ペイガンキャッツタロットにおける女教皇の解釈。
ウェイト版では、トーラの巻き物を女教皇が膝の上に置いていますが、ペイガンキャッツでは、月の満ち欠けを記した書物の上に黒猫さんが鎮座しています。ウェイト版では、巻き物が閉じた状態であるのに対し、ペイガンキャッツでは開かれています。

黒猫の背後に描かれているのは、月の三相(少女、母親、老婆)を表すトリプルムーンでしょうか。
ウェイト版の女教皇が頭にのせている冠のデザインにも見えます。
ペイガンキャットのカードでは、猫さんの両脇で、黒と白の布が静かに揺れています。
その布に散りばめられているのは六芒星(ペンタグラム)。
六芒星は、結界を張り、悪霊が入らないようにするなど、古くから魔除けとして使われてきました。
カーテンの向こうの神秘に、悪霊の入る隙は無いとばかりに、黒猫さんが見張っているようにも見えますね。
ウェイト版では、布の代わりに二本の柱が建っています。聖書に出てくる、ソロモン神殿の入り口の柱、Boaz と Jachine だと言われています。
ペイガンキャッツは、その名のとおり、ペイガンに準じた絵柄に、ウェイト版は、キリスト教やカバラを意識した絵柄やストーリーになっていますね。
このカードに共通しているのは、人間も猫さんもまっすぐとこちらを見つめているところ。
どちらも、凛とした女性の強さがうかがえるカードです。
ペイガンキャッツタロット付属の冊子では、以下の解説があります。
"Knowledge that can only be gained and understood through direct experience. Foreknowledge is not possible because experience is esential. R: Someone is hiding something." ©2010 Copyright Lo Scarabeo
「経験を経てのみ習得、理解できる知識。何かを理解しようとするとき、経験は必須であり、物事を経験なしに予測することはできない。逆位置では、誰かが何かを隠している。」訳ルビー

