映画ライフ・イズ・ビューティフルの街より | フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子 in 東京

フィレンツェ観光ガイドの資格を2016年に取得しました。
現在は都内で美術の鑑賞の仕方を教えています。
詳しくはホームページから。
http://mariko-no-heya.com/

今日は少しフィレンツェの郊外から。

フィレンツェから電車で約1時間。
アレッツォの街に行ってきました。

{5B44B20C-770E-4B3B-AF3C-650D7BD91647:01}

ここは映画ライフ・イズ・ビューティフルの舞台になった街として知られています。

今回のお目当はアンティーク市。
ヨーロッパ3番目の大きさを誇るアンティーク市がこの街では毎月開かれています。

{FD11126D-BA42-4EF2-9D1E-0ED1390160DF:01}

あちらこちらに並ぶお店。
気候がいいので見ているだけで楽しいです。

image

広場に置かれた豪華なベッド・フレーム。
売り物でしょうか。
絵的にシュールです。

この街は古い建物がたくさん残っています。

{FA69F3DE-A811-4397-A490-B3D57FCADE3F:01}

こちらはサンタ・マリア・デッラ・ピエーヴェ教会。
外観から中世の香りがたっぷりします。
並んだ柱が神秘的。

{B883851B-0CB7-42BC-A7A9-F8435D539393:01}

教会の内部。
5月の暖かさと比べてひんやりします。

{E9001E68-C766-4615-B469-FCA4B2C72104:01}

教会のドーム部分はさらに古さを感じます。
もしかするとキリスト教以前の建築の影響を受けているのでしょうか。

image

マリア様像もロマネスク風で重みがあります。

{0C23F958-16A6-4BE5-988C-A10EBF6C2A69:01}

ステンドグラスが美しい。

{C418B017-6ABE-457D-B6EA-AC388F8D3474:01}

こちらは地下の礼拝堂の柱模様。
ロマネスクの特徴でしょうか、少し異国の香りがします。


{BA6C4868-D774-4B9B-B269-650B17AEACA7:01}

洗礼堂も神秘的でした。

{5C849113-B0DB-4403-B95B-DEE4F7B86642:01}

16世紀の芸術家・建築家ヴァザーリのお墓もありました。
ウフィッツィ美術館を作ったのもこの人なんですね。
絵画もたくさん残していますが、何より美術列伝の作者としてのイメージが強いです。


image

教会のドームはグランデ広場という街の中心に面しています。
こちらも並んだ柱が美しい。
ライフ・イズ・ビューティフルでもなんども出てくる広場です。

この広場から歩くと街の中心の教会ドゥオモに到着。

{D2D59AC0-3D70-4DFF-BBE5-BF248F0AED24:01}

祭壇の彫刻がとても美しい。

{2BE7B0AF-1121-4D80-82D8-4C80D7141B47:01}

そしてゴシック建築ならではのステンドグラスも印象的です。

アレッツォはピエロ・デッラ・フランチェスカという画家の出身地。
この教会には彼が描いたマグダラのマリア像があります。

{ADA3D0FB-5A25-47F2-9127-B9417F5839A0:01}

香油壺を持って佇む姿がとても凛として美しかったです。

市庁舎も中世の建物。
まるでおとぎ話に出てきそうです。

{50DD62BE-3857-4EDA-A3C9-BF4A05F985F8:01}
この像はどれくらいの長い間この街を見守ってきたのでしょう・・・


{466A07FE-6346-441E-9030-DC2FA7EF3622:01}

イタリアは3月末から夏時間がスタート。
8時でもまだまだ明るいので、ゆっくり外でご飯を食べて帰路につきました。


中世の香りたっぷりのアレッツォ。
大好きな街の一つです。