おはようございます♪
トランクひとつの本屋さん
ruco-bon*(るーこぼん)
店主のるーこです!
いやはや、読書録かなりご無沙汰してしまいました……
言い訳はしたくないのですが、
「子どもたちを寝かしつける際の寝落ち」からの生還率がかなり低くなっております(笑)
読みたい欲求が噴火寸前です。
なんとか読み終えた本から少しずつご紹介します♪
今日はこちら!
逆のものさし講選定本
藤瀬礼子さん著「運命に生きた京の女 蓮月」でございます。
今回の選定本は、男性と女性が別々になっておりましたので
男性の講生さんはぜひこちらも読んでみられてください♪
この本で書かれている蓮月尼さま、
生まれてから実のご両親と離れ、
旦那さまは結婚早々にお亡くなりになり
幼いわが子とも死に別れてしまう……
さらに、
江戸〜明治に移り変わる激しい世の中。
明日のことが不安になることもあっただろうと察します。
主人もいて、4歳の娘と5ヶ月の息子に囲まれて生活している私は
蓮月尼さまはさぞ身が引き裂かれるほど悲しかっただろう、心細かっただろうと
さっそくうるうるしてしまいました……;;
仏道に入られているので、
どのようにして心静かに乗り越えたのだろうと思って読み進めてみましたが
心を静めるどころか
どっぷりと悲しみ、お手紙にもその悲しい気持ちをしたためられていました……
そりゃそうですよね蓮月尼さま……。
いくら修行されていたとしてもさすがにこたえる悲しい出来事の数々。
いくら聖人でも絶対悲しい。にんげんだもの。
とくに、ご家族を亡くされてから詠まれた
はらはらとおつる木の葉にまじり来て栗の実ひとり土に声あり
という歌に、悲しみや痛みや寂しさすべてが詰め込まれているように感じます。
はらはらとおつる木の葉……もう、無常ですよね。
生きている上で、嬉しいことも楽しいこともありますが
消化できないほど悲しいこと、腹の立つこと、悔しいこともあります。
そんなとき、黒るーこが降臨してブログに書いてしまう私ですが(笑)
これからは蓮月尼さまのように品よく世の中に一生懸命もがいた証を残そうと思います←違
冗談はさておき^^;
悲しいことや腹立たしいこと、辛いことに心が折れてもなお
素直でまっすぐ、凛としていられた
蓮月尼さまの強さの根源は何だったのでしょう?
「生きよ」というメッセージは、「今自分にできること」というかたちで現れるものだと思います。
それが使命であり、天命でもあるとも感じます。
いつ目の前の景色がガラリと変わってしまうかわかりません。
そんなとき、
目の前に起こる出来事から使命を感じ取ることができるように
「今を感じる力」を磨いていきたいと思います。
ruco-bon*出没情報


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