ミュージカルボニー&クライドを1月9日()17時30分公演と1月13日(金)18時30分公演の2回観劇しました。


昨年のフランク・ワイルドホーン氏のコンサートで、ボニー&クライドの楽曲に触れたこともあって、上演を楽しみにしていました。


映画「俺たちに明日はない」と荻田先生の凍てついた明日-ボニー&クライド-を見ている者としては、物足らなかったです。曲や出演者の方々の歌唱は文句ないのですが、1曲自体が長い。だから、ストーリーにスピード感が感じられない。この当時のアメリカは禁酒法や世界恐慌で荒んだ頃だと思うのですが、そういう切迫感や虚無感が感じられないのです。


ボニーとクライドが出会ってから、銀行強盗をするまでが長いし、なので、二人での銀行強盗も1回きりしか舞台ではなくて、あっという間に射殺されてしまうのです。だから観終わったあと、「えっ!?」と思ってしまう、感動も何も残らない感じでした。


あと、ボニーがクライドと実際に出会ったときは20歳で、クライドはボニーの1歳上なのですが、濱田さんと田代さんは、どうしても濱田さんがお姉さんに見えてしまうし、田代さんの童顔は堕ちて行く雰囲気が感じられず、とても残念でした。


ただ、今回のミュージカルで良かったと思う点は、クライドの兄バックの妻ブランチがしっかりと描かれていたところ。敬虔なクリスチャンで、実際は77歳まで生きたとのこと。アフタートークでも白羽さんは、そんなようなお話をされていました。


今になってみると、荻田先生の凍てついた明日は本当に傑作だったなぁと改めて思いました。初演ではボニーとクライドの間に愛があったのに、再演ではそれが感じられず残念でした。見たいときにいつでも見られるようにレコーダーのHDDの中に初演の舞台中継を録画してあるので、近いうちにまた見てみようと思いました。


荻田先生が参考にされた本が、ダイジェスト版になって新たに出版されていたのを今回いろいろ調べている中で知りました。

荻田先生は、これの元の書籍を参考にされています。



<主なキャスト>(プログラム掲載順)

ボニー・パーカー:濱田めぐみ


クライド・バロウ:田代万里生


バック・バロウ:岡田浩暉


ブランチ・バロウ:白羽ゆり


テッド保安官補佐:藤岡正明・中河内雅貴(ダブルキャスト)


ヘンリー・バロウ:中山昇
シモンズ刑務所長:芝崎健太
クロウソン看守:戸室政勝
ジョンソン保安官補佐:ヨウスケ・クロフォード
ファーガソン州知事:徳垣友子
アンジェラ:家塚敦子
クレア:保科由里子
エレノア:宇野まり絵


キャミー・バロウ:明星真由美
ヘイマー特別捜査官:岸祐二
牧師:つのだ☆ひろ
バド保安官代理:戸井勝海


エンマ・パーカー:池田有希子


シュミット保安官:木場勝己