小屋を建てる場所は、以前に考えていたお蔵の脇の空き地で、なるべく平らで雨降りでも水はけの良い所を選んだ。
座敷の畳の角に割り箸を立てて、それに紐を結び、畳一畳の形として地形をきめ、角々に太い丸太を大工の見習いが打ち込み、形は決まった。
床には新座敷の工事での廃材をうまく並べて固定して形を整えた。
次には、入り口以外の三方の壁に板を釘でトントンと打ち付け屋根にはトタン板を山形にして,それらしく取り付けた。
「やれやれ、もう少しで完成だ」
と思って欠伸をした時だった!
突然半鐘がカーンカン、カーンカン、カーンカン、と近くで鳴りだしたので、ビックリして、胸がドキドキしだした。