「エゴまみれの思考」は、
  あたりまえだ。

きっと、人々にとって
普通〜のことだ。



「エゴまみれの感情」も、
  あたりまえだ。

きっと、これも人々にとって
普通〜のことだ。



それらがあたりまえで、
普通のことだと思って、


その中で自分を探して


様々な経験をして
様々な体験をして


自分なりの答えを見つけて


これまでの
過去を思い出しては
そこに浸り、否定したり、肯定したり


未来を思い描いては
気持ちが高ぶったり
または不安に陥ったり


そうやって
「生きてる」実感を得て
「私」という実感を得て


最後この身体を抜けて
あるところへ旅立っていく。



この流れが
ごく普通で、人間らしく
日々「生きてる」という思いに
なるのかもしれない。


、、、、


この間、
「生きてる」というのは
確かに、そうだ。


しかし
何を?生きてるのだろうか?


「自分の人生」を生きてる
とでも思ってるのか、、、


「自分の人生」と思いきや


実際には
「自分の中にある思考」
生きてるのである。



それは、
「本当の自分」ではない。



それでも
「エゴまみれの思考と感情」
を持っていることに対して

何も思わないで
生きていける人が
ほとんどである、かもしれない。


それでもいい。

その邪魔をするつもりはない。




でもね、、、

そのエゴを抱えた世界から
一歩だけでも出てみると

きっと、あご外れる。


そこは、痛い世界ではなく
なんとも言えないあたたかい世界。
温泉に入ってるような心地良さ。



「そんな平安なところでは
 人生つまらん!」

と思ったら

それ、、、

エゴにとっては
美味しい栄養になる。


その栄養を得たら
エゴの拡大は進む、進む、進む…



エゴは悪いか、、、、?

いや、悪くない。



ただ「本当の自分」ではない
というだけ。


この「本当の自分」ではない
ということが


自分にも周りにも
どれだけ影響を及ぼすか


それは、
自分の人生の中で
確認することができる。



今、確認することができる。



わたしたちは
ずっとずっと繋がっている。


個々の存在を生きてるのは
間違いないが

個々に存在し
個々に体験していても

本当は繋がっている。


五感がそれを教えてくれている。


皆が五感を無くしたら同じ状態になる。
何も感じず、真っ暗の中で、
意識が在るだけ。

皆が五感を持っていても同じ状態である。
違いは、それぞれの捉え方の違いのみ。


根本は同じで繋がっている。


だから
「本当の自分」ではない
偽りの自分を生きることで

自分だけでなく周りへ
影響を与えるのも
自然のことなのである。


一人一人が
いま、この瞬間、どう在るか。


大した事ないように見えて
とてつもなく大した事なのだ。