呼び止められて振り向くと棟梁はニコニコして話かけた。
「どれ位の大きさだね?」
「畳一畳くらい」
「場所は決めてあるかね」
「うん」
自分で考えた所へ一緒に行き、彼は周りを見回してから
「此処ならすぐ近いし、サー坊さんでも出来そうだから、少し手伝ってあげますよ」
「本当、ありがとう」
僕は目を輝かせてお礼の言葉を口にした。
「サー坊さんは可哀そうだからね。それに此のうちには、いつも家内が診てもらっていて、お世話になっていますからね。」
という言葉が返ってきて、何の事かわからなかったが、兎に角、胸一杯に嬉しさがふくらんだ。