タダで巡るフィレンツェ観光 Part 3☆ラプンツェルが住んでそうな中世の塔 | フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

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タダで巡るフィレンツェ観光というタイトルで隠れたフィレンツェの観光地を紹介しています


町全体が世界遺産に登録されているフィレンツェ
美術館や教会に行くことももちろんですが、町を歩くだけで十分歴史に触れることができます。



こちらは町の中心。
左も右も建物が今だに石造りです。




ルネサンス発祥の地として有名なフィレンツェ


ルネサンス絵画の初まりとされるカルミネ礼拝堂の壁画





でもルネサンスより前の中世の建物がたくさん残っているんです。




フィレンツェの象徴でもあるヴェッキオ宮殿の塔はその代表です。



94mのこの塔は1299年着工。
日本でいうと
鎌倉時代
です。



この頃の建物の特徴は
やたらと背が高い
こと。



こちらは典型的な中世の建物。
鎌倉時代の建物なのに高すぎて全体像が撮れない






1200年前後から羊毛業で栄えたフィレンツェ。
上流商人たちは自らの富を顕示するためにこぞって高い塔を建てました。




中世の建物の特徴は、塔のように細長く背が高いことに加え、
窓が小さい
ことです。




第二次世界大戦の戦火を免れた貴重な建築物。



そしてお金持ちであればあるほど、やんごとなき
姫君
奥方
はこの塔にこもりきりでした。
外に出るのは教会のミサに行く時だけ。



ラプンツェルの物語もあながちウソじゃなかったのかもしれないと思ってしまいます。





ほんとにラプンツェルが住んでいそうな塔

こちらは高級ホテルなので、ぜひ泊まってお姫様気分を味わってください




最初来た時は中世とルネサンスの建物の区別なんてつきませんでした
でも少し知って建物を見だすと
街が全然違って見えるんです


こんな風に両側が塗り込められてたりしますが、真ん中だけは中世の建物





この赤枠の部分あたりに分布しています。

(Google mapさんからお借りしました)






500年以上前から変わらないであろうこの風景





ショッピングや美術館に疲れたら、いにしえに思いを馳せてください。







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