歴史が好きな女性を「歴女」って呼ぶんだそうですね。
ってもうその言葉自体も古いんでしょうか?
美術が好きだったら「美女」とか個人的にはとってもいいんですが、まだそんな言葉は生まれてなさそうですね。
自己申告制じゃだめでしょうか・・・(///∇//)
ということで、美女歴女マリコがハマっているのは1400年代のフィレンツェ。
その中でも大好きなメンズたちを紹介します♪
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フィレンツェに来た理由は何度か紹介しましたが、何と言ってもそもそもはこのオトコにホレてしまったのがキッカケです。
ボッティチェリ
です♡
初期ルネサンスの代表作「ヴィーナスの誕生」
そして「春」
どちらも彼の作品です。
少しメランコリックで儚げな美しさはもちろん、彼の作品は
新プラトン主義
というルネサンスの基礎となった哲学に基づいて描かれています。
東京で開催されている「ボッティチェリ展」
彼の大作「東方三博士の来訪」にボッティチェリの自画像があります。
右端の黄色い服の人がボッティチェリ♪
この絵のボッティチェリを見るたびに胸キュンです♡
ボッティチェリについてはいくらでも語れるので、また機会を設けて掘り下げます。
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1400年代のフィレンツェはルネサンスが花開いた時。
その中でも大きな役割を果たしたのが、建築家のブルネレスキです。
この人もキャラクターが濃いんですが、彼の最大の功労はなんといってもこちら。
ドゥオモ
を作ったことです。
約600年前にできたこちらのドゥオモ。
その当時初めての技術で建築されます。
現在でも世界で3位の大きさを誇ります。
それ以外にもサン・ロレンツォ教会
サント・スピリト教会、サンタクローチェ教会のパッツィ家礼拝堂、捨て子養育院など、ルネサンス建築の代表作は全て彼の手によります。
ブルネレスキなくしてルネサンスの発展なし、と言っても過言ではありません。
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そしてキャラの濃さではこの人も負けていません。
彫刻家ドナテッロ(彼のポートレートがないので、代表作ダビデを借りました)
このダビデ像、ローマ時代以来1000年の時を超えて初めて作成された
ヌード彫刻
なんです。
この人の作品の特徴はなんといってもリアリズムの追求。
このマグダラのマリアも今にも動き出しそう。
そして息遣いが聞こえてくるようです。
ブルネレスキとドナテッロは先輩後輩のような関係だったようです。
この2人のキャラを表す逸話がたくさんあります。
そのうちキャラの濃さ対決の特集を組んでみたいと思います。
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最後に芸術家ではありませんが、ルネサンス芸術を支えた人たちを紹介します。
ルネサンスを語る上で絶対外せないのがメディチ家。
そのドンとも言えるのが老コジモです。
彼の富と政治力と審美眼があったからこそフィレンツェでルネサンスが花開きました。
ブルネレスキもドナテッロも彼の庇護があったからこそ思う存分活躍できたのです。
そしてその精神をしっかり受け継いだのが孫のロレンツォ豪華王です。
この人も結構胸キュンです♡
知性と政治力でフィレンツェの安定を維持し、安定したからこそ芸術を発展させることができました。
そして彼の審美眼もおじいちゃんに負けていません。
ミケランジェロを見出したのもそうですが、彼自身も詩を読むなど芸術センスに優れていました。
そして政治家ではありませんが、ルネサンスの基礎になる新プラトン主義はこの人の功労です。
マルシリオ・フィチーノ
(Wikipediaからお借りしました)
中世の暗黒時代と言われる約1000年の間にキリスト教以外の哲学は全て忘れ去られてしまいました。
フィチーノは古代ギリシャのプラトンの「饗宴」をラテン語に訳し、ギリシャ哲学をヨーロッパで復興させました。
もちろんその陰にはしっかりメディチ家が絡んでいたことはいうまでもありません。
「饗宴」は愛について語っています。
愛の神「キューピッド」
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ということで、ルネサンスの花を咲かせた男たちを紹介しました。
ひとりひとりがキャラクターの持ち主。
そして私がホレてるオトコたちなので逸話もたくさんあります。
またひとりずつ時間をかけて紹介したいと思います♪
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