ワーゲンバス仕様の移動式本屋
ruco-bon*(るーこぼん)
店主 るーこです。
子どもの荷物でかばんがパンパンでも
持ち歩きたかった一冊。
「昭和の店に惹かれる理由」井川直子さん著/ミシマ社さん
先日まさにおでかけ中に看板息子が寝たタイミングで
るーこぼんカーの中で読了しました^^;
(もう、寝ている間のおひとりさま時間を1秒でも無駄にしたくないww)
希望をもって始めたことがうまくいかないと
一発ドカンと当たりさえすればうまくいくのに……!
影響力のある誰かが、持ち上げてくれないかなぁ!!
と思ってしまいがちです。
もしそれが叶って大きなチャンスが訪れたとしても
中身のない張りぼての姿があらわになったり、相手の都合よく編集されたり利用されたりして
結局また崖っぷちに立たされるのです。
あこがれの人や、お店は
なぜあんなに輝いて見えるのでしょうか……?
違いは何なのでしょうか……?
商人道という言葉では片付けられないほど
長く愛されるお店にはそのお店の「流儀」があります。
また、そのお店の「歴史」が作り出す
決してマニュアルには表せない心配り、気配りがあり
お店を育ててくださるお客様が多くいらっしゃいます。
この世界は、お店を背負っている方の覚悟や志がなければ積み上げられないもの。
そこ2〜3年で「うまくいかないな……」と腐っていては決してたどり着けない境地です。
もう崖っぷちにいるのだから
ありのままとか、努力不要とか、比べないほうがいい
とか言っていられません。
自分の仕事に置き換えて、考えながら読んで、即行動に移さなければ
るーこぼんは潰れてしまうでしょう。
***
と、少し暗いことを言ってしまいましたが^^;
とにかく
この本の著者、井川直子さんの文章がものすごく好きです!
読んだだけでそのお店の席に着いて、ご主人と話しているような気分になりますし
お料理についても、使い回された薄っぺらくありきたりな表現は全くありません。
名店の味が口どころか脳内に広がっていく感覚です。
何よりも、いままで言葉にできなかった感情や想いをこれほどまでにきれいに言葉にできるのか……!!
とノックアウトされ続けました。
SNSなどで食べ物のおすすめや紹介を書かれている方や
自分の作るお料理の宣伝がうまくできずに困っている飲食店の方にもこっそりおすすめします(笑)
お客さま用にも仕入れましたので
お申し込み&ご来店&配達お待ちしております!
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