おはようございます

りゅうとの別れは、私が振られたかたちなのです、振られたかたち?というのは
再三「別れを駆け引きに使わないで」と言っていたのに
りゅうは「別れ」を何度も口にする人で
あの日も使ったのです。

いつもなら、泣いて何としてでも別れないように私が折れていましたが、あのときは「もう、この人のために必死に引き止めるのは辞めよう」と思ったんですよね。
「別れよう」に「わかった」と言った時のりゅうの少し驚いた顔、でもどうせ戻ってくるだろうという顔をしていました。

りゅうとの別れは辛いです、たくさん泣きました。
とても胸が苦しかった。
楽しい思い出も、辛い思い出も、笑ったこと、泣いたこと、喧嘩した事、全てが頭の中で走馬灯のように浮かびました。
でも、もう引き止める事はしません。

りゅうは恋の駆け引きで、最後の「別れ」カードを引いたのです。
だから、もう今までのように泣いて縋らないし、必死引き止めず、別れを受け入れました。

私は別れを決めてから、見つけるたびにりゅうの写真を消しています。
あっちこっちに、こんなにりゅうがいたなんてね。
あの日まで
私の毎日に、りゅうは確かに居た
でも、もうあの日から私の日常に居たりゅうは居ません。

もう本当に「別れ」だったのです。