ご無沙汰してしまい、フォローをして下さっている方々には誠に申し訳ありません![]()
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今回は身体の中心軸(芯とも言ったりしますが)、その軸の意識について、ひとつ提案させて下さい。
人間の身体は常に同じ状態ではありません。日々、あるいは時間によっても変化しています。"昨日出来ていた事が今日は出来ない"なんて事はザラにありますよね?
ですので、身体の使い方、意識の仕方についても複数のやり方を持っていた方が助かると思います。
例えば、"ピルエットが今日は回れない"なんて事がありませんか? いつもと同じ意識で回るのに今日はグラつくとか回転不足とか。
そんな時は違う意識を試してみると回れるようになったりする事があります。
私の場合は例えば…
両手の手の平を合わせて両手で押し合いながら回ってみる(両方の肩甲骨は下げて平らに) → (改善されれば)脇の締まりが足りなかった
5番からペアテで回ってみる→ (改善されれば)軸が垂直でなかった
5番から後ろ足の方にペアテを回ってみる(右回転を左足前の5番で始める)→ (改善されれば)軸足に乗り切れてなかった
プレパレーションで軸足へ乗せる重心を増やす→ 軸に乗れてなかった
プレパレーションで軸足側の坐骨を床に向けて爪先寄りに置く→ 骨盤が前傾していた、重心が爪先に乗せ切れていなかった
などなど…
ピルエットが苦手なので他にも様々あります![]()
そんな修正の一つに
「軸を上下に分けてみる」
という使い方があります。
私は通常は床から頭頂まで垂直な1本の軸を意識して動いています。アラベスクなどで軸の形が垂直にならなくなる時でも、太い針金の意識で床と頭頂を上下に引っ張り合って使っています。
しかし調子の悪い時は上下に引っ張っていても安定しない時があるのです。そんな時は
軸を腰の部分で分けて、腰から下は床へ、腰から上は天井へ向けて伸ばすように意識するように変えてみます。
特に腰から上を天井へ伸ばす様に意識します。
上へ伸ばす為には下に押す土台がいるので、腰から下は自然と床へ向かう事になりますから。
但し!この腰から上を優先して意識するには、腰から下がしっかり伸ばされている、つまり脚が上下にしっかり張っている、坐骨が引き上がっている(押し上がっている)、という前提が必要です。
この使い方が無意識に出来ていないと、どんどん腰から下の部分が縮まってしまい、腰が落ちたり脚を弱く短く使ってしまうようになるからです。
腰から下も腰から上も上下にテンションを掛ける(引っ張り続ける)事がクラシック・バレエでは必須なのです!
バランスや回転が上手く行かない時など、もしかしたら一本の軸が強く使えていないのかも知れません。床から頭頂までは遠いですから。
そんな時は上下に分けて意識してみて下さい。上手く行く場合があるかも知れません。
デベロッペの時なども、最初に腰から下で床をフン!と押して上に伸び上がると、脚も上がり易かったりしますよ![]()
こんなふうに、身体の使い方や意識の仕方は複数持っていて、必要に応じて引っ張り出して使ってみて下さい。
バレエは、結果は同じでもそこへ行き着く方法は無限にある運動です。
この使い方が皆さんの「方法のひとつ」にして頂けたら幸いです。自分に合う方法を探して下さいね!