花の大学生に
新幹線のホームで別れた彼とは、まだ
遠距離恋愛ということで続いていました。
安室ちゃんや浜崎あゆみが流行っていたあの頃。
ついに東京で一人暮らしをはじめた18歳の私。
お嬢様学校だった大学に、1人入学式で
当時、あゆがしていた様な金髪と、あゆが雑誌で着ていたクレージュのスーツと、ヴェルニのヴィトンのバックでワクワクして行きました。
…完全に浮いていましたね。はい。
内部生が多い大学で、みんな東京生まれの誰もが知っている様な会社のお嬢様や、エリートのお父様を持つ品のいい、お嬢様達ばかり。
ギリギリの成績で入った私は、授業についていけるわけもなく。
大学の友達も上っ面だけで、めんどくさいな〜と思いながらも付き合っていました。
とてもとても。
大学の子はみんな、バイトもしていないのに、高級ホテルでのランチ、お茶、はしごするのが当たり前。
私も親に家賃、携帯の他に10万円生活費として仕送りしてもらっていました。
今考えるとほんとに感謝です。
でも、足りない!足りないのです‼️
ダイエットしてるから…とかで断ってはなんとか取り繕っていました。
そんな中、長谷川京子さんに似た綺麗な女の子が話しかけてきたのです。
彼女は周りの子よりも、バイトもしていて庶民的だったし、オシャレもコッチより。
ねえ、なみちゃん、キャバでバイトした事ある?
当時の私は、タバコや飲食、地元の友達とそんな事はしてきたけれど、
まだ、キャバクラはヤバい。
どっかで真面目な両親の教育が自分の中にインプットされていて、考えた事もなかったのです。
…えっ、ないない!!
そう答えると。
めっちゃ楽に稼げるよー‼️
好きな時に働けるし。
一緒に体入だけでも行ってみようよ!
気は進まなかったけれど、東京育ちの
渋谷や原宿を案内してくれる彼女に
田舎もの。
そう思われたくなかったのです。
…うん。体入だけなら…。
最近では思い出す事もなかったけれど。
これが、水商売への扉だった気がします…。