こんにちは!
ワーゲンバス仕様の移動書店
ruco-bon*(るーこぼん)
店主 るーこです!
導かれるように今更だけどやっと読みました
ミヒャエル・エンデ著「モモ」
すぐに感想を書きたかったのですけれど
なぜかいろいろ妨げられて
灰色の男たちの仕業かと思ってちょっと怖くなりました(笑)
名作すぎて、あらすじはもういろんな書評家の方々が紹介されているので割愛します^^;(笑)
時間泥棒の灰色の男たちに時間を騙し取られた人々の住む街……
まさに今の日本ですよね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
時間を節約して自分を見失っている人々の箇所を読んで
「あ……自分だ」と思うところが多くてドキッとしました。
とくに、忙しくなった親が子どもに構ってあげられなくなって
動いたりしゃべったりする、遊び方がそれ以上広がらないおもちゃを与えられている子
一方的に情報を垂れ流すラジオが友だちの子
怒ったり遊びの邪魔をすることでしかコミュニケーションをとれない子……
そんな親は「この子のために一生懸命働いている」と思っているからタチが悪い。
どんなにあくせく働いて時間を節約したとしても
灰色の男たちに騙し取られた時間は戻ってこない。
「もっと子どもと向き合えばよかった……」と後悔する時間は
きっとこの騙し取られた時間なのでしょう。
これは大いに反省……。
モモがマイスター・ホラに連れられて目にした「時間のみなもと」が
ひとりひとりの中にあるということは
子どもは子どもの時間軸、私は私の時間軸があるということ。
楽しいときは時間が短く感じるし
嫌なときは面倒くさいときは時間が長く感じるのは
振り子の振れ方が変わるからだと仮定してみたらいろんなことが腑に落ちました。
さらに、
普段使っている時計はあくまで1日を均等に分けて「目安」にするものだから
時計に縛られて生きるのは本当にばかばかしいことだなとも思ったわけです。
だからと言って時間を守らず約束を破ったり
ぐーたら過ごしていいよということではなくて
時計でいう8:30に幼稚園に向けて出発したいのならば
子どもの時間軸で考えて何時に起きて何時までに準備を終わらせるとスムーズに出発できるのかを考えて
それを自分の時間軸とも掛け合わせて行動すると朝からガミガミ言わなくてすむかも。
という考え方もできるのかなと。
↑ちょっとリアルすぎましたw
子育てに限らず仕事や家事の面でも
時間のみなもとの振り子の原理で考えると時間がない! なんてイライラすることもなかったなと思います。
時間泥棒は、遊んで! と言ってくれる子どもでもなく
たまった家事でもなく、灰色の男たちや灰色の男たちが差し向けた便利な道具なのかも……
自分の時間軸を取り戻すために
もっとモモのように自然の声を聞かなければいけませんね。
あ、「子どもの家」も相当怖かった><
4月から小学生になるムスメ……。
学校がそんな場所にならないことを祈るばかりです。
もうひとつ、私の胸にガツンと刺さった言葉が
「人生でいちばん危険なことは、かなうはずのない夢がかなうこと」
というジジの言葉。
ほんと。
謙虚さを失ったり
その夢がかなった状態を保つことが苦しかったり
敵が増えたり
神経質になったり……
憧れはいつまでも手の届かないところにあるほうがいいですね。
いやー。
児童書だと思って侮るなかれ。
こんなに徹底的に自分自身と向き合わされる本めったにありません。
映画やアニメもあるので
本を読むのが苦手な方はどんなかたちでもいいのでぜひこの作品に触れてほしいです><
プライム・ビデオにモモのアニメあったけど「現在視聴できません」ってなるんですよ。
これも灰色の男たちの仕業かな?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
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