星野道夫さんの『旅する木』
*
いつかある人に聞かれたんだ。
*
いつかある人に聞かれたんだ。
「例えば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。
もし愛する人がいたら、その美しさや気持ちをどんなふうに伝えるだろうって。」
「写真をとるか、もし絵がうまかったらキャンバスに書いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わっていくことだって・・・。
「写真をとるか、もし絵がうまかったらキャンバスに書いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わっていくことだって・・・。
その夕陽を見て、感動して、自分がかわってゆくことだと思うって。」
*


