつも感心してしまう
野中さんは色々とつらことがあったのか
後で振り返ってみた時に楽しかった思い出の方が多ければいいなぁ
生徒全員の挨拶が終わると後はあの言葉だけだ
聞きたくないっ!でも時間は無常だ…
「以上、さくら学院でした。ありがとうございました!」
「バイバーイ!」と言いながら笑顔で下手にどんどん吸い込まれて行く
最後に生徒会長の野中ここなさんが深々とお辞儀
後は消えて行く背中を見送った
無心でずっと手を振った
目えなくなっても手を振っていた
しっかりと送り出す事が出来たかな
そしてふとステージを見上げると…
見たその瞬間に心の中で叫んでいた
「ありがとーーーうっ!」
史上最高のアリガトの気持ちを込めて…
最後まで楽しかったーーーっ!
さくら学院は永遠だーーーっ!
ほんの数秒余韻に浸った後くるくると銀テープをまるめ始めた…

