今日は地元の秋祭りだった。
私の子供の頃は神社で夜店が出ていて
神輿を担ぎ
今でも光景が浮かぶくらいワクワクして好きな日だった。
お手伝いしてもらえませんか?と言われて
あの光景が浮かんで
邪心だらけの私が
夜店で、純粋無垢な子供たちに触れ合える機会だわ、
是非!と 思った。
しーかし、
昨日の夜になると
まるで次の日学校に行きたくない小学校の時の気持ちが蘇った。
眠りについて
夜中に雨の気配を感じ、目を覚まし
雨音を聴きながら今日を感じ取った。
是非!と言った 光景とはまったく違うものになるに違いない。
ありありとわかる。
なかなか熟睡できず、
朝が来た。
「今日は雨天の為、予定していました神輿は中止です。」
と、放送が流れ
秋祭りは公民館に変更になった。
これはもう、村のおばちゃんたちに揉まれるパターンやん。
気使うやつやーん。。
傘を差して、仲の良い同級生のお母さんと待ち合わせた。
大きな釜で炊き上がった炊き込みご飯を詰めながら
時に休憩し
昔から知ってるおばちゃんたちの話を聞いた。
こんな面白い人たちだったのかというくらい
もう、ボケる 突っ込む 拾う 流す
巧妙な掛け合いと笑いのボルテックス
もう団体芸。
新参者の私に、突っ込む余地もボケる余地もない。
なんせ、みんな主役級。
ちょっとした皮肉でさえも、カラッとした突っ込みが入り
妙にピースに纏まる。
そして、超キャラの濃い同級生のお母さんと
炊き込みご飯を来る人来る人にひたすら売って
世間話した。
おばちゃんは、飼っているメダカを見ながらタバコをこっそり吸ってるらしい。
嫁いで来た時は、
舅さんと取っ組み合いの喧嘩したとか、いろいろ聞いた。
私はおばちゃんの子供たち、三姉妹の次女と同級生だった。
遊びに行っても 友達が 怒られて 蹴られたり バッチンバッチンに躾けられていたのを覚えてる。
昔は、むっちゃ恐かった。
そして、今度おばちゃんのバイト先の居酒屋に飲みに連れて行ってくれるらしい。
子供たちも結構来てくれてた。
子供達を見てるとみんな人見知りしなくて凄いなと思う。
なんか普通に話して来たり、
ガムに見せかけたバッチン!って指を挟むおもちゃとか仕掛けてくる。
いい経験させてもらったわーー
見方によっちゃー、
河瀬直美監督の映画の中のワンシーンのような一日で、
見方によっちゃー、
公民館で炊き込みご飯を売って、
余った炊き込みご飯と
参加賞の油をもらって帰って来た 村人の一日。
生まれ育った地に少しでも、役に立てたのなら本望です。

