雪東京特別公演Samourai(サムライ)を1月14日()15時公演、1月15日()15時公演の2回観劇しました。


作・演出が谷先生なので、あまり期待しないで観たのですが、原作がきっと面白いからなのでしょう、なかなか楽しんで観ることができました。


鏡獅子で始まるのは、お正月公演らしく華やかで良かったと思いますが、本編には余り関係ないですよね…ちょっと疑問だったもので。


前田正名氏は実在の人物で、このお芝居の中では死なないことが分かっていたけれども、正名とマリー以外(モンブラン伯爵も実在の人物なので、死なないはず)は、ほぼ全員死んでしまうのは、お正月公演には相応しくないのではとも思いました。


ベルサイユのばらの演出をしている谷先生だからかもしれませんが、ちょっとベルばら風なところがありました。音符ラ・マルセイエーズを歌うチプリアニには感動したので、まぁ許せるかと思いました。(←上から目線)


気になった方々を順不同で。


先に書いたチプリアニ役の香綾しずるさんが良かった。出ていない弟たちが息づいてそこにいるようなお芝居でした。


そのチプリアニを「チプ公」と呼ぶ渡会晴玄役の早霧せいなさんも暗くなりがちな話にちょっとした明るさをもたらしてくれるお笑い担当がハマっていました。「ショパン」を「チョピン」と読んでしまうのも、何だか早霧さんだから許せてしまう感じがしました。


その場面で、「ショパンだ」というフルーランス少尉役の緒月遠麻さん、包容力を感じさせるセリフの言い回しに感動しました。


音符さくらんぼの実る頃を歌う透水さらささんが良かった。優しい歌声で、シャンソン特有の哀愁というか切なさを感じさせてくれました。


ジャン・ルイは一度も登場しなかったけれど、きっとこういう人なんだろうなと思わせたレティシア役の花帆杏奈さん、ちょっと恐そうだけれど気持ちが温かいブランシェ役の涼花リサさんも良かった。


あと、下級生に気になったのが、物語の導入部で音符モン・パリを歌ったアイヌの娘アシリレラ役の花瑛ちほさん。歌声が綺麗なので、本公演でもっと使われるといいなぁと思いました。


ラストシーンの吉崎先生作曲の歌は、音月さんの歌声に合っていて、ドラマチックで良かったです。同じく吉崎先生作曲で、亡くなられた小林公平先生作詞(公文健名義)の音符白い翼を下さいを歌った舞羽さん、ロミオとジュリエットのときは歌が上手くなったと思ったのに、何だか逆戻りしてしまったような感じが…もうちょっと頑張ってねと思いました。期待しています。


1回目の観劇時に近くに原作者の月島総記先生が座られていました。正名と龍馬の客席降りのときに挨拶をしていたので、どなたがいらしているのだろうと思ったら月島先生でした。舞台を観ながら、原作を読んでみたいなぁと思っていたところだったので、ちょっと嬉しかったです。