地下アイドルとカメコ ○ | 地下アイドル業界漆黒の闇

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近年、地下アイドルのライブイベントにおいて、撮可(さつか/撮影可能の略)をOKするグループやユニットが増加傾向にある。

つい最近までは肖像権と商用権(ブロマイド等の販売用写真)の観点から、リリースイベント中の一部イベントを除き、通常のライブにおいては静止画も動画もNGとするグループ・ユニットがそのほとんどだった。

また、たとえ撮可イベントであっても、当日のセトリの中の指定された楽曲のみ撮可としてきたグループ・ユニットがそのほとんどで、全曲撮可としてグループ・ユニットは極めて少なかった。

しかし、SNS全盛の現在、オタクが撮影した写真を、ハッシュタグを付けてSNS上にアップしてもうらうことにより、拡散力の高いプロモーションが可能となるという事実が広く浸透したため、一般のライブイベントであっても撮可をOKとするグループ・ユニットが増えてきたのだ。

また、そうした流れを受け、ライブイベントの主催者側も、前席の一部エリアを撮影専用エリアとし、スペシャルチケットとして売り出すといった積極的なビジネス展開も散見される。

そうした事情もあり、最近では地下アイドルのライブ会場に行くと必ず前席に陣取り、高価な白レンズ(高級望遠レンズ)を装着した高級デジタル一眼レフカメラをぶら下げたカメコ(カメラ小僧の略。実際には小僧でなくオジサンが多い)を複数見かける。

アリーナや大ホール、それに都内の大箱といった広い会場ならいざ知らず、手を伸ばせばステージ上のアイドルに手が届きそうな狭いライブ会場で、なぜそのような高価な望遠レンズが必要なのか? ずばりそれは撮影対象が地下アイドルの顔や全身ではなく、その体の一部を接写するためである。


もちろん、大多数のカメコは純粋に推しのアイドルの写真を綺麗に撮りたいという純粋な思いでステージにレンズを向けている。しかし、一部のカメコにそうした不純な動機が見受けられるのも事実である。
 

そうしたカメコが被写体として狙うのは地下アイドルの「股間」、「胸」、「脚」が最も一般的で、後はカメコ個人のフェティッシュな趣味により様々だが、「足首」、「うなじ」、「脇の下」、「顔」といった部位も超アップ撮影のターゲットとなる。

最も狙われる「股間」だが、アイドルは基本的に本物の下着の上にインパン、さらにその上にアンダースコートいわゆる"見せパン"を重ね履きしているので、厳密に言えば本パンではないのだが、カメコはパフォーマンス中に激しく脚を蹴り上げた瞬間や、大きく脚を開いた瞬間に見せパンの隙間から垣間見える本パンを陰部狙ってシャッターを切っていいる。

被写体であるアイドルもカメコの狙いを知っているので、撮影されても恥ずかしくないよう股間や脇も含めた全身の体毛ケアには最新の注意を払っている。

 

特に最も狙われる股間に関しては、地下アイドルのほぼ100%がVIO脱毛を施している。レーザーによる定期的な脱毛ケアは、地下アイドル界では今や常識となっている。

 

知り合いの地下アイドルは、観られることを意識して、本物っぽく加工した見せパンを履き、振り付けのフリーの部分で脚を蹴り上げる動作を入れてオタクの注目を集め、その結果、グループ内で最下位だった動員数を飛躍的に向上させることに成功している。

 

そう、変な話だが、地下アイドルにとって、股間と脇は極めて重要なアピールポイントなのである。

 

事実、ローアングルも含め、すべてのアングルで撮影化としている地下アイドルグループなどは、最近めきめきと動員を増やし、知名度をあげて来ている。

 

正直、どっちもどっち、狐の狸の化かし合いっていったところだ。